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リスクを学び対応する

災害リスクを知る
 国土交通省が運営する ハザードマップポータルサイト を使えば、自宅や地域の災害リスク(洪水内水・土砂災害・高潮・津波)を確認できます。ハザードマップにリスクが明記されていない災害リスクが低い場所の丈夫な家で暮らすことが、何よりの災害対策です。
 ただし、多くの人が暮らす生活の利便性が高い都市部は、ハザードマップで災害リスクがなくても、災害リスクが高い場所です。
 災害時は電気や水道等のインフラも、食料を運ぶ物流も止まります。
 東京は中心部を取り囲むように木造住宅が密集し、大規模災害時には火災延焼が想定され、避難も容易ではありません。
 まったく災害リスクのない場所など、日本にはありません。
 自宅は当然、日常で行動する範囲の災害リスクを知り、準備することが求められる時代になっています。

避難所へは行かない
 
避難所へ来る人は、怒り・悲しみ・不安・恐れ等の負の感情を持ち、被災直後は水や食料などの物資も不足、殺伐とした雰囲気となり、盗難・暴力が横行します。そもそも大都市部では、人口に対して避難所の空間も設備も備蓄も圧倒的に足りません。
 トイレは長蛇の列、たどり着いても便尿が便座から溢れて紙も無い状況で、諦めて木陰で排泄している所を狙われて性被害に会うなどの状況が被災地では多発していますが、被害者は羞恥心から言い出せず、警察も捜索に人員が裂かれ十分な機能を果たせないため、多くが泣き寝入りになっているのが現実です。
 避難所は、外出先で被災し、自宅に戻れない場合のみ、雨風を凌ぐために、やむを得ず利用するものと考えてください。

災害リスクに対応する
 住み慣れた自宅を避難所化することが、最高の災害リスク対応です。
 土砂災害警戒区域から自宅を動かせないのであえば、鉄筋コンクリート造にする、擁壁を作ることも、リスクを承知の上で妥協した災害リスク対応と言えます。
 自家用車で車内泊をできる準備をしておく場合も災害リスク対応ですが、どのような災害の時に自家用車に避難するのか、どこに停車させるのか、複数の選択肢を同居人で共有するなど、対応が複雑化します。
 外出時、最低限にせざるを得ない避難セット作りも、災害リスク対応です。
 100人いれば、100通りの災害リスク対応があります。
 情報を鵜呑みにせず、自分で学び、対応することです。
 私は、私なりの学びを、これから少しずつ書いていきます。
 一緒に学び、対策して、災害に備えましょう。

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