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四柱推命の読書記録メモ

これまで四柱推命の勉強のため読んだ書籍を記録します。
随時更新予定。

四柱推命を書籍で学びたい人の参考になれば幸いです。


泰山流 関連書籍

泰山流四柱推命学入門 著:伊藤泰苑いとうたいえん

じっくり読んで噛み砕きたい本。

中級者向けで、四柱推命の用語をそこそこ知っていれば読めます。

刊行されて年が経っているため、現代の書籍と比べると言葉が古かったり図説が少ないです。後述する粟田泰玄氏(伊藤氏のお弟子にあたる方)の書籍のほうが読みやすいかもしれません。

阿部泰山氏から直接推命学を教えられた方なので、当時の泰山氏の人物像を伺い知ることができます。
限られた古本屋でしか購入できないため、私は図書館で借りました。

「たかだか数百ページ(この書籍のこと)を読んだからって人間の一生を計れると思わないでほしい」
「本当に四柱推命を理解したいのなら、師匠(伊藤氏)が以前執筆した本(「四柱推命学の要訳」という書籍)に加えて、「阿部泰山全集」を読みなさい

著者のお弟子さん、粟田泰玄氏より

明解・四柱推命学 基礎編 著:粟田泰玄

教師出身の著者だけあってわかりやすい!

著者の粟田泰玄あわたたいげん氏は、上述の伊藤泰苑いとうたいえん氏のお弟子さんにあたります。
日本推命学館を立ち上げ、たくさんの鑑定士を世に輩出されました。

こちらの書籍は「泰玄流」として、日本推命学館の教科書に採用されています。著者の粟田氏の長年の教師経験を活かされた、初心者でも分かりやすい内容です。

貴重な書籍でそこそこ高価なため、図書館で借りて拝読しました。

明解・四柱推命学 応用編 著:粟田泰玄

基礎編から続く応用編です。
基礎編を読まれたらぜひこちらも合わせておすすめしたいです。

基礎編ではっきりとしなかった旺・衰・強・弱のみかた、格のとりかたなど、より専門的な分野に言及しています。
各章に命式の例が複数記載されているため、実際の鑑定の参考になります。

明解・四柱推命学 実践編 著:粟田泰玄

基礎・応用に続く実践編です。最終巻になります。

こちらはほぼ命式の例題のみ取り上げられており、初心者向けではありません。膨大な命式のパターンがあり、何度も読み返して理解する必要があります。

図書館で借りて読んだため、入手は難しいです。

その他の書籍

恐いほどよく当たる四柱推命 著:黒川兼弘

ライトでお手頃な四柱推命本。

本書内で「黒川式」と著者が銘打つように、一般的な日本式四柱推命に著者独自の解釈を踏まえている推命本です。

個人で四柱推命を鑑定して楽しみたいという方にはぴったり。命式の出し方から鑑定方法、性格・仕事・恋愛運まで初心者が気になりそうなポイントがすべて詰まっています。

Amazonでも取り扱いがあり入手難易度は低め。広く浅い内容のため、独学で鑑定ができるようになりたい方には不向きかも。

日本で一番わかりやすい四柱推命の本 著:林秀静

これ1冊あれば間違いない。

いろんな流派に書籍があってややこしい!結局どれを選べばいいの!?って迷う人におすすめしたい本。

命式、大運・年運、身旺・身弱、用神・忌神の出し方に触れています。日本式の四柱推命ではなく、中国や台湾式を採用しているのが特徴です。
手っ取り早く四柱推命の歯がゆい部分に手を出せて、初心者でも大体の推測ができるような解説が加わっています。

分厚い書籍が多い中軽めの重さで、カラーの図説もわかりやすい。四柱推命の成り立ちや仕組みについては省かれているため、「なんでこうなるの?」の問いには答えづらい。「そういうものです」って感じ。

四柱推命関連の書籍の中では新書に入るので、比較的手に取りやすいのもGOOD。

四柱推命教本 流派を超えた四柱推命の鑑定法が身につく 著:中島多加仁

わかりやすいけど癖の強い著者。

そもそも四柱推命とは?流派の違いとは?という四柱推命初学者の疑問あるあるに答えてくれる本。著者の中島氏の言葉をざっくり借りると、「四柱推命の本でまともなのは林秀静氏の書籍(上記で紹介済み)くらい」とのこと。

ここでいうまともな教本とは、四柱推命が誕生した中国・台湾式の教えを継承している推命学書のこと。中島氏は中国本土の推命論と日本式四柱推命を明確に線引しています。

一般的な「月律分野蔵干」とは違う表を取り上げているなど、他の書籍とは違った角度から勉強できる1冊。四柱推命の「なぜ」を解消したい人にはおすすめです。

電子書籍なのでスマホやPC、タブレットから購入できてどこでも手に入ります。著者の方は原宿で占術の経営もしている現役の方なので、いつか鑑定をお願いしてみたい。

基礎からわかる四柱推命学の完全独習 著:三木照山

分厚すぎて全部吸収できたら達人レベル。

情報量だけで言うなら上記の泰山流の書籍を除いて一番でしょうか。独特な言い回しが多く、何度も読んで噛み砕く必要があります。

著者の三木氏は阿部泰山流の泰山氏の弟子から師事を受けたそうですが、泰山流の書籍では不明瞭だった身旺・身弱や日干の強弱について点数を設けた合理的な仕組みを用いているのが特徴です。

陰陽五行のバランスや旺衰強弱について鑑定の経験がなくても白黒はっきりさせられるのがありがたいですね。特に調候用神についてはかなりのページ数で各干×季節ごとの解説を交えているので、季節感を捉えるにはもってこいの1冊

大きめの本屋さんであれば見かける手に入りやすさ。紫の分厚い背表紙が特徴です。

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