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パルプスリンガー辛い鍋メント回・13・

「む……待ってくれ皆。そろそろ終電が気にかかる時間だ」
「あ、ホントだ。四時間もあったのにあっという間だったね」
「真夜中にソウルアバターぶっ飛ばすのは、危急では無い限り避けたい」
「うんうん、近所迷惑だもの」
「いやー、楽しかったですよ。これて良かった」
「パルプの神に感謝」
「また次の機会があれば……今度はあるとしたら5月の初夏コミケか」
「そん時は僕も出れそう、抽選通ればだけど」
「コミケの抽選は狭い枠だ……」
 口々に今回の集まりの楽しさを名残惜しみつつ、自分たちのカバンを背負う男達。
「R・Vは次も出るんか?」
「原稿は揃ってるから、後は抽選通れば出れるはずだ」
「ほっほう!精力的でいいこっちゃ!」
「J・Qは出さないんです?」
「ワシもそろそろ考えようかのう」
「皆が出す時は手伝いますよー」
 雑談を交わしつつも、駅までのドヤ街を進む面々。既に深夜にさしかかっているが、駅につくと多くの人でまだまだ賑わっている。
「それじゃ、またNoteで」
「ああ、皆も気をつけてな」
 口々に別れを告げると、それぞれの家路に繋がる路線へと去っていく面々。また次の機会もあるとはいえ、なんとはなしに祭りの後めいた一抹の余韻があるのであった。
 なお、黒尽くめに関しては最後の路線で終電が終わってしまい、結局タクシーに頼ったという。どっとはらい。

空想日常は自作品のワンカットを切り出して展示する試みです。
要するに自分が敬意を感じているダイハードテイルズ出版局による『スレイト・オブ・ニンジャ』へのリスペクト&オマージュになります。問題がない範疇だと考えていますが、万が一彼らに迷惑がかかったり、怒られたりしたら止めます。

現在は以下の作品を連載中!

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ロボットが出てきて戦うとかニンジャとかを提供しているぞ!

#小説 #毎日投稿 #空想日常 #掌小説

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