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文学フリマで考えた&ミムコ最強伝説

2023/5/21文学フリマ東京に行ってきました!

私はコミケ(コミックマーケット……主に漫画二次創作の同人誌即売会)には大昔に何度か行ったことがあるのですが、文学フリマ略して文フリは初めての参加でした。
見てまわって色々考えました。
なんかこうした方がよくね?みたいな。それを記事にしたいと思います。

まず、めっちゃ丁寧な公式HPのチェックをおすすめ↓

【文学フリマの楽しみ方】 https://bunfree.net/attend/

(上記サイトから転用)


会場は流通センター。
(モノレール内の次の駅表示で、中国語が「流通中央」w)
東京モノレールには何度か乗ったことあるんですけど、満員電車並みの混みっぷりで、そんなことは初めてだったのでびっくり。
空港に用事がある人は運が悪かったですね……という感じ😅

入り口の看板

入場開始20分前くらいに着いたんですけど、すでに第一、第二会場にわかれて並んでいる人、人、人!
とりま、カラスのお目当てはミムコ&紫乃&つる・るるるさんチームの「ノトコレ」ブースだったので(隣はさわきゆりさん)
第一会場に行く必要があったんですけど、並ぶ列がどっちかよく分からず適当に並びました。幸い曇りの日でしたが無風だったので、蒸し暑かったです。

①暑い時期は扇子&ミニタオル&日焼け対策、寒い時期は使い捨てカイロなどあると良いかも


入場開始して無料カタログを受け取り、会場入りしたはいいものの、私が入ったのは「第二会場」でありました。
事前に調べてればわかったと思います。人生ぶっつけ本番で生きてるカラスはこういう失敗をよくする。

焦るカラス。第一会場に行くにはどうすればいいのか、しばしウロウロ。
えーっと、カタログの配置図によれば、(臨時店舗の)コーヒーショップの近くに通路があるはず……
まあでも、ちょいとここをまわってみようか。

ずらりと本が置かれた卓が並び、その後ろに売り子が座っている様子はまるっきしコミケ。デジャヴがすごい。
コミケとの違いは入場券が要らない(入場無料)ことと、コスプレイヤーがいないこと。比較的、年齢層高めなこと(ボリュームゾーンは30〜50代か)、女子が圧倒的に多いコミケに比べて男女比率がほぼ半々なこと。(※ざっと20年以上前の記憶なので今は違うかも)

(公式HPより)

やっぱり、入場開始直後の来場者は関係者が多いもよう。
各ブースでは挨拶大会が繰り広げられておりました。
つまり……一般のみなさん関係ないブースは基本は素通りなんですよ。だから出品者としては、用事が済んだついでに冷やかしてまわる人たちにどれだけアピールできるかの勝負だなと。

ただ単に、商品を卓に平積みしただけでは関係者とファンしか来てくれない。なんもせんでも買ってくれる層は考慮する必要はありまへん。一般のお客は一卓につき0.1秒くらいしか目を止めません。
最低でも、立ち読み用の見本を立てておく道具+商品のカラーポスター
は必須だと思いました。
ポスターは卓の前に貼る用と、卓の後ろに看板として出す用、2種類あるとなおよし。
卓の前のはインパクト重視でビジュアルメイン、後ろのはビジュアルにちょっとした説明を添えるなど(学園ホラーアンソロジーとか、○○二次創作○○カップルとか)

②0.1秒で気を惹く2Dビジュアル要素は絶対に必要。
それを立体的に見せる工夫をしよう。


あとですね、これは女子が特にそうだと思うんですけど、本以外のものがあった方が目を留める率上がると思います。売り物じゃないオブジェやぬいぐるみをディスプレイしとくでも良いけど、できれば魅力的な商品があると良い!それも紙じゃない商品、缶バッジとか小物とか、かさばらないもの。
こういうところにわざわざ来るお客って、既製品ではない、ここにしかない物を手に入れたい、限定の手作りのモノが欲しいって人が多いと思うんですよね。
「わざわざ来た甲斐があった!これSNSにアップしよう」
とか考えている人は多いと思う。
数はなくても良いんです。グッズが売れなくても、立ち止まってもらえるだけでもデカいんです。
(※販売物に関しては文フリルールがあるようです。上記サイト参照)

③なるべく紙以外のグッズを置こう。
(女子受けするもの。置く本のコンセプトに沿った展開なら、なおベター)

卓をみて回ると、商品の概要が記載されたチラシを渡してくれるところも多いです。
こういうの良いよな、と思いました。
もらった時はスルーでも、後で休憩してる時にでもチラシをみて「ここ、気になる。行ってみようかな」となるかもしれない。で、カラスがもらったのはこんな感じ↓

手作り感が良い…けど

さてここでも考えた。チラシには「ブースの番号」と「商品の紹介」がある。用は足ります。そうなんだけどさ……
なんかねモノクロなんだよね!経費削減だろうけど、うーん。購買意欲湧くかな?
もらう人はたくさん貰っているぽいんですよ、チラシ。だとすると、貰っておいて目を通さないまま捨てちゃうチラシも結構あるんじゃないかな。
チラシを受け取ってもらうための差別化、後で見てもらいやすい差別化をできたら効果倍増ではないか?

④チラシかフライヤーを用意しよう。
(なるべくなら色が欲しいが、モノクロでも目を惹くキービジュアルがあると良いんじゃないか)


こちらは以前の文フリに出展した「個人文芸サークル『波の寄る辺』」さんのサイト↓
下記にフライヤーの画像がありました。
カラー+短い紹介。こういうのがあると良いですよね。お手本のようなフライヤーだと思います。

見た目に綺麗で分かりやすい



……てなことを考えながら、ようやく第一展示場への道を発見して連絡通路を通り、目当てのブースがある会場へ。会場の配置図はこちら↓
見よ!このびっしり並んだ文字と番号!
小さくて見にくいと思うけどアルファベットの横、縦に並んでる細かいナニカがブースの番号。
広さの感じわかります?ね、こういうところをまわっていて、いちいち個々のブースをしっかり見る暇ないのは、しょうがないというか。

画像の下部に出入り口あり


ノトコレチームとさわきゆりさん、うめおかかさんのいるところを拡大したのがこちら↓

ミムコさん作の案内図。入り口からの動線まで


……なんてわかりやすいんだ!(闇カラスは鳥類のくせに方向音痴だ)

noteでも他に文フリ出展してる人、たくさんいらっしゃいますけど、ここまで丁寧なブース案内を記事にしてる人はミムコチームくらいでしたよ。
カラスのように、文フリ初めて&方向音痴って人もいますからね。こういう心遣いはありがたい。そして……

今までのことを踏まえて始めます、ミムコ最強伝説!


ようやくたどり着いたカラスは、ミムコチームとさわきゆりさんにご挨拶。
ブースの写真を撮っておけばよかった!と今になって後悔しきり。
しょうがないのでミムコさんお手製の「設営予定図」を貼ります。


──ここで振り返ってみましょう。

②0.1秒で気を惹く2Dビジュアル要素(+立体)
③紙以外のグッズ
④チラシかフライヤー

②と③は完璧ですよね!

手作りのバッグがカラフル。缶バッジも可愛い

実際、この「レフィル式小説」に目を止めて、立ち止まる人が後を立ちませんでした、まじで。ミムコさんたちはお昼を食べる暇もなかった様子。
さっき会場の広さ、見たでしょ?それってすごいことですよ。

ちなみに通路を挟んだAの島に「MARUZEN &ジュンク堂」さんのブースがあって、そこの担当の人が、わざわざこっちのブースまで来てミムコさんと紫乃さんに話を聞いていました。(名刺も交換していました)

運も良かったと思います。
会場配置図を見ると、画像の下が出入り口で、画像の上部にもスペースがあることがわかります。島全体をぐるっと囲むように広めの通路がある。
この通路は会場に入ったほぼ全員が、必ず通る道になってるんですよ。
「島」と「島」の間の、縦の通路は、そこに用事がある人しか通らないんですよね。つまり「島」の端っこはめちゃ有利!カドを使えるので、横向きにも展示できる。上の設営図の左に表紙のデザインが並んでますけど、それは現場では右向き……つまり通路を通る人の方に向いてました。立体的に展示する工夫があってこそですが、かなり効果的でしたよ。

(画像はミムコさんからお借りしました)
デザインそのものも、無難かキャラクターかの二択の中で、ひときわセンスの良さが光っていました


まあここまででも、ミムコさんすげーって感じですよね。

で、④はというと、ブースにはこちらがありましたよ。

・フルカラー名刺大のフライヤー(持ち運びを考えてこの大きさ!)
・マスク文庫(マスクしてる人多数、使える!しかもnoteの宣伝にもなる)
・カラーのしおり(ここにnoterさんの宣伝が入っている芸の細かさ)

しおりが手元にないの

でもって。
ノトコレって、パーツを買って組み立てる作業が必要じゃないですか。本だけじゃなくて。他のブースでは買うと、そのまま本を渡して貰って終了だったんですけど、ここでは買うとこんな感じに。

ノトコレセットだよ

そのまま持ち運びできる取手付き袋と、中身が折れたりしないように厚紙の台紙(キービジュアル付きだ、しかも)。

芸が細かい!

気配りがきめ細かすぎて、もはやミクロサイズ!

なんですかねーこのプロい感じ。いやミムコさんはイラストレーターさんでプロだけど……文房具メーカーの商品開発の人レベルでは?いや電通レベルでは?
note公式さんここに有能な人がいますよ!今すぐ雇ったほうが良いですよー

しかもマスク文庫。
フルカラーイラスト付き&短い文章付きで、手にした人がすぐに見てくれる仕掛けが満載、マスクケースとしても使えるという。(前述したようにカラーのチラシかフライヤーを配っているところはあまり無かったので)
直接、このブースの宣伝にはならないが、noterさんの宣伝になる!
これは絶対配るべき!
と思ったカラスは、ちょっとだけフライヤーとしてマスク文庫を配る手伝いをしました。せっかく通路沿いという絶好のポジションなんだから、活かさない手はない。
帰るまでに全部、配り終わりましたよ。文章と絵が逆向きに印刷されてるじゃないですか。受け取った人が「あれ?これなんだ?」みたいな感じで見てたので、最低でも文章は読んでくれると思う。さらにnoterさんのページにアクセスしてくれる人がいたら良いなあ。

──というわけで。
色々と学びが多かった文フリ東京でした!

ミムコさんの「ノトコレだよ文フリチャレンジ」はマガジンにまとめられていますので、この後、文フリに出る予定だよって方は参考になると思います。
マガジンのリンクはこちらです↓


ちなみに。
秋さんと、うめおかかさんのところにも挨拶に伺いました。
秋さんのところでゲットしたのはこちら

爽やかなデザインも好み♡

さわきゆりさんと、うめおかかさんの所ではこちらをゲット

かわいいでしょー

他にもいろいろ買いました。
私のデザインの好みを反映してるなあ

楽しかったです!

さあみなさんご一緒に。

「ミムコ最強かよ!」

(タイトル回収)


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