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「自分を磨く」の話。
注:この記事は2021年8月に別媒体で投稿したものの再録です。内容に情報の古さがあったり、現在との相違点があることをあらかじめご了承ください。
今日こんな記事を目にして、思わずギクッとしてしまった。
「コロナ禍で日本人は学ばなくなった?」という、センセーショナルなタイトルがつけられている。
どんな記事かかいつまむと、コロナでリモートワークがデフォルトになって可処分時間が圧倒的に増えた反面、個人の学習時間が「減っていた」とのこと。
むむむむ、だ。
自分を例に取っても、去年からの有り余る時間と給付金つかえば資格の1つや2つは取れるような気もする。しかし現実には、ギターの1コードも習得してないくらいに何にもしてない。
「ピア効果」という言葉がある。
無意識に周りの人間から刺激を受けて自分も頑張る=生産性を上げるということで、従前まではそれが当たり前の状態だったが、コロナを機にそうではなくなりつつあるという。
これは労働経済学においては非常に重要なことだそうだ。
目下、コロナで世界的に切磋琢磨する必要がなくなり、同時に「生産性が上がらない」構造になってきた。しかし、その一方で「最低賃金を上げる」というコンセンサスになりつつある。
給付金の上乗せ給付のある米国などは日本よりも顕著なのだけど、これって大いなる矛盾だろう。
それを実現させるには雇用者を減らすという選択肢しかないのではないだろうか。
さて、そう考えるとそこからMMT理論に話は展開するのだろうけれど、ちょっと勉強不足でよくわからないので…今日はこれくらいに。
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