見出し画像

「すまいざごうよはお」。

・1秒間に
人は93mlの空気を呼吸し…
心臓が1回脈を打ち、60mlの血液を体に送り出し…
世界に420万トンの雨が降っています。


・1秒間に
地球は太陽のまわりを29.8km進み…
22人が観光のために国境を越えて旅に出て…
体育館32棟分、39万m3の二酸化炭素が排出されています。


・1秒間に
世界最大のハンバーガーチェーンに532人が来店し…
テニスコート20面分、5,100m2の天然林が消失し…
テニスコート5面分、1,414m2の土地が、緑を取り戻そうとしています。


・1秒間に
0.3人、4秒にひとりが飢えによって命を落とし…
5歳以下の子ども48人が汚染された水や食糧で下痢になり…
ペットボトル3,500本分のミネラルウォーターが生産されています。


・1秒間に
ハチドリが55回はばたき…
太陽系が銀河を220km進み…
人口が2.4人増えています。
1秒の世界―Global Change in One Second / ダイヤモンド社)

生まれてから今日まで、
「おはようございます」という言葉を何回言ってきたか、
あなたは覚えていますか?

普通に生きていれば、
何千回とか、何万回って回数、
毎日繰り返し使ってきたフレーズだと思います。


だけど。

それだけ日常に浸透していて馴染みのある言葉でも、

「すまいざごうよはお」と逆さまに表記するだけで、
人から「おや?」と思われたりします。
真新しさとか違和感を感じるようになるんですね。


実際、(これは裏メルマガのバックナンバーなんですが)

「すまいざごうよはお」という件名を見て、

「なんだなんだ?」と思いながらメールを開いてくれた読者様もいると思います。

あなたもそうだったら嬉しい。
それなら、僕の思惑通りだから。笑


コピーライティングの世界では、
しばしば「3秒ルール」なんてことが言われています。

そのページが開かれてから
3秒以内に相手の興味を引かなきゃいけない
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さもなければ、閉じられて続きを読まれずENDです。


「活字離れが著しい」
なんてイメージ先行で取り沙汰されがちな今日この頃ですが、
どうやら、有識者の見解は違うようです。

紙に印刷された文字に限定しないでいいなら
「現代」がいちばん文字を読む時代と言われています。


TwitterとかのSNSは
ユーザー同士の交流の場としておなじみですが、

・他人の書いた文章を読む。
・自分の書いた文章を読み返す。

これが交流のための
中心的なアクティビティになってますよね?


これはずっとそうで、SNSといえば、

mixi(1000文字程度の日記)
→Twitter(140文字の文章)
→YouTube(長めの動画)
→Instagram(写真)
→TikTok(短めの動画)

・・・と、時代が進むにつれて
「文字数が少ない」ものがどんどん持て囃されるようになってます。

ところが、どれだけSNSが変わっても、
交流のために使われるのは
相変わらず「コメント欄」。結局はテキストなんです。


ってか、

「現代が最も文字を読む時代”だからこそ”
楽に体験できるショート動画が流行ってるんだと思う。

(そしてお次は、画面を見なくてもコンテンツの体験価値を損なわない音声ブームです)


「現代がいちばん文字を読む時代」どころじゃない。
動画にしても音声にしても、情報多すぎですもん。今って。

人って暇じゃないんです。
僕たちは莫大な数の情報の中の1つとして「選ばれ」なきゃいけない。


・・んで。

さっき言った「3秒ルール」なのですが。。。

これ、ライターとして文章書いてて、
サイトの直帰率(アクセスしたものの速攻でページを閉じる率)なんかを調べてると、

「3秒もなくね?」ってのが、肌感覚です。

「1秒くらいに減ってね?」と思ってます。


読者を振り向かせるためには、
自分の書いた文章が、読者とエンカウントした最初の1秒が勝負。

その1秒で興味を持ってもらわなきゃいけない

・冒頭から先の文章を読ませるのも
・動画の再生ボタンを押させるのも
・音声の再生ボタンを押させるのも

ぜんぶ、文章にかかってるし、
最初の一文を読まれるその一瞬にかかってるんですね。


たった140文字のTwitterの世界でもそう。
「最初の10文字が勝負!」です
人って、1秒で140文字も読めませんから。


僕は常に、この1秒の世界で戦ってます。

・今回の「すまいざごうよはお」ってタイトルの裏メルマガもそうだし、

・さよ赤の「僕だって健全な成人男子。風俗店にくらい、行ったことあります」の書き出しもそうだし、

・SW2のこのヘッドコピーだってそう。
「参加資格:サルじゃないこと。以上!」

この一文がスベったら、
その先にどんな素晴らしい文章を綴ってもアウトです


僕の文章は誤字脱字が多いでおなじみですが
そんなもん最初の1秒の重みと比べたら、なんにも気になりません。

いや、読者さんは気になるだろうけど。笑


1秒で0か1以上になるかが決まる。

だから、そのためには手段を惜しみません。


自分のセールスを決めるために、
「うんこ」という件名のメルマガを書いたことも過去3回あります。

(30代後半の男がメールの件名にしていいフレーズじゃないw)


それもこれも「1秒を逃さないため」。

僕は、少なくとも意識の上では常に、この「1秒の世界」で戦ってます。

世界中の森羅万象が1秒でわりと変わるのと同じで、
KOTOBAの世界もシビアです。


そして、

人から「文章うまくなるにはどうすればいいですか?」と聞かれたとき。


「1秒でぜんぶ決まると思って、
とにかく書き出しに全力を注いでください」
ってアドバイスすると、

そのあとに、その人が書いてきた文章は
アドバイスする前とは「別人が」書いた文章になってることもしばしば。


なんなんだろうな、あれ。。

言葉に殺気が宿る感じ、、何度体験してもおもしろい。


こんなふうに、心がけ1つで、
ガラッと文章の雰囲気って変わったりするので

もしよかったら、ご参考にされてみてください!


ではでは。

Have a Nice Day!


PS.

ここまでドヤ顔で書いておいて、

「すまいざごうよはお」で開封してくれた人少なかったら超サブいな・・・w


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?