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【86-エイティシックス】第18話の感想

第18話の感想まとめ!

・86をモルフォ討滅に向かわせることについて、「一年越しの消毒じゃないと言い切れるよね?」と聞くエルンストの態度が怖い!あくまでにこやかに明るく話すところが、危うい人感ある。エルンストがこういう人になるまで、どんな背景があったんだろう…と思う。すごく重い過去を背負ってそう。

・眼帯のおじさん(アルトナー)が、グレーテに「86を死者と重ねている」と指摘した時に、「だから何?」って言ってるグレーテ好き。重ねてたとしても、86に悪い対応してないからこそ、良い。

・ナハツェーラお披露目時に、フレデリカが「開かずの扉であったなら開けずとも良いものを」って言うのすごくわかる。良くないこと起こりそうだから開けたくない派。

・ナハツェーラの大きさや形の存在感が怖くて迫力ある。あの不気味さアニメで出せるの好き。飛び立つ時の火力もいい。地面効果翼機ってのも設定が怖すぎて良い。鳥取から京都の地上での旅が30分で済むらしくて、地を走る飛行機。

・フレデリカが「仮に勝てても、どうやって帰還するつもりじゃ!」と、誰もが帰還不可能なことをわかって言わなかったことを指摘…。自分も同じことを言いたくなると思う。86を特攻で死なせる前提の作戦なんて許せない。「まさかそんな作戦ではないよな?必ず帰るよな?」って。

・↑のフレデリカの指摘を軽くかわし、シンがナハツェーラの操縦者について話題を変える。グレーテが操縦は私だというと、みんなが茶化して、和気あいあいとした雰囲気に…。そんな中、フレデリカは1人沈痛な面持ち…。どんなに今の雰囲気が明るくなっても、これから待っているのは決死の特攻作戦には変わらないから、笑えないよね。フレデリカと同じ気持ちになれそう。

・部屋でフレデリカとシンが口論するシーン、めちゃくちゃ辛くて好き。オープニングのフレデリカの泣き顔がアップになるシーン、いつも泣きそうになるんだけど、このシーンはそこと同じ感情になる。

・色々と理屈をこねて、86を残して首都に帰りたくないと主張するフレデリカ。フレデリカが、キリに縁があるのは自分で、86がこの作戦で死ぬ必要はないと言うと、シンは「なぜそこまで86を後方に下がらせたいのか。本当はお前の騎士が撃たれるのが怖いんじゃないのか」と怖い顔で詰めてくる。恐れや不安と必死に戦う幼い女の子にそんな酷なことを…て思っちゃった。笑 シンが優しいのはわかるけど!

・もう必死にいろんな正論や理屈を言って、なんとかシンを引き止めようとするフレデリカの声が、すごく悲痛だよ…良いシーン…。理屈が通じずどうしようもなくて、「わらわが行くなというのだから従わぬか痴れ者め!」とただのわがままが出るのわかる。声がまたいい。

・「そなたは兄君に行くなと言わなんだことを後悔しておるのであろう!口に出せないまま兄君が死地に赴いたことを今でも!それなのになぜそなた自身が兄君と同じことをしようとするのじゃ!」このセリフめちゃ泣いた。相手の過去をみれるからこそ、シンが一番言われたくないだろう兄の話を引き合いに出してまで止めようとするの、もう最終手段感あって辛い。すごく胸が痛い。

・シンが振り返った時、フレデリカが涙をたくさん流しながら、それでも目をしっかりと開いて真っ直ぐにシンを見て「行くでない…シンエイ…」と訴えるシーン、悲しすぎ。ここが、オープニングのフレデリカの顔アップで泣けるシーンと気持ちが同じだった。泣いて目をつぶったり、俯いたりせずに、涙を流してもしっかり前を見て、シンの目を見て伝える必死さが、強くて悲しくていいよね…。

・ドアノブを握るシンの手を引き止めるように、フレデリカがシンの手をつかみ「シンにキリのように死なれたくない、もう人が死ぬのは嫌じゃ…また兄様を失いたくはない…」と本音をこぼして泣くフレデリカ…。絶対に失いたくない大切な人が、明日戦場に死にに行くとわかっていたら、どんな手を使っても何を言っても引き止めたいと思うよね。それでもドアノブを離さないシンと、諦めたようにシンから手を離すフレデリカ…。モルフォ討滅作戦において86はあまりに重要で、特にシン抜きでは成り立たないから、シンの出撃は逃れられない…。わかっているけど許せなくて、必死に引き止めるけど、やっぱり現実は変えられない…胸が痛いよ〜。フレデリカ…泣

・作戦当日の朝、これから死地に赴くとは思えない普段通りの様子の86…が86らしいよね。いつ死んでもおかしくない戦場に向かうのが当たり前なんだなって。

・エルンストが絶対に帰ってきなさい、全員でって言うとこ急に真剣で好き。それに答えられない86も悲しい。

・86との無線切れた後、エルンストが「帰ってきなさい…そうでないと、この世界を滅ぼしてしまうよ」とつぶやくの、やっぱりやばい人だよね…すごく良い人なんだけど…

・エルンストの士気上がる演説がすごい。

・ナハツェーラぶっとぶの怖かっこいい。

・ナハツェーラの発進を怖がる86かわいい。「作った人頭おかしいんじゃないの?!」って騒ぐセオかわいい。

・18話でめちゃくちゃ好きな部分のひとつが、エンディング。最初アルケミラ聴いた時、不思議なふわふわした曲だと思ったけど、18話のエンディングを聴いて、なんて良いエンディングの使い方…!って感動した。穏やかな深夜みたいな曲をBGMに、夜の戦場で次々と隊が壊滅していく状況を伝える、緊迫した悲惨な無線が流れる…。「あと少しだ…もう少しもちこたえれば、あとは忌々しい86が…そうしたら俺らの勝ちだ…!」のもはや生き残ることが目的ではない感じ…。みんなが勝利のために必死に戦い、それでも駒のように次々と死んで…あとの戦いは86に託されて、無駄にならないと信じて、みんな死んでゆく。重すぎエンディング!好き…!

・皆が戦い死んでゆく無線を聴きながら、「こんなに期待されてるんだから、みんなあんなに頑張ってくれてるんだから、僕らもがんばるしかないよね」って言うシーン。苦しい戦いすぎるけど、共和国の時とは違って、みんなで戦っていることに少し暖かさを感じる。でも重苦しくて悲しいのは変わらんけど。

18話好きなんよね、ほかの話の感想も書きたい。ほんとエイティシックス、重たくてつらくて悲しくて泣くわ〜良い話すぎる。エンディングのアルケミラを添えます。


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