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退職した会社が気になる?②

以前退職した会社が気になるのかという投稿をさせていただいた。


この頃は悠々自適生活満喫中で、失業保険の給付を受けながらのんびり過ごす日々だった。

あれから半年、再就職先に行き始めて4ヶ月目となるが
色々な場面で感じる違和感が
長年勤めていた会社でのルールが染み付いているためだと感じている。

タイムカード一つにしても
カードをかざしての勤怠管理が当たり前になっていたため
急に一昔前に戻ったような気になってしまう。
着替えを済ませてからの打刻や
30分切り捨ての時間管理も
以前の会社は時代の流れをすぐに汲んで対応していたなあと思ってしまう。

まるで元彼のことを思い出しているような気分でもあり

「ごめんね、去年の人とまた比べている♪」

なんて百恵ちゃんの昔のヒット曲のフレーズが頭をよぎっている。

さてそんなこんなで2月は以前の会社で人事異動の発表が行われる。
発表されると、何人もの元同僚から次々と速報が届く。
すでに退職済みの私に報告してくれるのは
何を言ってももう関係ないところにいる安心感なのか
単なる世間話的な話題としてなのかわからないが
こっちも興味津々で情報を受け取ってしまう。

「え〜! この前新入社員だった彼(彼女)が課長!?」

なんて一人で盛り上がっている。

もう関係ないなんて言っておきながら
しっかり気になってるじゃん(汗)

退職者は依然として多く
今年度で辞めてしまう方も何人かいるようだ。
特に今から活躍して欲しいような
若い世代の人が辞めていくのは残念だと思ってしまう。
そう、もう関係ないのに。

辛いことも大変なこともたくさんあった。
それでも他の会社に行ってみたら
私が長年お世話になった会社は
結構いいところだったかもなんて感じるようにもなった。
今まで仕事の中で学ばせてもらったことの多さにも気付いた。
面倒だと思っていた教育研修での教えも
なぜか今になって身に沁みて来ている。

何より一緒に働いた人たちとの縁が今でも続いているのは嬉しい。
会社の発展も心から願っている。

私も、一緒に定年退職した友人も、以前の勤務先のことを
いまだに「うちの会社は」と言ってしまう。

きっとこれからもずっとちょっとだけ気にしながら

「おーい、元気にしてるかーい?」

なんて気持ちで眺めているのかもしれない。


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