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退職した会社のことが気になる?

定年退職して、会社に行かなくなって早5ヶ月目になる。

退職したら会社の事って気になるのだろうか。

在職中に、そんな自分の気持ちに対してちょっと興味を持っていた。

退職後も時々元の職場に顔を出される方がいる。
でも、私はそれだけはしたくないと思っていた。

「いつでも遊びに来てね」
は社交辞令のことが多い。

元社員が事務所内に断りもなく入ってくるなどあってはならないと思う。
もう「元」であって、関係者ではないのだ。

本社では事務所内はセキュリティゾーンになっていて、
社員カードがなければ入れない。
営業所ではそこまでのセキュリティがないので、誰でも入れてしまうが
「ここから先はご遠慮ください」と
先輩社員に言える人はいない。

だからこそ、自分でわきまえましょうよ。


退職後、予想外だったことは、退職者同士の繋がりが出来たことだった。
在職中は、連絡を取り合うことも少なかった人達と
結構な頻度で連絡を取り合うようになった。

「元気にしてる?」

「次の職場決まった?」

「今日はこんなところに行きましたよ」

「ハローワーク一緒に行こう」

などなど他愛のない話を届け合う。

それでもやはり共通の話題は元の職場の話。

「〇〇さんが辞めちゃうらしいよ」

なんてビッグニュース的に流れてくる。


「もっとこうしたらいいのにね。」

「ここを改善しないと辞める人減らないと思うんだよね。」

白熱しながら話は盛り上がる。
そして必ず最後には
「まあ私らには関係ないけど」
と言いながら笑ってしまう。


Facebookのフォローも
インスタのフォローもはずさないままにしているので
社内の様子がSNSで流れてくる。

思わず画像をびよーんと拡大して
誰だろう?と確認してしまう。

そう、もう関係ないのに。


でもやっぱり願わくば長年在籍させてもらった会社には元気でいてもらいたい。

私がいたポジションには優秀な新人くんが来たらしい。
「あー私残らなくてよかった!」
と心底思う。
優秀な人が来て、みんなから「前任者より優秀」と思われても
会社のためにはそれでよかったと思える。

これは綺麗事ではなく、私自身のプライドとして
在籍中にそれを感じてしまう辛さが嫌だったのだ。

嘱託で残らなかったことに、一片の後悔もない。
家族のこと、自分のことを思い切り中心に考える今の時間は何物にも代え難いし、
違う職場で、また新たな経験ができるのではとワクワクもしている。

元の職場は気になる?

そう、ちょっとだけね。
私にとっては、元同僚と話のネタになる程度のものだったりする。

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