※ 更新停止【コロイカ-バンカラ2巻迄】各チーム紹介 -漫画版Splatoon-
※ 2023-06-28更新
最新巻の情報を含むので、ネタバレ注意です!
※ 本来は「くん」「ちゃん」が名前の最後につきますが、記事が冗長になってしまうので敬称を略しています
【1.ブルーチーム】
本作品の主人公 "ゴーグルくん" が属するチーム。通称「アホチーム」「芸人チーム」と散々な言われよう。
敵味方全員でバトルを楽しむことをモットーとしている。型に囚われないハチャメチャな行動が目立ち、敵味方を存分に振り回してくれる。
また、主人公のゴーグルがチームリーダーでないという、少年漫画では珍しいパターンである。(そのため、たびたびゴーグル=リーダーだと間違われることも)
メガネ不在時には、ゴーグルが便宜上リーダーになっている模様。ちなみに、全員が幼稚園からの幼馴染で付き合いが長いようだ。
全員のウデマエは「C-からB-」と決して高いとは言えないが、各々が長所を活かしつつ敵と臨機応変に戦い、どんな相手でも決して諦めずに立ち向かう芯の強さを備えている。
リーダーのメガネは、フデの機動力を活かした切り込み隊長。兼、作戦係。積極的に行動しチームを引っ張る姿勢はエンペラーから評価された。
ヘッドホンは、長い射程を活かしたメンバーのフォローや、敵の隙を突くことに長ける。スカル曰く「視界が広く敵味方をよく観察するチャージャーがいるとチームが動きやすくなる」とのこと。
ニットキャップは、持ち前の直感による索敵能力や、置きボムやスペシャルでの援護が得意。仲間へ寄せる信頼も厚く、マスクは「どんなときでも信頼できる間柄だと双方へプラスに働く」と評した。
そして主人公のゴーグルは、超人的な身のこなしと奇襲能力が持ち味。ムードメーカーで必ず試合を楽しくさせる。なにより、敵の深層心理に迫り「共に楽しいバトルをする」ことが最も得意で、これまでに多くの対戦相手と仲良くなり、親交を深めている。
総括すると、個人個人の"適応力"や"柔軟性"が非常に優れているといえる。バトル中に対戦相手の弱点に気づいたり(まぐれな時もあるが)、格上相手との数戦で一気に実力をつけ、X帯の対戦相手と渡り合ったりも。事実、臨時で王者エンペラーや完全初心者なワカバが加入しても、チームワークが乱れなかった。
そして「Splatoon バンカラ!」では全員がバンカラ地方に進出、新たな活躍に目が離せない。
【2.イエローチーム】
1話より前に描かれた読み切りシナリオに登場。読者に「Splatoon」と「ブルーチーム」を紹介するために登場したので、セリフがかなり少ない。
ブルーチームが練習相手になることも多いらしく、互いに切磋琢磨しあっているようだ。堅実に自陣を塗りつくし勝負に出る。
リーダーのフェイスゴーグルは家事に積極的なしっかり者。メンバーのタコマスクはS4のリーダーとは別イカのようだ。
ギア被りという致命的な点が災いしてか、あるいは0話のお話だからか、チーム自体が長らく未登場である。
【3.イエローグリーンチーム】
一匹狼のライダーが、大会出場のためだけに組んだ即席チーム。
当初はライダーによるワンマンプレイが目立ち、他メンバーは彼の指示のみで動いていた。このときの「バトルは強ぇヤツが1人いれば勝てるんだよ」という台詞は、以前の彼の象徴である。
しかし、ライダーはブルーチームとの出会いにより己のプレイスタイルを見直し、即席だったメンバーを再招集。今となっては良きチームメイト。作中屈指の連携重視チームへと成長した。
得意技は、スペシャルウェポンによる怒涛の波状攻撃。
トルネード4連、ハイプレ+マルミサなど、敵全員を一網打尽にし試合をひっくり返そうとする。
ただ、スクエア編では全員が長射程ブキとなり、敵を接近させない実力と連携力がより問われるようになった。
また、メンバー全員が真面目。
ブキの知識が豊富で日々の練習も怠らないライダー、サバゲー好きでハイカラスクエア編の作戦の発案者ナイトビジョン、作戦のために持ちブキを変える柔軟さをもつ学級委員長のブレザー、木彫りという渋い趣味を持っており、大人びたしっかり者のスゲ。
実況からは "意外と真面目なイエローグリーンチーム" と評された。
【4.オレンジチーム】
S4の1人であるアーミーが率いるチーム。
全員がモンゴウベレーを着用し、海兵服や軍用パーカーで身を包んでいる。過去のバトルデータを独自に分析した、通称「イカアミマニュアル」なる情報書を基に戦うスタイルが特徴。
情報力で戦う実力者たち。相手の行動パターンを把握しており、正攻法で攻めても滅多に隙が生まれない。
Splatoonのwikiやブキのアプデ調整なども、過去のデータがあるからこそ成立するのであり、 "情報" というものが試合へ与える影響は非常に大きい。
しかしこれは "過去のデータ" ありきで成り立っているため、未知の情報にはとことん弱い。どうやらオレンジチームはその弱点に気づいておらず、そこを突かれると瓦解しがち。このような明確な弱点を持っているからか、S4の中では最弱と言われてしまっている。
ある事件により、アーミーはカレーのデータ収集に燃え、カレー隊長という仇名がつけられてしまった。実際、カレーと共に登場するシーンも少なくない。他メンバーは登場機会に恵まれないが、カレー隊長ことアーミーはちょくちょく出番があり、なんとバトル実況を務めたことも。
【5.グリーンチーム】
ごく一般的なチーム。
なぜかゴーグル達とのバトル回数が多く、14巻までで4回も対戦している。
作中では、どうやら良きバトル仲間的なポジションにいるようだ。
Bバスパークを最も得意なステージとしており、"庭"と呼んでいる。このステージは起伏の激しさから潜伏・奇襲がしやすいため、グリーンチームの「射程不足」という短所がいい感じに補われている。
自分のフィールドで戦える相手がどれだけ脅威か、語らずとも伝わるだろう。ガチヤグラではブルーチームを窮地に追いやったこともあるほどに、チームとしての実力も充分。
なぜか、メンバーが何かと不運な出来事に巻き込まれやすい。サファリハットに至っては、「S4の1人に身ぐるみ剥がされ軟禁される」「コンクリートに足を突っ込んでしまい動けなくなる」と憂き目に遭っている。
リーダーのバックワードは、Bバスパークで負けると頭上からスクリュースロッシャーが毎回の如く落ちる。また、スクリュースロッシャーで洗濯を試みたら衣装がインクまみれになったようだが、これは自業自得というかなんというか…
【6.ピンクチーム】
S4の1人であるアロハが抱えるチーム。
メンバー全員が楽観的で仲良しだが、ブルーチームとは違い面倒臭がり屋が多い。パーティーを楽しんだり若者言葉を織り交ぜてきたりと、俗に言うパリピである。
インクリングは水辺が大敵なのにも関わらず、サーフィンを楽しむこともあったりと大変肝が据わっている。全員、太陽ギラギラな夏を楽しめそうな服装をしているのも特徴的だ。
実力者揃いのチームで、ノリやリズムを重視しながら戦闘を行い、通称「ミラーボールダンス」で敵を迎え撃つ。一見おふざけに見えるが、キレのある動きでインクを回避し、相手を翻弄して自分のペースに持ち込もうとしてくる。地力が高く隙もほとんど無いといった、S4に相応しい強さを備えたチームだ。
弱点らしき部分は見当たらないが、強いて言えば、馬鹿馬鹿しい試合だとおかしすぎてやる気を無くしてしまうところか。メンバーが、良くも悪くもモチベに影響されやすいので、ひどい時には試合放棄に繋がることもある。
メンバー全員が仲良しで楽しそうという点はブルーチームに通ずるところがあり、試合後は投合し一緒にパーティーで盛り上がっていた。パーティーは何故かLIVE放送されていたため、それを携帯端末で見たシアンチームは顔をしかめていた。(シアンチームは"リア充"が大嫌い)
ちなみにリーダーのアロハはフットワークも軽く、たまに変装や偵察も行うことも。成りすまさないとすぐバレであろう変装のまま、その試合を完遂したり、スメーシーワールドでは超遠距離から試合を眺めているXブラッドに気づく素振りもあるといった、身のこなしだけでなく観察力にも優れる。
【7.シアンチーム】
S4の1人、マスク率いるチーム。
この漫画内では珍しく、メンバー全員に陰気な雰囲気が漂っているが、メンバー仲は良好な模様。よく一緒に漫画やゲームを楽しんでいるようだ。
"リア充" や "陽キャラ" をとにかく煙たがっている点で団結しており、ブルーチームとも当然ながら敵対。
マスクやマルベッコーは、必要とあらば他のインクリングともチームを組んだりしているので、リア充・陽キャラを完全に毛嫌いしているわけではなさそうだが。
メンバー全員、潜伏やサブウェポンを用いての搦め手に長ける。
地形を利用した攪乱も得意としており、特に狭く障害物の多いステージで猛威を振るう。特にリーダーのマスクは格下相手にはローラーを振らないと豪語しており(いわゆる舐めプの類)、対戦チームの感情を揺さぶって士気を下げ、心を折ろうとしてくる。
逆にこの作戦が全く効かないチームとの対戦はかなり苦手。
「相手と楽しくバトルする」スタイルのブルーチームとは、とことん馬が合わなかった。
そんなマスクだが、試合中のニットキャップとのやり取りで何か感じることがあったのか、「互いに信頼できるだけで逆境を乗り越える力になる。すごいことだ(意訳)」とニットキャップおよびブルーチームを評している。
また、ゴーグルやエンペラーなどは「一緒にいて頼もしい」と強さを認めたり、サーモンランのアルバイトでは新人イカ3名に仕事を教えたりと、根っからの悪いやつではない。何気にS4の中で最も真面目であり、癖の強い登場キャラに振り回されがちな苦労人。
ちなみにイエローチームの "タコマスク" とアタマギアが丸被りしているが、別人と明記されている。
【8.パープルチーム】
S4のスカルが率いるチーム。
ストーリーの内容からして、S4最強のチームでもある。
スカルとタレサンは幼馴染で、Xブラッドのヴィンテージ、オメガとは面識があるようだ。腕利きだが天然ボケなところがあるスカルをチームメイトが支えている。
以前は、淡々と作業のように敵を倒していくようなチームだったが、ブルーチームとの出会いで「バトルの楽しさ」を次第に覚えることに。
リッター3Kという最長射程ブキを巧みに使いこなすスカルが最も脅威。(初代では"4K"が"3K"だった)この射程圏内に入ると、隙あらば即座にリスポーン地点送りにされる。通称 "スカルエリア"。
その性質上、タチウオパーキングなど視界良好なステージと相性がいい。チャージャーの性質上、狙撃中は無防備になりやすいという弱点こそあるが、塗り能力と機動力の高い他3名がカバーし付け入る隙が無い。
さらに、スカルに迂闊に近寄ればスペシャルウェポンのダイオウイカで返り討ちにされてしまう。この様に、作中ではS4の面々からも一目置かれる強豪チームの1つ。攻略法としては、スカルとそれ以外の3名をどう引き離すかがカギとなる。
余談だが、スカルの口元はギアで隠されている場面こそ多いが、たまに見えることがある。一方、タレサンは目元を一切見せようとしない。口数の少ないスカルがリーダーだからか、チーム内での会話はなかなか弾まないらしいが、チーム仲は良好な模様。
【9.ダークグリーンチーム】
全メンバーがブラスターのみで構成されたチーム。
あまり知名度の高いチームではないようで、リーダーは名をあげる事を望んでいる。さらに全メンバーが兄妹関係。作中ではB兄弟(ブラスターブラザーズ)を名乗っている。
戦い方は、密集しながら射程様々なブラスターを放つというシンプルなもの。1人1人の練度はそれほどでもないが、2人がバリア使いなので正面から勝負を挑むのは悪手。なぜかゲーム中では不可能な肩車をしながら、スペシャルウェポンのバリアを効率的にお裾分けしてくる。
このように集団では脅威だが、それぞれを各個撃破されるとかなり脆い。また、これはバリアの宿命なのだが、ノックバックによる水没のリスクが常に付きまとう。逆に水辺の少ないエリアなどは長所が生きるだろう。
誕生日には美味しい手作りケーキ(外見はともかく)を作ってくれるなど、仲は良好。妹からは「もっと可愛いインクカラーが良い」と言われるが、リーダーはこの色がお気に入りな様子。
ちなみに、ブラスターをこよなく愛する理由は「弾が直撃せずともダメージ与えられるから」だとか。ただし、リーダーのサイクルメットは妹弟のいないところで射撃練習をしているらしく、射撃力のトレーニングは欠かしていない。やはりブラスター弾を直撃させたい願望がある?
ゴーグルにとって印象的なチームだったのか、「ブラブラ」の略称で覚えられており、なんとバンカラ!2巻で名前だけ登場した。全員がブラスターのチームと対戦し、その時に思い出したようだ。
【10.イカロスチーム】
最近になりチョーシ最高な注目チーム。
ブルーチームがハイカラスクエア編で初めて知り合ったチームでもあり、このチーム以降「インクカラー=チーム名」の法則が崩れる。特徴としては、全メンバーが機動力のあるシューターを扱っていることか。
孤立した相手を4人で襲撃し、1体1体撃破していくフォーメーションをとる。その名も"4DS"。スタイリッシュなフォーメーション名とは裏腹に、「4人で襲撃」という安直な作戦名の略称で、メガネとヘッドホンからはダサイと評されてしまった。(イカロスチームメンバーとゴーグルは気に入っている様子)
人数差で相手を倒すのは、Splatoonにおける基本戦法の1つでもあり、彼らの戦法は理にかなっている。チームメンバー全員の実力は決して高いとは言えないが、圧倒的人数差で襲い掛かる4DSのフォーメーションが短所を補っている。
よほど印象のある作戦名だったのか、イカロスチーム登場=襲撃目的 という図式ができ上がってしまった。
【11.FCチーム】
髪形がボウズスタイルのボーイ4名によるチーム。
FCとあるが、ギア名が由来でありファミリーコンピュータではない。全員が頭にスポーツ系のバンドを装着しており、なぜか無性にガールを敵視。また何かと熱くありがちで、クールでスカした相手も気に入らない様子だ。
とにかく猪突猛進する"イノシシ戦法"をとる。曰く「男の団結」。突進されたら撤退も止む無いが、その分視界も狭くなりがちなのが欠点。Splatoonにおけるヘイト管理の大切さが垣間見える。集団で追いかけた相手が囮だった場合は、相手の思うツボなのだ。
リーダーは、グローブの考え方やプレイスタイルに憧れ「クール」という言葉を使いたがっているようだが……恥ずかしくて中々口に出せないでいる。本戦終了後は追っかけファンになるくらいグローブのことを尊敬しているようで、「アニキ」と呼び慕っている。
ちなみに、未だにガールを誘えず男4人だけでバトルの練習しているようだ。頑張れ。
【12.スクールカーデチーム】
全員がカーディガンを纏ったガールで構成されているチーム。
可愛さを全面にふりまいており、非力であざとさをアピールし敵の戦意をそぐのが狙い・・・恐らく。
変装だけでなく、隙あらば集団射撃でリスポーン地点送りにしようとしてくるので総合戦闘力もそこそこ。実は全員「坊主ヘアのボーイ」という衝撃的事実が明かされる。声も野太い。相手が外見などを全く気にしなければ作戦そのものが破綻してしまうが・・・。
本戦終了後はライダーの漢らしさに惚れたのか「アニキ」と呼び慕う。
ライダーをモチーフにした特大ケーキを作成するなど熱量がすごい。ライダーが店番をしている時には、その店まで押しかけてきたほど。もちろん女装で。そう、試合終了後も全員がガールの服装のままなのである。その女装だが、識別不可能なほどにクオリティが高い。プロ意識が垣間見える。
【13・スミカケチーム】
全員が綺麗好きな清潔チーム。
相手インクで汚れたくないらしく、その証拠にメンバー全員は射程のあるブキばかり。なぜインクで汚れるバトルができるのか疑問だが、イカとしての闘争本能が勝っているのかも?
ちなみに、相手をインクまみれにするのは大好きらしい。滅茶苦茶だ。だが相手の実力は素直に認めるなど、スポーツマンシップに則った好チームでもある。
相手インクで汚れたくないからか、攻撃の回避においては血の滲む努力を重ねてきた模様。
ブルーチームの攻撃を全弾避けるなど、神がかったスキルを披露した。リーダーのスミカケ曰く「汚れるのは弱い証拠」。しかし避けられるのは、相手が意図的に射出した視界内のインクなどであり、事故など想定外のアクシデントには意識が回らない。
リーダーの好物はトマトソースパスタだそうな。細心の注意を払いながら食す様子は想像に難くない。そのアイデンティティからか登場回数は比較的多いのだが、その代償として登場するたびに衣類を汚されている。
ちなみに、メンバー全員から石鹸の良い香りがする。普段から清潔を心掛けているようだ。
【14.S4チーム】
S4がチーム・・・!?
その名の通り、S4のリーダーのみで組まれたドリームチーム。結成のキッカケは、エンペラー直々の指名とのこと。ナワバリの大会終了後もチームとしては存続しており、ガチマッチ編でも登場した。
個々の実力は言うまでもないのだが、全員リーダーとしての自己が強くメンバー内での衝突が多々あるのが難点。1人のスキルで敵に立ち向かおうとするため、単独行動が目立ってしまいがち。それでもS4の名は伊達ではなく、各々の長所がうまく噛み合えば無類の強さを発揮する。ただ、対戦相手に恵まれず活躍が不振。
ちなみに、アーミーが害虫におそわれ欠席となった際に、代打でライダーが入ったこともある。事あるごとにいがみ合ったりもしたが、何だかんだでチームに順応していた。
【15.はぐれイカチーム】
全員がマスクを身に着けている真面目主義チーム。
「マジメこそ正義」を掲げ、チーム内ルールを徹底している。額に「はぐれ」とかかれたイカ3名、1名は何故か「はずれ」とかかれている。(その "はずれイカ" はピラニアマスクで、1人だけ射程のあるブキを使用している)どうやら、公式の「"楽観主義なイカの中には、真面目に生きるやつもいる"」という設定が反映されているようだ。
チームワークが抜群で、「カモン!」を重視した戦法をとる。仲間のピンチにはスーパージャンプで駆けつけ、不利な状況をひっくり返す。狙撃されそうな仲間を逃がすために「カモン!」のシグナルを送ったりと、その応用力は意外と高い。
イカロスチームの4DSと似ているが、こちらは基本的にバラバラになって行動しているのが特徴。塗りも徹底しており、カーリングボムピッチャーは寸分狂わぬ等間隔で滑らせるなどといった神がかったスキルを持つ。しかし、味方の「カモン!」で呼ばれたら全員が必ず来てしまうので、融通の利かなさが目立つ。
不真面目なイカを嫌ってはいるが、基本はメンバー全員が礼儀を重んじる好人物達。はちゃめちゃな行動の多いブルーチームとは、特に相性がよろしくないだろう・・・と思うが、バトル後は戸惑いながらも打ち解けている様子?
余談だが、メンバー同士で素顔を見たことが一度もないらしい。人前でマスクは外さないのだろうか。
【16.グローブチーム】
ハイカラシティ編でも登場したグローブ率いるチーム。
軽やかな身のこなしなグローブは、イカ達に注目されており知名度はある模様。メンバー全員のセリフ数も多く、チームNo2のブロウの濃いキャラも相まって印象的。
クールに楽しくバトルするスタイル。また、"各々の長所を活かしながら戦う" ことが得意で、その方向性はブルーチームと通ずる部分がある。
戦況把握と身のこなしに優れたリーダーのグローブ、冷静に1体1体に対応してくるポーカーフェイスのブロウ、デュアルスイーパーの機敏さを活かし攪乱するクリップ、相手に順応することが得意な柔軟性のストラップ。1:1でも充分に対応できる程度には、各々の実力の高さが伺える。
そのため弱点らしき弱点が存在しない。完全に実力勝負で挑むこととなる。
なお、ブルーチームと交戦するときは試合内容が必ずカオスになりがち。
グローブは以前「14式竹筒銃」をメインウェポンに据えていた。武士の鎧兜をお気に召しており、身にまとった姿を "トレンド" と誤認していた。その後の山ごもりでエンペラーとの出会いを経て、現在の姿に至る。
また、彼の頭のゲソは外れたり寝癖が取れなかったりと災難に見舞われがち。一度被害にあっても、次の回では何事も無かったように再生している。
チームNo2のブロウは、眼鏡オンリーチームの "メガネーズ" を結成させたリーダー。一切の表情を出さないが、笑う際には真顔で噴き出す。だが敗北時に、挫けず前へ進むグローブを見て笑顔になることもある。
クリップ、ストラップはツッコミ担当。特にクリップに関しては寝言でグローブにツッコんだりするなど、沁みついてしまったようだ。
【17.エンペラーチーム】
ナワバリバトルの大会で何連覇もする強豪チームの1つ。
リーダーのエンペラー筆頭に、バトルに関しては非常にストイックな姿勢。
どの試合も圧勝で勝ち抜き、時には "塗り面積99.9%" という超人的成績を残すことも。「相手インクを1回も踏んだことがない」と噂されるなど、伝説的存在となっている。
しかし「勝利した者のみが楽しめる」とブルーチームとは異なる価値観を持っていた。(回が進むごとに、その考え方は変化していくが)ちなみに、エンペラーとプリンツは兄弟関係。弟は兄の実力に劣等感を覚えているようだ。
ナワバリバトルでは、隅々までインクを塗りながら、じわじわと戦線をあげる「エンペラーロード」を展開。敵陣までノロノロと移動するので序盤は相手に優勢を許しがちだが、個人の実力が桁違いに高く、敵と交戦すれば必ず打ち負かし進んでいく。
その性質上、1:1での戦闘が最も得意。
特にリーダーのエンペラーは実力が神がかっており、たとえ1:4でも返り討ちに遭う。布陣がくずれた際は、弟とジェットパック2枚で畳みかけ場を制圧したりも。通称 "ジェットパックキングダム" 。
このように対戦相手は勝ち目のない戦いを強いられるが、複数人を返り討ちにできるのはリーダーのエンペラーのみで、他のメンバーは人数差を押し付けられると脆いところがある。また、この戦法はナワバリバトルのみ有効なので、ガチマッチでは作戦そのものを変える必要がある。
後日談だが、エンペラーは武者修行の旅に出、新リーダーとしてプリンツが就任することに。新たにシンペラーチームとして生まれ変わった。空席には、エンペラー宅に勤める庭師息子の "ノーレース" が加入。彼はシャープマーカー使いなので、Splatoon2環境でジェットパックキングダムをやろうとすれば再現できなくもない。
【18.ハチチーム】
オクト編で死闘を共にくぐり抜けたハチがリーダーのタコチーム。
街で住まいを見つける間は野宿の予定でいたが、なんだかんだ野営を楽しんでいるようだ。そのエンジョイっぷりたるや、モンガラキャンプ場の一角にキッチンまで自作するほど。
メンバーの名前だが、地下世界では通し番号で名を呼び合っていたようだ。地上ではゴーグルが勝手に命名した名前を使っている。初めて友が名づけてくれた名前でもあるため、ハチは記憶が戻った後もこの名前を大切にしているようだ。
メンバーはタコ部隊で行動を共にし、戦闘経験を積んだ実力者達。特に住み着いているモンガラキャンプ場は、最寄で練習し放題なため彼らにとって庭のようなステージだ。バトルにおいての作戦や方向性等は特に決めておらず、その場その場で臨機応変に戦う。1人1人の実力や連携力の高さが伺える。
リーダーのハチはゴーグルと一緒に行動していたからか、彼のアホ要素に影響されている。他のメンバーも素直で天然な面々ばかりだが、連携とバトルへの思いはブルーチームに引けを取らない。アーミーは「また良いチームが出てきた」と評している。
ちなみに、オクト編の影響でつけものづくりを始めたそうな。アフロはダンスを好み、ナナはバンドに興味を持ち始めた模様。どうやら地上世界での暮らしをちゃんと満喫しているようだ。
【19.仮装ラブチーム】
仮装をこよなく愛する3名が組んだチーム。
ライダーは、ある目的のために臨時加入している。
これといった戦法は持っておらず、とにかく仮装のモチーフキャラになりきることがモットーなようだ。イカカゲは忍者、ローブは魔女、パワードスーツはその名の通り。ライダーは騎士の服装で身を包んでいる。事情により仕方なく潜入しているためか、仮装に対してあまり乗り気ではない様子。
キャラになりきることで、いつも以上の力が発揮できる…らしい。しかし完璧に仮装しないとやる気と力が全く出ないようで、極端な部分がある。臨時加入しているライダーだが、得意のダイナモローラーテスラの方ではなく、ナイスダマが使用できるダイナモローラーベッチューを抱え登場。
余談だが、仮装を愛する同じ志を持った4人目を募集中らしい。
そしてリーダーのイカカゲだが、仮装のおかげで風邪を引かなくなったとか。プラシーボ効果マシマシである。
【20.アセストップソシナチーム】
全員がアセストップソシナを頭に巻いた、労働大好きチーム。
何故かツルハシや鉄骨などを手にして登場。その熱量はFCチームをも上回るほど。イメージ通り?か「ソイヤ」が口癖で、進軍するたびに口にしている。
リーダー曰く「いい汗がいい仕事に繋がり、いいチームワークとなる」のだとか。全員のギアが全身同一なので、ブキと目元以外で見分けるのは非常に難しい。
リーダーのソシナボウズを筆頭に、集団行動を好む。キャンピングシェルターのパージに隠れ突撃するという、シェルターの性能を存分に利用した戦法も。他メンバーは射程に優れるブキを手にしており、確かにパージとの相性も良好だ。
ただし全員が、後隙のあるブキばかり手に持っていることがウィークポイント。小回りの利かなさから、詰められるとキツイ。
熱苦しさこそあるが、相手の労働(実力)はちゃんと認める良チーム。メンバー全員が労働により汗をよくかくので、洗濯に関しては特に徹底しているようだ。柔軟剤にもこだわりアリ。
リーダーの額にある絆創膏は、妹が無事故を願い貼ってくれたものだとか。確かにツルハシを振るう肉体労働は危険がつきもの。妹に心配されているのかもしれない。
【21.イロマキレンジャーズチーム】
全員がネルメットレプリカを被った戦隊モノのようなチーム。
そして全員がスパッタリー持ちという、尖りに尖ったブキ編成。非常にキャラの濃い面々で、事あるごとに専用のポーズを決める。(ゴーグルのみカッコイイポーズだと評した)その長いチーム名だが "イロマキチーム"、"レンジャーズ" と略されることも。
スペシャルウェポンのキューバンボムピッチャーによる巻き返しを得意とする。メンバー全員が同時にスペシャルを発動するので、おびただしい数のボムが前線を埋め尽くす。さすがにボムの物量を押しつけられては、こちらも撤退を余儀なくされるだろう。
機動力のある彼らのスパッタリーだが、射程不足がとにかく目立つ。それもチームメイト全員が抱える問題なので、弱点が浮き彫りになっている。スペシャルウェポンが無い状態では難しい立ち回りになるだろう。
なお、レンジャーズのガールは髪型がメットからはみ出ているため判別可能だが、ボーイは見分けることが困難なレベル。(選手名鑑では、レッド=マゲ グリーン=ボウズ とある)
決めポーズはチームメイトが一緒になって研究している。このポーズの反復練習のおかげで、運動嫌いでも徐々に好きになっていったらしい。なお "やたらと目立ち覚えやすい非常に濃いキャラ" が功を奏したか、大会終了後もリーダーは何度か登場する。
一連の奇想天外な行動により、ブルーチームとならびアホチーム扱いされてしまった希少(?)なチーム。リーダーは "昨日の敵は今日の友" を掲げており、ゴーグル達とは "アホ友" になったようだ。
【22.Xブラッド】
ガチマッチの覇者と呼ばれる強豪チーム。
全員がウデマエXで、ヴィンテージとオメガのWスピナーが主力。なお、メンバー全員の髪型がアップデートで追加されたものとなっている。
以前はパープルチームのスカル、タレサンと共に組んでいたらしいが、方向性の違いからか2:2に分かれ活動。並々ならぬ努力でウデマエXになったからか、ブルーチームのような "ぬるいチーム" を毛嫌いする。
ちなみに、ヴィンテージとオメガは冷静さを維持するためにXポーズをとる癖をもつ。たしかに、バトルにおける冷静さの維持は大切だが・・・唐突にXポーズをとるのでメンバーも困惑している。
相手チームを一か所に集め、四方から攻撃する「X-フォール」が必殺技。
戦場には、見事なXの塗り筋が刻まれる。
リーダーのヴィンテージは作中屈指の実力を誇り、クーゲルシュライバーの短射程モードで敵全員を蹴散すほどに強い。オメガもまた、ノーチラス47のチャージキープを駆使して相手を一蹴できる実力者。(まるでゾーンに突入したかのように流れが変わるため、X-ゾーンと呼ばれている)
リーダー筆頭に、己の実力に絶対的自信を持っており、一度カウントをリードしたらそれ以上進めることはない。しかし、X-フォール以外は連携のある動きを見せない。
チーム内の実力差もあり、特にダブルエッグが射程差や喧嘩っ早さから倒されやすい。仮にしくじってもヴィンテージが何とかしてくれる場面も多く、ややヴィンテージ一強のように見える。この点は、過去のエンペラーチームと似たようなパターンだろうか。
「Xは努力なくしてなれない」と、互いの実力は認めている様子。
ストイックにウデマエと向き合い到達したからこそ、ヴィンテージはX帯に対し並々ならぬ想いがあるのだろう。
作中では、ブルーチームとの交戦で "連携の強化" を自チームの課題に据えるなど、自分の地位にあぐらをかかず最強を目指そうとする向上心の高さが伺える。
ヴィンテージとスカルは、辛党・甘党という食の好みから方向性が違ったようだ。(ヴィンテージは辛党だがスカルは甘党)
また、バトルにおいても...
ヴィンテージは「スピナーの弾数と機動力で接近戦を仕掛けるX-ゾーン」「メンバー全員で陣形 X-フォール を組み、包囲した相手を一網打尽にする」。
スカルは「その場から動かず、確実に敵を狙撃するスカルエリア」「明確な陣形を持たず、メンバーが自由に動きスカルをフォロー」。
と、性質までもが真逆。
ちなみにオメガは、ヴィンテージと幼馴染。クールで近寄りがたい雰囲気だが、メンバーにお気に入り曲を勧めてみたいと思ったり、グローブチームのクリップ、ストラップと一緒にライブへ出かけたりしている。
【23.メガネーズ】
6巻おまけ漫画より結成?した、メガネをかけた者達の集まり。
当時の集まりにはメガネとゴーグル、ビンクチームのダイバーも参加していた。メガネは怪我で治療にあたって集会を疎かにしていたのか、いつの間にクビにされたらしい。メガネ派閥は厳しいよ。
ただ、メガネ復帰時には手合わせしてあげようと提案していたので、
メガネ想い?の強さが垣間見える。バトルに集まったメンバーだが、タレサンはサングラスで、スイミングモーグルに至っては水泳ゴーグルなのだが・・・色々とツッコミどころのあるチームだ。
一見ネタで作られた即席チームのようにも思えるが、実力派チームのNo2達が集まっているだけあって中々に手強い。メンバーが広い視野を持ちリーダーをサポートすることに長けるため、チーム全員のカバー力が非常に高いことが持ち味。
実力的には、これといった短所が無いので隙の無いチーム・・・にも思えるが、メガネやサングラスなどの汚れ、紛失で一気に広い視野を失ってしまう。(タレサンは視力に問題ないが、頑なに目を見せようとせず自ら隠してしまう)
まあ、水没や突風などのアクシデントが頻繁に起こるわけではないので、地力に関しては申し分ないのだが。
余談だが、グループトークのアイコンが全員メガネらしい。時々誰がだれだか分からなくなるそうだが、それでも変更しないあたりメガネ愛の高さが伺える。
【24.シャドウメガネチーム】
シャドウ編の先鋒として登場した、シャドウメガネ4名。
シャドウは戦闘のスタイルはほぼ一緒だが、性格が真逆になってしまっている。メガネの場合は顔に滲み出てしまっているほどアホになってしまった。よーく見ると全員の目つきが違う。元々いたシャドウは垂れ目。そして、1名だけ本物の画材用筆を持参し登場。ツッコミが追い付かない。
全員がパブロ・ヒューという尖った編成。遠距離攻撃の手段を一切持ち合わせていないが、フデの機動力を活かし間合いを詰められやすい。特にイカスフィア×4が一気に押し寄せる様子は圧巻。ただ、全員が同じシャドウのせいで行動パターンまで共通してしまい、群れて行動しがち。
複製された存在だからか、残念ながら(?)垂れ目シャドウメガネ以外はバトル後にフェードアウトしてしまう。消滅してしまったのだろうか。
【25.シャドウ覇王チーム】
シャドウ編の次鋒。対戦相手はそれぞれのオリジナルなので、強豪同士の対決となった。バトルも注目したいが、何よりシャドウ達の性格がオリジナルとかけ離れている点が見どころ。
・腰が低すぎるあまり謙遜過多な シャドウエンペラー
・頼もしさが完全に喪失した弱気な シャドウライダー
・何かとペチャクチャ喋りまくる表情の明るい ヴィンテージ
・礼儀正しく敬語を使う挙措端正な ダブルエッグ
…と、とても素敵な状態になっている。全員がへりくだった態度をとっているが、オリジナルのそれと同等の実力が発揮できるので逆に余裕を感じさせてくれる。
塗り進みが早く、実力も高く、それにナワバリバトル王者とガチマッチの覇者の必殺技を持つ最強チームの1つと化した。上記の通り 15巻ではミラーマッチという条件だったが、スペシャルのタイミングや行動のパターンを完全に把握されており、作中では極めて厳しい勝負を強いられることとなる。
対処法としては、全く別のメンバーで組み勝負を挑むか、連携や奇抜な戦法などを絡めシャドウの判断力を揺さぶるか・・・いずれにせよ一筋縄ではいかないだろう。
このミラーマッチはじゃんけんの結果によって組まれている。もし他のメンバーが勝ったらどうなっていたかは、せんしゅめイカんに明記されているぞ。
・とにかく明るいマスク
・迷子にならないスカル
・相手を綺麗にするのが好きなスミカケ
・服をピッチリ着るエギングJr
・ひねくれているプリンツ
…こう書かれると全員分見たくなってしまう。
適当で放任主義なアーミー、気分が沈んでいるアロハ、スクスロ嫌いのバックワード、ゲソが取れないグローブ、バトルへの興味を無くしたハチ、チャージャー志向になったB兄妹達、バッラバラに動くイカロスチーム、ナンパ師のFCチーム、漢を目指すスクールカーデチーム、グレちゃったはぐれイカチーム、ありのままの姿を見せる仮装ラブチーム、だらけきったアセストップソシナチーム、作業ゲーと化したイロマキレンジャーズ・・・
私は、こういうものを考えている時が幸せ。
シャドウの世界のキャラは、どんな様子なのだろうか。
【26.シャドウブルーチーム】
シャドウ編の最終戦。15巻ではブルーチームとのミラーマッチ。
本来ならばリーダーであるはずのシャドウメガネがアホを極めた状態になってしまったので、シャドウゴーグルが実質的にリーダーとして機能している。
実力は同格・・・のはずだが、向こうはポテンシャルを最大限に引き出しており、撃ち合いでは分が悪い。連携と機転、スペシャルウェポンのタイミングが勝敗を左右するだろう。
こちらもなかなか面白い性格になってしまっており……
・真面目で態度がデカくなったゴーグル
・アホ極振りのメガネ
・口が悪くキツイ性格のヘッドホン
・笑顔で常にイライラしているニットキャップ
シャドウになってもニットキャップから笑顔が消えることは無かった。チーム仲は良好で、バトルを楽しむ姿勢もブルーチームに引けを取らない。
シャドウ覇王チームと同様、相手はこちらの手の内を把握しているので正面突破は不可能といっていい。いかにして相手の裏をかくかがポイントだが、超人的な身体能力に真面目さが加味されたシャドウゴーグルが最も脅威となっている。性格が異なるので、完全なミラーマッチではないのだ。
このバトルでは、今まで敵として立ちはだかっていた各リーダーがブルーチーム1人1人の長所を述べており、個人的にも胸が熱くなる回だと感じている。
【27.アカシックコートチーム】
スタンプラリー編で最初に登場した研究者チーム。
ブルーチームとはナワバリバトルで対決した。普段はモズク農園で植物の研究に携わっており、バトルのために地形の研究も既に終えている。スタンプラリーでは、研究目的で景品の "旅行" を狙っている。
濃いキャラに加えブキ編成が尖りまくっており、色々な意味で印象に残るチーム。投擲するカーリングボムの角度は無駄がないように計算されていたり、息ぴったりのスペシャルウェポンで圧倒してくるなど、頭脳だけでなく技量にも優れている強敵。
リーダーは長射程スピナーで全方位に睨みを利かし、トラップやインクアーマーで味方をアシストする防衛兼サポート役。ただ、全てのブキがチャージ時間を要するため、距離を詰められてしまうと一気に脆くなってしまう。
リーダーのマルサンは植物に対しての情熱が凄く、植物の質問に対して嬉しそうに長々と説明し始める癖がある。結構ノリがいいのか、打ち上げでピカピカな果実を披露したり、ダブルエッグが(勝手に)作成したチーム "グラサンズ" にも参加していた。
植物が関わる食品にも興味があるようで、お茶には特にこだわっている。ゴーグルが食べているウメボシにも高い評価を付けた。ちなみに、ガーディアンハットの種族はタコ。ギアで分かりづらいが、目と耳の形で判別可能。ハイカラ地方でタコが加入しているチームが極少数なので、かなり珍しい。
【28.守り人チーム】
ブキノサイの宝の守り人と3名 + コズミックアンテナが合流したチーム。
全員は親しい関係だが、何気にチームとして集合したのは初めてだ。
スタンプラリーで狙っている景品は不明。
Bバスパークでナワバリバトルを繰り広げたが、(尺の都合上)詳細は分からず。残念…。チームとしてのバトル経験は浅いが、個々の実力の高さでブルーチームを苦戦させたようだ。
メンバーのコズミックアンテナは、ファイナルフェス編のラスボスだったこともあり、ゴーグルと再び出会った時には苦い顔をしていた。
【29.よせあつめチーム】
その名の通り、即席で組まれたチーム。強いと評判のミツアミは、実はバトルの実戦経験がゼロ。ノリマキとセレステは元々ギャラリーで、バトル直前になって巻き込まれる形でチームに加わっている。
急遽その場で結成されたからか、チーム内の作戦を持っていない。射程が頭一つ抜けているミツアミのトライストリンガーがカギとなるだろう。
ミツアミにとって、初めて一緒に戦ったチームでもある。試合中、実戦不足な自分が足手まといなのではと思い詰めていたが、ゴーグルから「最初の一歩はふみだしてる」と言われ、勇気づけられた。
ノリマキとセレステは兄弟。ボケた言動を繰り返すゴーグル達に終始振り回されていたが、そんな2人にうまく順応していた。そのおかげで、少しだけツッコミの腕前が上がったようだ。
【30.ホーンメットチーム】
バンカラ地方にやってきたゴーグルが最初に戦ったチーム。ミツアミからの第一印象は「変テコなやつら」、ゴーグルはツノの生えたメットに反応していた。どうやら、バトルが強いと評判のミツアミと戦うためにやってきたようだ。
イカノボリ、イカロールなどSplatoon3で登場した新アクションを活かして戦うスタイル。特にイカロールの使用が多く、全体的に小回りの利くブキで構成されている。
リーダーのホーンメットは普段の口調がノリノリで、語尾や一部の言葉がアルファベットになる癖があるYO!曰く「己の通す強さこそがバンカラ」らしい。その独特な己のスタイルを大事にしているが、そのためにまずは被っているメットを毎日磨いているようだ。
ちなみに仲間からは「あねさん」と呼ばれている。呼びたくなる気持ちはわかる。ホーンメット以外は全員同じギアだが、髪型と眉が特徴的なので見分けやすい。
【31.サンサンサングラスチーム】
バンカラ街に到着して早々に勝負を仕掛けてきた、メンバー全員のスペシャルがキューインキで統一されたチーム。
スペシャルを一致させた影響で全員が長射程ブキである。塗りが丁寧で、序盤は自陣塗りでスペシャルを貯めてくる。次々とキューインキを繰り出し攻防一体となった戦法を好む。
しかし間合いを詰めた戦いが苦手で、さすがに相手から次々とスペシャルを繰り出されると手に負えなくなる。
サンサンサングラスが3つもサングラスをつけている理由は、仲間も相手も全てのものが眩しすぎるから……とのこと。コロイカで定期的に登場する "濃い人" である。名前が長くややこしいので、たまに「サンサンくん」「サンサンサンくん」と呼ばれることも。
敵味方問わず、輝いているところは素直に褒める好チームなのだが、今のところ他メンバーのセリフが極めて少なく、ギンギラギンに輝くリーダーの陰に隠れてしまっている。
【32.シェーディチーム】
バンカラ8傑の中でも、強さだけで選ばれた "新バンカラクラス" 上位4チームの1つ。自身の強さをその目で確かめるために新バンカラクラスへ加入した。
視野の広いリーダーのシェーディは索敵を得意としており、見つけ次第4Kスコープという最長射程のブキでリスポーン送りにしてくる。その名も "イカレーダー眼(アイ)" 。同じ4Kスコープ使いのスカルを想起させる。
射線を警戒して遮蔽物に隠れてもホップソナーでいぶり出され、小回りの利くブキをもった他メンバーが襲い掛かってくる。メンバー全員でチャージャーの弱点を補っており、チーム全体が隙を見せてくれない。
ただし、この強さはシェーディのイカレーダー眼で成り立っており、リーダーに何かあると一気に脆くなる。想定内のパターンは対処できるが、急に知らない物事が訪れると集中力を欠いてしまう。
シェーディはスコープを片手に遠くから話す癖があり、メンバーもそれに合わせたところ目が良くなったらしい。ブルーチームとの試合後、影響されたのかナゾナゾの本を買ったようだ。自分の知らない、新たな世界を見るのが好きなのかもしれない。
【33.8ビットチーム】
"新バンカラクラス" 上位4チームの1つ。8ビットは "ゆるい奴" をとにかく嫌い、厳しい環境に価値を見出すストイックなリーダー。それとは対照的に、他のメンバーの態度は柔らかい。
ダイナモローラーの豪快な一振りが驚異で、本人の熟練度も相まって近づくことすら許してくれない。ナワバリバトルでは、小回りの利くシューター3名をエナジースタンドで更に強化し、隙のない塗りを展開してくる。
チームワークは中々のものだが、リーダーが理想とする厳しさにメンバーが若干ついてこれていない。8ビット以外のメンバーが疲れを感じやすく、試合時間が経つにつれて隙が大きくなりがち。制限時間終了までバトルし続けるナワバリバトルは、実は相性が良くなかったりする。
ブルーチームとの試合後、休憩時間にお茶を飲むようになったようだ。バトル時の疲れた心に響いたのだろうか。
余談だが、「ダイナモ使い」ということで、ブルーチーム全員が "スクエアのダイナモアニキ" ことライダーを思い出していた。
【34.デメニギスチーム】
バンカラ8傑の1人。ブルーチームとはスメーシーワールドで偶然?出会う。肩書きに縛られず自由に戦うことが好きらしく、新バンカラクラスへの加入は考えていないようだ。
全員がブラスターという、ハイカラのダークグリーンチームを想起させるようなブキ構成。サブウェポンを駆使して相手を翻弄し、ブラスターの爆風で絡めとる戦法が得意。適切な間合いで強さが光るチームだ。
逆を言うと、連射が遅いブラスターは懐に潜られると脆い。全員が小回りの利くブキではないので、慎重な立ち回りを心がけないと翻弄される側になってしまうだろう。
リーダーのデメニギスは、ゴーグルのボケにノリツッコミするギャグ担当キャラかと思わせ、バトルにおける "ハート" の大切さを語るアツいキャラクター。ポルポピックとは兄妹の間柄で、他のメンバーはご近所友達らしい。
数少ない、メンバー全員がオクトリングのチーム(他にはハチチームが該当)の1つ。全員、前に突き出た髪型がイカしている。
【35.エイトチーム】
"新バンカラクラス" 上位4チームの1つ。エイト率いる強者ぞろいのチーム。エイトは、金や強さといった「力」を追求する実力至上主義者。「強者の周りには強者が集まるが、弱者は弱者としか組めない」といった持論をもつ。
初登場からずっとブルーチームの振舞いとぶっ飛んだボケを軽く流してきたが、本心では「本当にいちいち気に入らないチーム」と思っており、闘志を燃やしている。
肝心のチームは評判の高いプレイヤーを金で雇って揃えており、実力は折紙付きなのだが弱点も少なくない。まず、リザルトが報酬と直結しているのか、他メンバーが報酬へ影響するような連携を一切取ろうとしない。協調性皆無なので人数差をカバーすることもなく、1人1人が担当エリア内で行動したがるので柔軟な立ち回りも難しい。
エイトは、強者の情報をキャッチしようと常に目を光らせ、自身も様々なトレーニング経験を積んできたようだ。強さへのこだわりは作中屈指である。報酬を気軽に出せるだけの資金力もあるのだろうか。
雇われているチームメイトだが、報酬に比例して結果を残そうとモチベーションを上げ、招集時には無遅刻で集まってくれる。良くも悪くも動かしやすいメンバーである。
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2023-06-28 時点、バンカラ! 2巻まで登場!
ハイカラ地方での活躍は16巻で一区切りです。
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