らっと

東京/JADP認定メンタル心理カウンセラー

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最近の記事

人と板

越谷レイクタウン。 日本で1番大きいイオンだ。 人生初めての埼玉県は「めっちゃでっかいイオン」を目的地としていた。 東京に転勤して3ヶ月、渋谷も池袋も原宿も表参道も、いわゆる「都心」に足を踏み入れる前に選ばれた場所がイオン。しっかりと田舎者丸出しである。 このイオンだが、どうやら1施設に7店舗ものスタバがあるらしい。 越谷市にある9店舗のうち7店舗がイオンに集結しているというトンデモ施設だ。 #ってのがYoutubeで流れてきた 当時、地元のスタバ20数店舗をほぼ制覇(

    • 信用

      6月14日(水) 午後7時30分。 打鍵音だけが響く職場で、手元の電話が鳴った。 ディスプレイは080で始まる番号を表示している。 携帯電話から職場にかかってくる時は大抵面倒事だ。 「もしもし、わたくし株式会社〜〜の△△です。  わたくしども資産運用のご案内をしておりまして  よろしければお話しさせていただきたいんですが  ご都合のよい日はありますでしょうか。」 あからさまな営業電話なわけだが、この時間に職場に電話かけてくるあたり、常識人では無さそうだ。そんなこんなで、こ

      • 心理

        『メンタル心理カウンセラー』 資格を取ったのは昨年の11月。 臨床心理士だとか社会福祉士みたいな国家資格じゃないし、 何の変哲もない民間資格。 受講料が3万円くらいかかるし、別で受験料が必要だし、 試験は在宅で受けれるし、問題用紙の隣に教材を広げて解くこともできる。 当然中身なんてないし、資格ビジネスと揶揄する声も時折耳にする。 『形』だけの資格だと思う。 カウンセリングなんてのは格好よく表現された言語であって、 その実態は単なるお悩み相談。 僕たちが幼い頃から、友人

        • 希望

          僕たちは時として「希望」を欲する──。 『ラーゲリより愛を込めて』を観た。 戦後のシベリアを舞台に描く、 二宮和也が主演の映画だ。 戦争に敗れた日本は、何年もの間、 ラーゲリ(収容所)で強制労働をさせられていた。 「生きることを諦めるよりも、  生きると決めることの方が難しい。」 出演した俳優が舞台挨拶で語った言葉だ。 希望は生命に活力を与え、 生きる意味をもたらす。 僕たちが生きていくには希望が必要だ。 綺麗事のように聴こえるが、 事実、そうであった。 第二

        マガジン

        • 今日のふらっと🐀
          1本

        記事

          交流

          中学の元カノとサイゼに行った。 就職で関東に旅立った彼女とは、 帰省のタイミングで会うことが多い。 いつもなら3人でサイゼだが、 1人は神戸旅行らしく、今回は2人だった。 まずはお互いの現状報告。 彼女は半年前に勤務地が変わったらしく、 同じ会社でありながら仕事の進め方が異なるようで、 かなり苦労しているとのことだった。 仕事には「個人技」と「チームプレー」が存在する。 彼女は専らチームプレーに長けているようで、 右も左も分からないまま、個人に一任される今の職場は、

          結婚

          ヒトという動物の機能としては、婚姻していなくとも繁殖行為が可能だし、繁殖それ自体も可能である。また富を分け合うこともできるし、共同生活を行うこともできる。 ではなぜ、人間は「婚姻」をするのか。 そもそも婚姻とは民法で用いられる法律用語であり、民を縛る法制度のなかで確立されたものである。おおよそ、社会的な承認を得ることだ。 婚姻は届出により成立し、「婚姻の効力」は夫婦で同じ氏を称し、夫婦は同居し、互いに協力・扶助しなければならず、婚姻費用(生活に必要なお金)を分担しなければ

          トロッコ問題に学ぶ組織運営

          ある人を助けるために他の人を犠牲にすることは許されるか? トロッコ問題は、そんなことを問いかける。 「5人を救うために、1人を犠牲にするか」という構図だ。 組織運営にあたっては、しばしばこの場面に遭遇する。 まさに、今の僕がそうだ。 この問題に、正解はない。 結果、功利主義的に損失回避が選択され、犠牲が払われた。 少なくとも僕はそう感じている。 そのこと自体に、何ら異論はない。 仮に、僕に舵が与えられていれば同じ選択をしただろうし、組織運営においては賢明な判断だと思

          ¥500

          トロッコ問題に学ぶ組織運営

          ¥500

          原因不明の精神疾患

          ーーーーー<自己紹介>ーーーーー 25歳、社会人4年目。 ミニマリスト/心理カウンセラー 
ーーーーーーーーーーーーーー ・気分障害(躁鬱状態) ・全般性不安症 ・パニック症 ・強迫症 ・急性ストレス障害 ・心的外傷後ストレス障害 ・統合失調症 ・パーソナリティ障害 ・自閉スペクトラム症 ・注意欠如・多動症 精神疾患と言っても、病名も症状も原因も極めて幅広い。 そしてこれらの疾患は全て薬物治療がメインであり、カウンセリングでは対処できない。 ひとたび精神を患ってしまうと、

          原因不明の精神疾患

          フォーカシングと内観療法

          ーーーーー<自己紹介>ーーーーー 25歳、社会人4年目。 ミニマリスト/心理カウンセラー 
ーーーーーーーーーーーーーーーー フォーカシングと内観療法。 それは「自分自身」と向き合うこと。 ーーーーー 心と体が一致していないのは苦しい。 泣きたい時に笑うことが辛いように。 なぜならそれは「嘘」だから。 振り返ってみれば、集団でマンモスを狩って、食糧を分け合って生きてきた時代があった。 きっと、本来ヒトは優しい生き物なのだろう。 だから、僕たちは嘘を吐くのが苦しい。

          フォーカシングと内観療法

          新社会人になった君へ

          念願の第一志望に見事合格。 新調したスーツを身に纏い、晴れやかな気持ちで初出勤。 この春、ずっと目指していた職場で4年目を迎えた。 遡ること社会人1年目、僕にはどうしようもなく仕事を辞めたい時期が二度訪れた。 一度目は5月。 「新規採用」という言葉に甘える暇もなく数多降ってくる仕事と鳴り止まない電話。 いちばん歳の近かった目の前の先輩の見様見真似でやり過ごす日々が続いた。 先輩は、僕とは別の地域で僕と同じ仕事を担当している。しかもこの春からの赴任。つまり僕と同じ「素人

          新社会人になった君へ

          「月がきれいですね」が通用しない現代

          ーーーーー<自己紹介>ーーーーー 25歳、社会人3年目。 岐阜県在住、ミニマリスト。 
ーーーーーーーーーーーーーーーー 月がきれいですね。 彼はこう訳した。 極めて文学的で、美しい。 この話が美談たる所以は「彼が文豪だから」であろうか。 時は遡ること平安時代。貴族文化だ。 日本の文化は、間違いなくここに起源がある。 「ひらがな」が生まれ、和歌が詠まれた。 これは貴族の間で流行った「遊び」であり、「教養」の表れであった。 想いをひらがなに包んで詠み、和歌に隠されたその真

          「月がきれいですね」が通用しない現代

          「ミニマリスト」と「セレブリティ」の違い

          ーーーーー<自己紹介>ーーーーー 25歳、社会人3年目。 岐阜県在住、ミニマリスト。 
ーーーーーーーーーーーーーーーー いわゆる「セレブリティ」と言われる人たちは「シンプルに暮らす」わけだが、彼らのシンプルとは「モノをもたない」ということではなく「洗練されていて、迷いが少ない。」ということである。 社会人1年目、僕のメンターと言っても過言でない当時の課長がこんなことを言っていた。 「結論はこれでいいんだけど、なぜこうなるのかを理解してる?」 口酸っぱく言われた。 仕

          「ミニマリスト」と「セレブリティ」の違い

          僕も君も発達障害

          ーーーーー<自己紹介>ーーーーー
 25歳、社会人3年目。 岐阜県在住、ミニマリスト。 
ーーーーーーーーーーーーーーーー 人は誰しも、「不可解」な行動をとる。 不可解とは「解するべからず」つまり「理解できない」ということだ。 なぜ不可解が生じるのか。 僕たちは個体値がバラバラで、故に、他人の行動に不可解を見出す。 自身が取り得ない手段に対して「なぜそうするのか」が生まれる。 こんなことは金太郎飴的生産方法たるロボットではあり得ない。 つまるところ、この「不可解」は僕たち

          僕も君も発達障害

          カイリキーは身体障害か

          ーーーーー<自己紹介>ーーーーー

 25歳、社会人3年目。

 岐阜県在住、ミニマリスト。 

ーーーーーーーーーーーーーーーー 昼休みのデスク。 タブレット端末の画面に映し出されているのは、生まれつき四肢が無い乙武氏だ。 「身体障害とは何か」 彼は小中学生を相手に、この問いを投げかけた。 「僕のように四肢が無いのは障害?」 「じゃあ片腕が無かったら?」 「じゃあ指が1本なかったら?」 僕たちは「機能的観点」から障害を評価することが多い。 そんななか、面白い回

          カイリキーは身体障害か

          「無能」に苦しむ時代じゃない

          ーーーーー<自己紹介>ーーーーー

 25歳、社会人3年目。

 岐阜県在住、ミニマリスト。 

ーーーーーーーーーーーーーーーー 人間には4つの段階がある。彼は言う。 無意識・無能。 「知らないし、できない。」 有意識・無能。 「知っているけど、できない。」 有意識・有能。 「意識していることは、できる。」 無意識・有能。 「やれちゃってる。」 ーーーーーーーーーー 「知っているけど、できない」は、不快だ。 だから、「知らない」に立ち返ろうとする。 僕た

          「無能」に苦しむ時代じゃない

          『否定』は『生存本能』だ。

          ーーーーー<自己紹介>ーーーーー

 25歳、社会人3年目。

 岐阜県在住、ミニマリスト。 

ーーーーーーーーーーーーーーーー 「君は間違ってる。」何度言われただろう。 20歳頃、様々な事情があって、自身の考え方を整えた。自分を守るための考え方だ。 保身とは常に『社会の悪』との戦いだ。『多数派の正義』との戦いだ。だから、僕が保身のために整えた考え方は『社会的に善しとされない』考え方であり、とりわけ『感情的に許されない』ものであった。 それから5年ほど時が

          『否定』は『生存本能』だ。