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兵庫県立芸術文化センターのなるほどバックステージツアー2024 阪急中ホール編

田中圭さんの舞台で、何度も観劇させていただいている、兵庫県立文化センターのバックステージツアー「阪急中ホール編」に参加してきました。

舞台からみる客席

阪急中ホールは、私も何度も舞台を観に来たことのある、なじみのあるホールです。
どうしても行ってみたいイベントだったので、友達が発売開始時間に光の速さでチケットを取ってくれました!

ちなみにバックステージツアーは他のお客様が映り込まないよう配慮の上、写真・動画の撮影とSNS掲載は自由。

まずはMCの方がこのホールの特徴をわかりやすく、軽妙なトークで楽しく解説していただきました。全くの素人が聞いても楽しく、終わったころには、ちょっとした舞台装置ツウになって帰れる楽しいお話。

後半にお話の内容をご紹介しています。


舞台装置のショー

続いて、照明と美術バトン(舞台装置の仕掛けを動かすバーのようなもの)のショー。一部を動画でご紹介します。
ナマで観て聴いて、肌で感じるショーは圧巻でした。

noteに動画が貼れないので、Xを貼りました

青い三角▶️を押すと、リンク先に飛ばずにこのままで再生できます。


次に、グループにわかれてのバックステージツアー。
グループによって、回る順路が違い、スムーズに流れるようになっています。

バックステージツアーの解説のお話も楽しくて、ワクワクする内容でした。
とにかくスタッフさんたちのお話がおもしろい。


私たちのグループが最初に回ったのは、舞台上。

たくさんの板が隙間なく張り詰められた舞台は、全ての板が取り外せる造りです。テコのような、バールのようなもので金具をひっかけて持ち上げて外す仕組み。参加者に外させてもらえるということで体験させてもらいました。めっちゃ重い(笑)手を貸してもらいました。

奈落の底

2枚外した板の下に現れた「奈落」への階段。
そこから舞台下の奈落を見学しました。

上段が通常の高さ。下段は奈落の底
奈落の底にある椅子に座って舞台を見あげたところ

舞台上と舞台の下を一度に見られる貴重な瞬間

座席の前8列は椅子が簡単に取り外せるようになっています。
舞台の時に、「B列だけどA列が無くて実質最前だった!」などと歓喜するアレです。
前方を大きく空けてオーケストラピットなどにできる空間が作り出せる仕組み。舞台の高さに合わせて台を追加し、大きく張り出したように舞台を前に広げることもできるそうです。

舞台の前3列は、床ごと奈落の底まで下がる仕組みになっています。

実際に奈落の底まで降りてきた座席にみんなで座り、座ったままみんなで元の通常の高さまで上がっていくという貴重な体験をさせてもらいました。
ユニバのアトラクション気分。

ついついドセンのベストポジションに座りたがる私たち(笑)

観客席の後ろにあるガラス張りのブースの中

次に、観客席の後ろにあるガラス張りのブースにお邪魔しました。

照明や美術バトンの動きを、あらかじめプログラムしておきます。
2つのレバー操作で操れるように、プログラムをセットしておくことによって、本来は十人ぐらいで操作しなければ表現できない動きを、1人で操作することができるそうです。

舞台下手を舞台側から見たところ

壁にたくさんのサイン

舞台上の客席から見えない場所に、たくさんのサインのパネルが。
昔はもっとたくさんあったそうです。
(田中圭さんのは無かった)

外から見た搬入口。このすぐ右側が一般道

次は、舞台下手側へ回って、搬入口へ。
舞台からフラットに伸びる搬入口は、道路に面していて、
搬入口に止めたトラックの荷台と同じ高さになるように作られています。
遮音効果の高い二重扉は、舞台下手出口の真横を救急車が通っても、音が聞こえないようにできています。
気密性を高めるために扉がグッと床に食い込む仕組みを、動きで見せてもらいました。

舞台に一番近い場所にある、主役用の部屋
田中圭さんを写したであろう鏡
田中圭さんが座った(寝た)であろうソファ
田中圭さんを...

そのまま、下手側の楽屋へ。
舞台に一番近い個室の楽屋Aは主役クラスの役者さんのための部屋。
田中圭さんも、こちらの部屋を使うそうです。

大部屋
たくさんの出演者が
一斉にドライヤーを使っても大丈夫な電力

続いてスタッフさん用の控室や、大きな控室。
以前に田中圭さんのオフショで写っていた部屋は、みんなで過ごす大きな部屋でした。
(だよね~、一人の時間が要らない人だもんね)

『もしも命が描けたら』の着到板!!

デジタルのタッチパネルになっている着到板。
こちらは香盤表としても使われているそうです。
知っている俳優さんもいると思うので、押してみていいですよ、と言われて押しに行くと、なんと「もしも命が描けたら」の画面!
テンション爆上がりで押してきました。
どうして田中圭さんの舞台の画面にしていただけたんですか?と質問すると、「田中圭さんだと、みなさん喜んでくれるからです!」とのこと
(めっちゃ喜びました)

たくさんの美術バトンも
無数のライトがぶら下がっている

最後にちょうど舞台の真上となる舞台装置のあるところへ。

そこで、ライトと美術バトンなどの舞台装置を、真横から目線の高さで見せてもらいました。

メッシュの床の間から、はるか下に見える舞台

ゾゾゾッ


ものすごい高さな上に、下が透けて見える素材の床と階段だったので、私はめちゃくちゃ怖かった!笑
へっぴり腰で降りてきました。

最後に舞台上に集合して、各グループが全て戻って来るまで、質問タイム。


最後に、客席をバックに舞台上で『田中圭さんがやりそうなポーズ』で友達と写真を撮り合うという大喜利記念写真を撮ってきました(笑)


普段私たちが入ることができない未知の場所であり、聖地として尊い場所です。本当に楽しい体験で、スタッフの皆様に感謝を伝えたい、魅力を伝えたいとnoteを書きました。

でもまた行きたいので、この魅力を伝えたい…でもチケットが取れなくなりそうだから内緒にしておきたい…と葛藤しています(笑)

最初に教えていただいた、このホールの特徴をいくつか記しておきます。もっと盛りだくさんな内容を、とっても楽しいトークでお話していただけるので、ぜひ聞きに行ってみてください。


阪急中ホールは、主に舞台演劇用に作られています。
役者さんの声が届く距離という点で、最適なサイズが幅、奥行きともに20m。
そこに客席を配置すると、必然的に割り出されるキャパが700〜800人ほど。
ということで、兵芸もこのキャパになっているそうです。

大ホールは主に音楽ホールとしての用途。
音の吸収や反響が、演劇か音楽かの用途に効果的なように、壁や床の材質がそれぞれ異なる素材が使われているそうです。
対して、機材は互換性があり、それぞれのホールと共用できる、また持ち込みの機材に対してもフレキシブルに対応できる工夫がされているそうです。


レポのオマケに...

兵庫県立芸術文化センターで観た、田中圭さんの舞台の感想noteを添えておきます。

また、兵芸で田中圭さんの舞台が見られますように!


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