見出し画像

♯14 私がチェロを毎日練習できるようになるまで【後編】

楽器を続けるために早めにやっておけばよかったと思うことを4つ上げたうちの1つ目、「出来れば毎日、少なくとも週に半分はチェロに触れる環境を整えること」についての後編です。

前編最後に念願のチェロを購入したらすく。

これで毎日チェロの練習ができると思ったけれども、練習時間は増えませんでした。

どうしてだったのか??
続きをどうぞ!

チェロ購入後、半年くらい

自宅でもいっぱい練習ができる!

そう思っていたのに、ここでアコースティック楽器ならではの悩みが出ました。

それは、

音量が大きい

ということ。

自宅はマンション。

平日に仕事から帰宅した夜にアコースティック楽器を弾くと、音量が大きいため、隣や下の階に音が響いて迷惑になってしまう。

体感、掃除機の音と同じくらいかそれ以上になります。

自分なりに工夫して音量を抑えようとした時期もありました。

練習用ミュートを購入したり、

洗濯ばさみをコマに挟んだり、

f字孔をスポンジで塞いだり、覆ってみたりして。

※楽器に負担がかかると思われるので、真似される場合は自己責任で⚠️
洗濯バサミはフェルトを貼り、駒に傷がつきにくいようにしています。

確かに音量は少しだけ下がります。しかし、夜の時間帯に弾けるレベルまでは下がりません。

上記画像の状態のチェロを見ると、せっかくのチェロが可哀想な見た目になるので、気持ちも下がります。

また、何よりチェロの駒やf字孔に負担がかかっていそうなので、すぐにやめました。

弓から松脂を落とした状態で弾いてみることも考えました。

しかし、松脂を塗っていない弓は滑りやすく、正しいボウイングの練習にはなりません。また弓の毛にも負担がかかります。


結局平日にチェロの練習はできず、休日も音量を気にしながら、指板寄りで弾く練習しかできない状態。

そんなことで、チェロ購入前とあまり変わらない練習量でした。

レッスンを開始して1年くらい、この状態が続きました。

練習=レッスンで指摘されたことを意識しながら、改善点を改めていくための時間。

そのように思っているのですが、週に1回程度しか取れないので、当然、改善点を改める間もなく、次のレッスン日を迎える訳です。

これは非常に勿体無い💦

サイレントチェロとの出会い

このままでは、いつまで経ってもチェロが上達しない。

危機感を覚えた私は、平日夜でも練習ができるようにとサイレントチェロの購入を検討し始めました。

ちょうど中古でお安く、ヤマハのサイレントチェロを手に入れることができました。

購入にあたっては、友人からも色々とアドバイスはいただき、だいぶと悩みました。しかし、今では購入をしてよかったと思っています。

サイレントチェロのメリット・デメリットはまた別の機会にて。

サイレントチェロのおかげで、今はほぼ毎日、最低でも10分は平日でもチェロに触ることができています。

(とはいえ、仕事が22時を超えることが多かったので、毎日練習できるようになるには、お迎えしてから更に時間がかかったのですが……💦 さすがにサイレントチェロと言えど、夜中には弾けませんから😭)

練習時間が増えたことによるメリット

練習=レッスンで指摘されたことを意識しながら、改善点を改めていくための時間。

これが取れたことで、レッスンの充実具合が変わりました。

毎日の練習で改善点を直していき、方向性が合っているかレッスンで確かめる。

それがしやすくなりました。

楽器に触れる頻度を多くするためには、環境を整える必要がある。

それが一番大変。

だけど、整えてからは、上達の道が切り開かれたように思います。

とまぁ、ここまで経験談をお話したのですが……
私自身、早く環境を整えられたらよかったなと思っていますが、失敗だったとは思っていません😀

回り道、それも含めて私のチェロ人生なので😌

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?