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♯9 初めてのオケ体験記③ーー準備編(2)
長らく、こちらの連載記事が書けていませんでした💦
オケ体験記の準備編後編です。
参加のきっかけは、「♯3 オケ体験記①ーー参加のきっかけなど」から、
準備編前編は、「♯4 初めてのオケ体験記②ーー準備編(1)」から読めます。
※こちらの記事は2023年秋の出来事です。
準備編は、
⑴ 譜読みと
⑵ 実際に弾いて練習
の2つの記事に分かれているところ、前回は「⑴譜読み」について書きました。
移動時間を使って音源を聴いたり、運指を確認するためにyoutubeに釘付けになったりしながら、譜読みをしました。
今回は、⑵実際に弾いて練習したことをお話しします。
1 3週間の練習期間しかない!練習で何をした?
オケの初見演奏会は、誘われた時点から約3週間後に迫っていました。
たった3週間で10分強のチャイコフスキーの交響曲第5番第4楽章を完璧に演奏できるようになる・・・というのは、当時チェロ歴2年の私にとってはかなりハードルが高いことでした。
だってね・・・♯が4つもついてるんだよ!
ハ音記号がいっぱい出てくるよ!!
テンポ速めで3連符!?何それ地獄ですか!!!
幸いなことに、今回のオケ初見演奏会は、「初心者大歓迎」「弾けないところがあっても大丈夫」というコンセプトでした。
弾ける部分で思いっきり弾いて、オケの雰囲気を楽しもう!と気持ちを切り替え、まず取り掛かったのが・・・
⑴ 「絶対にここは弾ききる」というところを決める。
曲の中でチェロが美味しいと個人的に感じるところ
ゆっくりテンポで弓や運指がついていけそうなところ
は、絶対に綺麗に弾きたいと思いました。
今回の曲の中で言うと、例えば下記の写真に挙げた箇所はしっかりと弾けるようにしようと重点的に練習することにしました。
(書き込み多くて見づらいのはご愛嬌)
冒頭部分
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138693662/picture_pc_d15cbc912f7900f04d08d11a08fcba7c.png?width=800)
86小節目や94小節目からの部分や、FとGのところ(328小節目や336小節目やSのところも)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138693944/picture_pc_fa151b35ada8279f1a3db30f2ec16084.png?width=800)
230小節目からの低音楽器がメロディしているところ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138694159/picture_pc_2704cc7186e21edd57b1dfbab8c11a3e.png?width=800)
472小節目から480小節目(481小節目からの3連符はキツかったです笑)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138694869/picture_pc_8aeb4714b70a5504ba3b22bc5bc97688.png?width=800)
⑵ 速いパッセージはひたすらエアーの練習
弾けるところだけ弓を動かして、弾けないところはピタッと動きが止まってしまうのは、不恰好だなと思っていました。
せっかくオケの雰囲気を味わいに行っているのだから、弾けないところもそれなりに弾けている感じに見せられたらいいな。
ということで、速くて左手の運指が間に合わないというところは、「エアー」=弾いているフリを頑張ることにしました。
ボーイングを覚えて、実際の曲のテンポに合わせて、右手を動かす練習をしていました。
そのおかげで、当日は離れたところから演奏していた友人曰く「弾けているように見えた」そうです(笑)
本格的にオケに所属したら、エアーはなるべくしないようにしたいですね……
⑶ 徐々にテンポを速くしていく。
実際に弾く時の練習は、最初はテンポを遅めに、徐々にテンポを挙げていき、弾けるようにしていきました。
うまく左手の指が動かない箇所は、最初は音数を減らして最初に指を置く位置の確認をして、うまく行ったら、楽譜通りの音を出せるようにしていくという練習をしました。
どういうことかというと、
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138695198/picture_pc_25889c12960f371f721dfc08d5e8e624.jpg?width=800)
23小節目から始まる3連符の連続。
23小節目だけを取り出すと、楽譜通りに弾けば、
「シド♯シ ラシラ ソ♯ラソ♯ ファ♯ソ♯ファ♯」。
最初は、
①「ラシラ」→「ソ♯ラソ♯」へのポジション移動が素早くできない。
②「シド♯シ」の指が回らない。
状態でした。
①ポジション移動の苦手を克服するために、楽譜通りではなく、
「シ〜〜 ラ〜〜 ソ♯〜〜 ファ♯〜〜」と3連符のうち、1つ目の音だけを鳴らしてポジション移動ができるかを練習しました。
最初はゆっくりのテンポで、徐々にテンポを上げていく。
そして、だいぶ慣れてきたら
②の指が回らない状態を解決すべく、元の楽譜通り(「シド♯シ ラシラ ソ♯ラソ♯ ファ♯ソ♯ファ♯」)に弾けるよう、最初はゆっくりのテンポで、徐々にテンポを上げて練習をしました。
練習を頑張った甲斐があって、この部分は本番でも弾き切ることができました。
2 レッスンで確認したこと
自分で一通り曲をさらった後に、弾き方が分からないところを先生に聞きました。
チェロが美味しい部分の綺麗な弾き方
途中の刻むところ重めよりも軽快に弾いた方がよいこと
重音の鳴らし方
など……
先生に教わって、断然弾きやすくなりました!
毎日練習して、いよいよ本番を迎えます。
次回の本番編で、合計4回に渡って連載する「オケ体験記」は終了です。
次の記事も早めに書きたい……
頑張ります😅
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