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奈良幻の土産?!鹿の角細工。わたしのアクセサリー自慢



幻?!の奈良のお土産鹿の角細工の魅力

観光地4箇所ばかりに住み、仕事で菓子・雑貨屋、メーカーで商品開発もしていたのでお土産店チェックをよくしました。(今も)
旅行先ではもちろん、住んでいる場所のお土産店や雑貨店も定期的に見に行きます。古いお産屋さんも、アンティークに近いレア商品や、今では作れないようなすごいものなど面白いものがあり大好きです。

もう5年も前になりますが、ほとんど商品はなくシャッターが半分閉まっているならまちのお土産屋さんで、鹿の角細工のイヤリング発見しました。
プラスチックと似ているけれど少し違う、軽やかなのに購入感のあるその見たことのない不思議な素材感にひかれたのです。
それは鹿の角で作られたものでした。

つけるとこんな感じ

鹿の角とは思わせない乙女向けデザイン

子供の頃は奈良のお土産屋さんにはもっと沢山の鹿の角アイテムが販売されていました。「鹿と五重塔の置物」「鹿の角のお箸」「鹿の角キーホルダー」などなど。修学旅行で来たことがある方は見たことがあるのではないでしょうか。
でも、こんな乙女向けデザインのアクセサリーが作られていたことを私はその時初めて知りました。
ちょっとレトロだけど、回り回って可愛い気がする。
価格は2,000円くらい。(仕入れ値がすごくやすい時代のものなのでしょうか)この価格なら、奈良にふらりと立ち寄った乙女達も買えそうです。
白くて爽やかなひまわりのような大きな花は夏の装いにぴったりで、私もオレンジ色のカーディガンを着る時によくつけていました。

久しぶりに奈良に帰ったら幻になってた

そんなお気に入りのイヤリングでしたが、度重なる引っ越しと旅行である日私の前から、ある日にいなくなってしまったのです。(自分の管理不足)
夏になり「着けよー」と思ったら見つからない!
以前購入したお土産屋さんに見に行ってみましたが、コロナ禍のせいか空いている日をあまり目にすることがなくなりました。

あゝ、もうこのお店では買えないのかと思った私は
他のお土産屋さんと、骨董品屋さんと、ヤフオク、メルカリをすべてチェックしました。今の時代誰か持っているだろうと。
し…しかしその時はどこにも見つからなかったのです。
乙女向け鹿の角細工アクセサリーの在庫はもはや幻になってしまったと思いました。そうやって改めて探すと、子供のころよく見た奈良の伝統工芸「鹿の角細工」は私が探しているイヤリングだけでなく、ほとんど店頭からなくなっていました。

コロナがあけたある日

奈良に観光客が戻ってきたある日、そのお土産屋さんの前を通りかかるとその日はシャッターが開いていました。
ドキドキしながら、以前あったショーケースに近づきます。
以前よりも種類も数も少なくなっていましたが、まだわずかに在庫が残っていました。以前無くしてしまったので購入するか悩みましたが、あれだけ探してもなかったのだから買っておこう!と2代目を手に入れたのです。
1代目より少し小ぶりな感じ。
そして、お店が閉まってしまったらもう聞けないかもしれない!とお店の方にどこで仕入れたのかお聞きしました。もしくは、作っておられる方をご存知でしょうか。と、残念ながら、昔過ぎて分からないとのことでした。

最近、有名な鹿の角細工の職人さんがもう工房を閉めてしまわれたとのことを別の方に教えていただきました。ご高齢のためとのこと。
自分で加工して作れるでしょうかとお聞きしたところ、鹿の角はとても硬くて加工がむずかしいそうです。うーん。

ちょっとレトロで可愛い奈良のお土産。復活しないかな。と思っています。
しかも奈良で購入できたら、なんだか縁起がよさそう。

この素敵な、乙女向け鹿の角細工イヤリングについて、
持ってるよー!とか、作ってるよー!とか
何か情報がございましたらお知らせいただけましたら嬉しいです。

追記:
その後ネットで調べたところ、「しろのつかい」さんとおっしゃられるブランドの製品が奈良ホテルで販売されているようです。
そして、今日乙女向け鹿の角イヤリングまだ販売されていました。
在庫あとわずかでした!興味ある方ぜひ、、、!

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