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天命を見出すために必要なこと、とは!?

人は須らく自ら省察すべし。
「天何の故に我が身を生み出し、我をして果たして何の用にか供せしむる。我は既に天の物なれば、必ず天の役あり。天の役供せずんば、天の咎必ず至らむ。」
省察して此処に至れば即ち我が身の苟も生く可からざるを知らむ。

===『言志録』10===

人間は誰でも、次のことを反省し考察してみる必要がある。
「天はなぜ自分をこの世に生み出し、何の用をさせようとするのか。自分は天(神)の物であるから、必ず天職がある。この天職を果たさなければ、天罰を必ず受ける」と。
ここまで反省、考察してくると、自分はただうかうかとこの世に生きているだけではすまされないことがわかる。

===【付記】===

「自分が生きているのではない。生かされているのである」

「1日在れば、1日為すあり」吉田松陰

何のために生きるか、ということは、「人さまのために尽くすためだ」ということの一語に尽きる。

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有名な一節であり、大好きな一節。

西郷南洲翁の
「[人を相手にせず天を相手にせよ。天を相手にして己を尽くし、人を咎めず、我が誠の 足らざるを尋ぬべし 」
を思い出させてくれるお言葉。

人はただ生きているだけでも価値がある。
人は生きている限り、お役目がある。
そう、僕も信じています。

『夜と霧』の著者・フランクルの3つの価値。
①創造価値 ②体験価値 ③態度価値

①何かを創造することの価値・意義・喜び
②何かを体験することの価値・意義・喜び
③何かを創造できなくても、何も体験できなくても、ただ、自分が存在する、その態度で体現できる価値・意義・喜び

この「態度価値」こそ尊いし、何も与えるものはなくても、ただ、まっすぐに生きようとするその姿勢こそが、周りに対する何よりの「貢献になる」可能性がある。

そんなことを感じています。

(研修でも、「貢献を考える」ワークからの「宣言」発表は、見学に来られた方々を感動させる何かを持っていますね!)

(「天命」とは、遠くにあるもの、ではなく、「身近な誰かのためを思って行動すること」から、感じられるものなのではないかと思っています)

(「身近な誰か」とは、もちろん、家族や友人、職場の同僚、お客様も含まれますが、『一番身近な誰か』とは、やっぱり、『自分自身』。自分を満たしてこそ、喜ばせてこそ、本当の意味で、周りにも貢献できるし、その時、本当の意味で、「天命を果たした状態」になるのではないかと思っています)

次の言葉にも通じるものがあると思っています。

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他人が笑おうが笑うまいが、自分の歌を歌えばいいんだよ。(岡本太郎)

===『3秒でハッピーになる超名言100』===

人生最大の不幸は、他人に笑われることを気にして、自分の歌を歌わないこと。
笑われた記憶は、時間と共に消え去る。
しかし、自分の歌を歌わなかった後悔は、時と共に増す。
実は、岡本太郎でさえ、心が進まない仕事を引き受けてしまったことがあった。
するとどうなったか。
自分の心にストレートに添わない絵を描いていたら、なんとパートナーの岡本敏子さんがむくれたのだそう。
他人軸ではなく、あくまでも自分軸。
自分の歌(本心)に寄り添いきることが、2人にとっても生きることだった。

勇気も情熱も元気も、すべてのエネルギーは本心から生まれる。
本心に添わない限り、フルパワーは出ない。

====【ひすいこたろうさんの名著より引用】====



僕もかつて、「自分を自分で売るのはやめよう」と思って、企業に入り、自分を殺して生きようとしたことがありました。

結果、どうなったか。

自分は病気になるし、「家族のため」「子どものため」「妻のため」と思って働いていたはずなのに、夫婦仲は最悪。

妻からは、「出てけ!」と言われる始末。(笑)

結果、自首的単身赴任で、新潟・小千谷にやってくることになりました。(笑)

===【中略(笑) 深呼吸中】===

でも、おかげさまで、今があります。

あの頃があったからこそ、今がある。

自分がやりたくないけど、「稼ぐため」と思ってやっていたこと。

それらも含めて、「逆張りの選択」もしてみたからこそ、「やっぱり、こっちの方が心地いいよね」と感じられるようになりました。



「人は、自分を愛せる程度にしか、他人を愛することはできない」
「人は、自分を認められる程度にしか、他人を認めることはできない」

本当に、愛を伝えたいなら、自分をとことん愛すること。

自分の心の声を聴き、自分の本音に正直に生きること。

もちろん、痛いこともあります。
つらいこともあります。
しんどい時がやってくることもあります。

でも、それら含めて、全部、感じたくて、今回の人生は生まれてきた。
そう思っています。

そうやって、自分の本音に添って生きるからこそ、思わぬ追い風が吹くこともある。
でも、それは、「おかげさま」。

自分の力ではなく、見えない叡智が働いただけ。

そのことに感謝して、ますます、お役立ちをしようとする。

すべての人に、そんないい循環が生まれていくことを、心から祈っています。



今週末は、家族の時間。

以前は、妻から、「出てけ!」と言われたことも、今となってはいい思い出。(笑)

関係の結び直し・リデザインをしています。



いのちいっぱい、自分の歌を歌い、家族の歌でもハーモニーを奏で、いい響きを、世界中に響き渡らせて生きて生こう。

そう思っています。



今日は、強風で、深夜の目覚め。

おかげさまで、充実の深夜時間を過ごせています。

ありがとうございます。



大雪の被害が、ありませんように。

幸せに、心豊かに、より多くの方々が過ごされますように。

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