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知ることから始めよう

【児童養護施設は、日本の文化や伝統が最も必要な場所の一つ】

入所したばかりの子どもは、怖がって夜中に泣いたり、おねしょをしたりすることがある。

それは、「親から受けた虐待を思い出して怖がっている」訳ではない。

「『もう二度と親に会えないかもしれない』ことを恐れている」

タイトルのとおり、『それでも、親を愛する子供たち』なのだ。

子どもが親を求める気持ちは,それほどまでに純粋で尊い。

だからこそ、その気持ちを利用してはならない。

虐待をする親はもちろん,「本人が家に帰りたいと言っている」という理由で、子どもを不適切な環境に戻すようなことも、あってはならない。

児童養護施設の役割とは、親や児童相談所とケンカしてでも子どもを守ること。

自分が悪役になろうと損を被ろうと、子どもを助ける。

倫理や道徳、慈悲の心、そして人情。

日本の古き良き文化伝統を最も必要とする場所の一つが、児童養護施設だ。



児童養護施設の運営には、莫大な合金が下りている。

職員の大半は純粋に子どもが好きな保育士が占め、入所者は未成年の子どもたち。

しかも、「子どものため」といえば、体裁も取り繕える。

悪意を持った人間からすると最高に与しやすく、利用できる場所。

児童福祉の暗部を見るにつけ、「全部マンガで描くしかない!」と決めた。

制作にあたっては、施設の職員や関係者、北九州市の子ども総合センター(児童相談所)、専門家など多くの方の協力を得ている。

実態を真摯に描くことで、何が本当に「子どものため」になるのかを考え抜いていきたい。



一般市民の方には、表も裏も含めて児童養護施設を知ってもらいたい。

温かい眼差しが子どもを育て、救う力になる。

〜【それでも、親を愛する子供たち』押川剛さん原作のマンガより〜

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昨日のメンタルクリニックでのランチタイム休憩に、本屋さんに『子どもを〜』の15巻(写真左)を買いに行ったら、隣に置いてあった本書。

「こりゃ、読まんばない❗️」と手に取り、『子どもを〜』15巻よりも先に読んじゃいました。

というのも💡



息子と娘が通う小学校の学区に、児童養護施設があって、各クラスに1〜3人くらい、そこの子がいて。

息子が、入学する学校を選べる時に、「どうする?」という話になったんだけど、僕は,「そういう子どもたちと共に育ち合える場の方がいいんじゃないか」と思って、今の学校を選択。

「だから何?」って話かもしれないけれど、一度だけ施設見学にも伺わせていただいて。

本書を読んで、改めて、社会の闇に触れたし、一方で、「知ることから始める」ことの大切さを感じています。



虐待を受けた子どもは、「自分が悪い子だから」と自己否定感に襲われる。

それでも、親を愛する。

そんな無垢で健気な子どもたち。

天使のようなその子の可能性に、蓋をするのも、煌びやかな可能性を引き出すのも、周りの大人。



「何ができるのか?」

「どうしたら,社会は、世界は,より良くなるのか?」

問いかけつつ、無理はせず、できることから一歩ずつ、より豊かな社会に向けて、歩みを進めていきたい。

まずは、自分自身を愛で満たすことが、何より大切だから。



今日も生きてますね🤗

今あるいのちに感謝して、脳をフル活用して✨

自分らしさの大地に根を張って🌳

周りの方とのご縁も大切に💕

豊かな時間を🤗

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