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RASHISAワークスが広がった社会

RASHISA代表の岡本です。今回は、私が考えるRASHISAワークスが広がった社会に関して語らせてください。

先日、このようなツイートをしました。

まさにこれが私が創りたい社会の1つです。

今日はこの128文字に込められた想いを、3,000文字ほどで語っていきたいと思います。

RASHISAワークスのすごいところ

まずは、株式会社RASHISAが運営している「RASHISAワークス」について説明します。

すっごく手前味噌なお話になってしまいますし、その一方で、正直まだまだ課題だらけですが、私の思いも込めながらお伝えしていきます。

まずはこちらをご覧ください。

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こちらがRASHISAワークスの概要です。
簡単に言うと、RASHISAワークスとは、在宅ワークを望む虐待サバイバーの方に在宅で完結するお仕事と業務上のサポートを提供するサービスです。ここでは「文字起こし業務」に特化して描いていますが、実際は文字起こしだけでなく様々お仕事を、パートナー企業さまからご依頼いただき、虐待サバイバーの方々に届けています。

RASHISAのフォロー① サポーター

こちらは、実際にパートナー企業さまからRASHISAにご依頼があり、RASHISAユーザー(虐待サバイバー)の方にお届けしたお仕事の一部です。

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様々なお仕事のなかから、一人ひとりの特性やスキルに合った仕事をお選びし、お届けしています。

RASHISAのユーザーさんのなかには、「これまでパソコンをほとんど触ったことがありません」「Googleドライブの使い方が分かりません」という方もいらっしゃいます。

私たちは、そのような分からないことや不安なことが多いなかで、新しいことに調整しようとするユーザーさんを応援したいと思っています!

では、どのように応援するか。その担当者として、RASHISAにはサポーターという虐待サバイバーの方のお仕事のサポートをするスタッフが設置されています。

サポーターは定期的に虐待サバイバーの方と面談をしたり、お仕事に必要なマニュアルを作成したりしています。

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※マニュアルの一例です。中身は社外秘ですので、お見せできません🙇‍♀️

このようにして、サポーターが伴走することで「これまでパソコンを触ったことがなかった方が、在宅ワークで月◯万円稼げるようになる!」ということを実現してます。

実際に、事業をスタートした2020年4月からこれまでの間で、1ヶ月で最も稼いだRASHISAユーザーの月収は7万円ほどです。

現在は、RASHISAユーザー全員が「月3万円稼げるサービス」を目指して、社内の体制を整えています。

RASHISAのフォロー② チーム

フリーランスの方の悩みの1つに、もし自分が倒れたら「収入がなくなってしまう」「様々な関係者に迷惑をかけてしまう」という点があると思います。

その不安に押し潰されて、少し頑張ったら挑戦できた案件を失注してしまったフリーランスの方も少なくはないのではないでしょうか。

RASHISAワークスに登録しているRASHISAユーザーさんの中には「メンタル不調により、お仕事ができなくなる」という方が、実は多くいらっしゃいます。

もし、そういった方がRASHISAワークスではなく、1人でお仕事をすると、どうなるでしょう。

もしかしたら、メンタル不調で仕事を最後までできないかもしれない…という不安から、お仕事を始められない、なんてことも起こってしまうのではないでしょうか。

虐待サバイバーの中には「人に迷惑をかけられない」と思っている方が多いように感じます。
実際に虐待を受けた経験がある私もその節があり、とても共感できます。小さいころに、迷惑になるような行動をしてしまうと、めちゃくちゃ怒られた経験から、人の顔色を伺って生きてきたことが原因ではないかと思っています。
「最後までお仕事ができなかったらどうしよう…」と不安な方も挑戦できるように、RASHISAワークスは “チーム体制” での案件実行を行っています。

RASHISAワークスはチームRASHISAとして、
130名ほどの(10月末時点)RASHISAのユーザーの方々で手を取り合ってお仕事を進めています。

例えば、Aさんが1週間の間に2本の記事制作を担当しているとします。
しかし、納期3日前になって、体調が悪くなり、残り1本が執筆不可能になったとします。
RASHISAワークスでは、体調が悪くなったタイミングで、ヘルプを出すことができます。すると、代わりにBさんが残りの仕事を完了してくださり、誰にも迷惑をかけずに、お仕事を終えることができるのです。

“チームRASHISAとして、パートナー企業様に納品” をするのです。

ちなみに、RASHISAのユーザーさんのうちの35%ほどが虐待を受けたことがある、もしくはその可能性があるとサービス登録時に表明してくれています。
逆にいうと残りの65%は虐待などを受けたわけではないけど、何かしらの生き辛さや働き辛さを抱えている方やRASHISAのビジョンに共感してくださった方です。

虐待を実際に受けたことがある方はもちろん、虐待サバイバーの方を応援したいと思う方によってチームRASHISAは構成されていて、虐待サバイバーの方の挑戦を何よりも喜んで応援しあえるチームだからこそ、Aさんは無理をせずに、心身ともに健康的な状態で働くことができます。私たちはそのように安心して環境を提供しています。

結局、作りたい社会はなんだ。

どうしてRASHISAワークスをしているのか。

それは、失敗してもまた挑戦できる社会をRASHISAワークスを取り巻くコミュニティから広げていきたいと考えるからです。

私は冷たい社会と暖かい社会を知っています。

過去にとある場面で失敗した時にすぐに罵声を浴びさせられて、それに怯えて行動ができなくなった社会。そんな冷たい社会。

一方で、挑戦したことに対する賞賛をしてくれて、次どうするの?と一緒に考えてくれる人がいた社会。そんな暖かい社会。

少なくとも私は、暖かい社会の方が生きやすいと感じたし、生きるのが楽しいと感じた。

そして、そんな暖かい社会は私に挑戦できるきっかけを勇気をくれた。

そんな社会をRASHISAワークスを通じて作りたい。
幼少期に親に怒鳴られ、自己肯定感が下がっている虐待サバイバーの方がいる限り、もう一度挑戦したいと思う社会を私たちは作る。絶対に。

私が創りたいもう1つの社会。
冒頭で “私が創りたい社会の1つ” という表現をしました。

1つと書いたのは、他にも実現させたい社会があるからです。
それはもちろん虐待がない社会です。

これが株式会社RASHISAの存在意義です。

会社という箱を最大限に活用して、お金や仲間を集めて、
事業というのもを創り、事業を通じて社会に価値を届けていく。

まだまだ私個人としてはひよっこですし、チームとしても若いチームです。
だからこそ、まだまだ課題は山積みですが、このnoteを読んで、RASHISAの仲間になりたい!と思ってくださる方やRASHISAワークスを利用してみたい!という虐待サバイバーの方、パートナー企業様がいらっしゃいましたらご連絡いただけると嬉しいです。

これからも頑張ります。


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