『騎士譚は城壁の中に花ひらく』レビュー
『騎士譚は城壁の中に花ひらく』
ゆづか正成（著）
今回は、「できればもうちょっとメジャーになってほしいんだけどなー！」と個人的に応援してる推しコミックのご紹介です。
時は中世。錠の城の騎士見習いの子供、ロサが、いつか一人前の騎士になる日を夢見ながら、城壁の中で一歩ずつ成長していく姿を描くハートフル（？）な日常系＠城コミックなのです。
なのです。
です、けれどもｗ
まあ、第一話でもうバレバレなのでちょっとだけネタバレしてしまうと、騎士見習いのロサは、実は女の子。性別と過去を隠してお城で生活しています。その事実は、城主様ほかごく一部しか知らないのです。
盾の紋章などもちゃんと作られていて芸細です☆
なぜ、そんなことになっているのか、は、二巻以降のお楽しみｗ
けっこうちゃんとドラマしてます。これが良いんですよぉー。
ロサちゃんが健気で元気でいろんな意味でめちゃくちゃカワイイ！ こういう子が頑張ってるのはほんと応援したくなっちゃう！＞＜
ってキャラやストーリーもモチロン推しポイントなのですが、それらを支えている城内外の描画のリアリティがこれまた素晴らしいのです。
とんでもなく細かいところまで緻密に設定され、美麗に誠実に描かれています。
ロサだけでなく可愛いキャラクターたちや、カッコイイ騎士様たちが、リアルなお城で自然に生活しているのがとっても素敵。
実を言うとワタクシ、お城のような立体的な建築物の内部図解って個人的に大好物なのです。（帆船やお城の内部図解の絵本とかつい買っちゃうｗ）
この漫画も、本屋さんで表紙を見た時、お城の断面描画が描かれているのにピンときて（あとキャラもかわいかったけれどｗ）そのままレジに持って行ってお持ち帰りさせていただいたのですｗ
こういう選び方する人少なそうだけれど、結果、大正解でしたｗ
（2巻、３巻の表紙も対私用のファンサービス！？ されてますネｗ）
何世代にもわたって城が進化していく姿とかが本編漫画と平行して描かれていたり、作中にも細かなウンチクが沢山でてきます。
著者さんの好きなものだらけを詰め込んだ妄想爆発漫画と一巻あとがきにありました。私的には超ピンポイントで私の好きなモノが詰め込まれている気がして、ついニヨニヨしてしまう大好きな漫画なのです。推しです。
※ただし、もっともっと続いてほしかったのですが、三巻めでエンドマークがついています＞＜ ちゃんとおわってますけどね～。応援するのが一歩遅かったかも～＞＜
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