SS・煙草物語・1/7【introduction】(1087字)

先日、煙草に関する記事を書いた。

煙草に関する皆さんのお話や喫煙・禁煙体験等、沢山の素敵なメッセージの中で、下記のようなコメントを頂いた。

私の父は喘息持ちなのにショートHOPEを吸っていた人です。(今も生きてます)小さい頃売っている自販機が家から少し遠く、お釣りあげるからと言われて500円玉を握りしめて二箱買いに行った思い出があります。

初めて付き合った彼氏は愛煙家でした。公園の噴水でしたファーストキスの味はマルメンの香りでした。

大学の時の彼氏はKOOLを好んでました。「おとちゃん(筆者注:コメント主の愛称)、Keep Only One Loveって意味なんだよ。俺のモットーだよ。」と言ってくれました。

数年前に恋した人はアメスピの黄色を吸ってました。朝一緒に駅に向かう時に香る甘い香りが毎回切なくなりました。
たばこの銘柄の数だけ物語や思い出があるなと感じました。
（中略）
思うさんの物語もいつか聞かせて下さい。

CAおとうふさんより頂いたコメント

少ない文字数なのに、素敵なショートストーリーを読んだような気持ちになった。

“思うさんの物語もいつか聞かせて下さい。”とのことだが、物語と呼べるようなものはあるだろうか。

少し考えてみた。

意外と記憶に残っている、「煙草の銘柄×思い出」。

コメントをくれたCAおとうふさんのように洒落た文章は書けないが、順を追って書いてみる。
誰も興味はないだろうが、たまにはこんな物語風の記事も良いだろう。
内容が少々法に触れる可能性や倫理的に問題のある内容もあるが、そこはフィクション、もしくは時効として捉えて欲しい。
半分ノンフィクション。半ハンフィクション。

当シリーズ記事は性質上、喫煙および煙草を美化する表現が成されている可能性がありますが、決して賛美・推奨するものではありません。喫煙および煙草そのものに嫌悪感を感じる方は、読まないことをお勧めします。また、未成年の喫煙は法律で禁止されています。また、煙草の煙はあなたの周りの人、特に乳幼児、子ども、お年寄りなどの健康に悪影響を及ぼします。

一応書いておこうか。
世知辛いね。

ちょっと長めなので、一編ずつに分割してお送りする。
普段とはテイストが違うので、気が向いたら読んで欲しい。
専門的な内容は無いので、煙草を吸う/吸わない関係なく読めるように仕上げてある(はず)。

【目次】

introduction（当記事）
hi-lite
Peace
Marlboro LIGHTS
Marlboro LIGHTS MENTHOL
CHAMPIX
iQOS～outro

※公開後、順次リンク埋込予定。

｢hi-lite｣に続く→