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コロナ時代と~月桃の効能について~

コロナ時代と呼ばれる現在。

岡山県の研究所と東京大学が研究を進めて、なんと、月桃がコロナに良いかもしれないとゆうニュースを見たのは三月の終わり頃。

そこから世間の方からも少し月桃の認知度が上がることになったわけですが。

しかし、ビフォアコロナだろうとアフターコロナだろうと、月桃は昔からそこにあるもの。

この記事は私が思う月桃と、学術的な効能とをまとめてみようかなと思います。

出会い

私が最初に知った月桃は、石垣島に来て間もない頃、歌の中で。

この時働いていた施設で、ムーチーとゆうおもちを包むのも月桃の葉だと知りました。

沖縄ではムーチーの日と言って、旧暦の12月8日になると厄除けとして食べるおもちがあります。

カレンダーにムーチーの日(ムーチーはおもちの方言)が書いてあるほど伝統的な行事で、あんこは入っていないけど、イメージ的には笹もちのような感じで、甘いおもちを月桃の葉で巻いて蒸すと、とても香りの良いムーチーが出来上がります。

これも、主に月桃の殺菌効果を利用したもので月桃の葉で包む事でおもちの日持ち(だじゃれじゃないよ)を良くしたり、あとは月桃自体に魔除の意味も込められていたり。

その後は今お世話になっている工場の社長さんと出会い、アロマセラピーとして香りとしての月桃。

エステやリラクゼーションサロン向けのステップアップセミナー的なのに誘われて参加したのがきっかけで、その時社長が月桃の効能を力説していたのが私と月桃との第二の出会い。

その時聞いた効能がとにかくすごくて、これさえあればなんでも出来る!と思った程。

アロマセラピーを学んでいる身ではあったので、月桃やアロマを使えば"脳から身体を変えられる化粧品づくりが出来る"とゆう話はスッと入ってきて、そのままそれはSumny Timeのコンセプトの一つにもなっています。

月桃の効能とは

シミの原因と言われるメラニン蓄積の素、シロチナーゼの働きを阻害したり(要するに美白、これは何とビタミンCより効果は上だそう)、コラーゲンの生成を促進する、またポリフェノールが体を老化へ導いていると言われる活性酸素に働きかけるので抗酸化(アンチエイジング)、抗ストレス、抗アレルギー、更に女性ホルモンに働きかける。


月桃(Alpinia speciosa K. Schum.)は,古くから沖縄では虫よけ剤,抗菌剤などに使われてきた植物であり,その葉のもつ独特な香りを改善し,有効性を高めた発酵月桃が開発されている.本研究は発酵月桃葉熱水抽出物(HFS)のメラニン生成抑制作用とそのメカニズムを検討することを目的とした.
HFSはB16細胞の細胞増殖には影響を与えず,濃度依存的にメラニン生成を抑制し,その抑制効果はアスコルビン酸(AsA)よりも大きいことが示唆された。(日本家政学会誌より)

何か難しいけど、私が気に入っているのは、化粧品を作る時に、コラーゲンを配合するのではなくコラーゲンの生成を助ける、すなわちお肌が自分でコラーゲンを生み出せるようになるとゆうところ。

なんでも与えるばっかりじゃなくて、自分で出来るように助けてあげる。

これは子育てにも通ずるところで、あまり過保護になりすぎない。その子の力を引き出して育ててあげるって大事な事ですよね。

そして今年の3月に発表されたこちらの記事。

研究グループは今後、この抗ウイルス成分を使った農薬の実用化を急ぐほか、鳥インフルエンザウイルスや豚コレラウイルスへの応用も研究を進める。グループの鳴坂義弘専門研究員(植物病理学)は「自然由来で人間が体に取り入れても害がないメリットもある。幅広いウイルスへの利用が見込め、新型コロナウイルスへも効果を発揮する可能性がある」としている。(本文より一部抜粋)

月桃の抗ウィルス効果、すごいですね。

ここでも好きなのが、月桃はいい菌は殺さない。

お肌には常在菌って言って、いなくてはいけない菌が沢山います。

言ってみれば菌だらけ。

多分、顔ダニとか顕微鏡でみたら気持ち悪くてかきむしっちゃうかも(顔ダニ:悪者扱いされる事もあるけど、みんなの顔には普通にこいつらがいて、増えすぎちゃうと良くないけど、ゼロにするのも無理だし良くない)。

けど、その子たちのお陰で、今日も健やかな肌が保たれているのです。

アルコールや次亜塩素酸は菌も殺すけど、この常在菌も殺しちゃう。

すると、バリアがなくなって結果的にウィルスから体を守れなくなっちゃう。

他にも知人からこんな記事があったよと教えて頂きました。

グリーンベルト

SunnyTimeの月桃はグリーンベルトといって、畑の周りに植えられた、育つ時に人の手が入る事のない、ワイルドな月桃たちです。

自分たちで生き延びる為に植物もきっと試行錯誤してる事でしょう。

そして面白い事に、その試行錯誤の結果が植物の香りなんです。

植物が生き延びる為の知恵が、芳香成分なんです。

月桃の香りは、南の島の力強い太陽を浴びて育つので明るく、自然と心を開いて前向きになれる香り。

心を落ち着けて、ありのままを受け入れ、リラックスを与えてくれる香り。

琉球時代から魔除として使われてきた香り。

戦争の中を生き延びて来た香り。

沖縄の、歴史と暮らしと切っても切れない香り。

更に、この月桃たちが石垣島の海を赤土から守っている、と思うと感慨深い。

赤土が海に流出しちゃうと、水が濁ってしまってサンゴや微生物たちがうまく生きていけなくなってしまうんです。

石垣島をドライブしながら、さとうきび畑の周りとかをふと見てみると月桃が沢山植えられていると思います。

この子たちの根っこが、赤土を包んで海に流さないようにしてるんだ、と思うとついつい手を振って「頑張って」と言いたくなってしまう。

実際先日、いつも見ていた月桃が何かしらの理由でなぎ倒されていて、慌ててまだグリーンの実を保護しちゃった。何に使おう。

そんな感じで今回は、ちょっと月桃への愛が溢れちゃう内容でした。

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〈自己紹介〉Rasaと言います。2008年に東京から移住し、沖縄県の石垣島とゆう島に住んでいます。現在はSunnyTimeとゆう小さな工房を営んでおりまして、Instagramをメインに商品の事などを紹介しています。noteでは、Instagramで伝えきれていない、商品の誕生するまでのお話だったり、関わってくれている素敵な人達だったり、そもそも素晴らしすぎる石垣島で採れる原料のお話だったり、個人的な事を書いています。

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