ありのままに生きたいが生きれない私

今、人生の坂道で立ち止まり
戸惑っている私
登りたくても
踏み出せない

がむしゃらに生きてきて
後ろを振り返る暇もなかった
それは時間に追われる生活のためか
何も考えずいたのか
自分自身を信じていたのか
あれよこれよと膨大な時間が過ぎてふと
これで良かったのか?
と振り返り不安になる
単純に言うと時間に余裕ができた
からなのか

娘時代には母
妻になると夫
嫁になると義理の親
仕事では上司
家庭では子ども

その時々に紡ぐ関係があり
その柵の中を上手く
潜り抜けながら
生きてきた
総括すると

この国では
まだまだ
女性は生きづらい

女性である事が嫌ではない
好きだと思う
女性である事は
愛おしいと思う

若い頃から
かなりの自信家だった

信念だけはある
それなりのスキルも
身につけていた

若い頃の将来の夢は
自分の才能が開花する
仕事で一人前になり
ステータスを確立して
優雅な生活を送る事

結婚など夢に描いてなかった
ウエディングドレスも着たいと
思わない
子どもが欲しいなんて
想像もしなかった

それが
どう縁が結ばれたのか
20歳を過ぎると
方向が変わる

その頃に占いで見てもらったら
長男と結婚して
あなたは夫に振り回されて
環境が全く変わりますよ
と言われた事がある

振り返ると
ズバリ当たっていた

いいのか
悪いのか

平凡な結婚をして
平凡な主婦になり
平凡な子育てをしたが
女性も働く権利があるを
モットーに仕事を持つ

共働きでも
家事、育児はほとんどが私
夫は残業に遊びに趣味
男女平等を唱え
フェミニズムを唱える

理想と現実は
かけ離れ
時間がある者が
家事、育児をすることになる

何度も夫とぶつかり合い
話合ったが
結局は5対5にはならない
目の前のやるべき事を
するしかなかった

長い年月の中で
いろいろな風景を見た

今、仕事も退職をして
夫を見送り
子育ても一段落

残りの人生
私だけの時間

解放されて
フリーダム
自由なんだ!

なんて楽しいんだろう
好きなことをして
過ごせる

今まで出来なかった
我慢してたこと
気兼ねなくできる
好きな場所で好きなことをして

ありのままに生きること
ありのままに行動して
残りの人生
楽しんで行きたい

そう頭では
理解しているが
いざとなると

そうもいかないのが現実
若さも無くなり体力的なものや
持病も抱えている

例えば
沖縄で暮らす
生活スタイルを変える
引越す
筋トレをする

そりゃ無理だよって
外野の声が聞こえてくる

ありのままって
難しい

でも与えられた時間を
私なりに
大切に生きていたい
人生は一度きり
儚い夢なのかもしれない


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?