理系脳こそ陥りがちな、説得する時の落とし穴
こんにちは、らるです。
今日は
『道理』は心を動かさない
ということについて
『群衆心理』第二篇 第二章 第四節より
説明していきます。
『道理』では動かない、というのは
『群衆』の性質から理解できます。
『群衆』は『感情』でしか動きません。
『道理』に叶う=論理的に正しいだけでは
何の作用も及ぼさないのです。
『群衆』の心を動かすのに必要なのは
『筋の通った説明』ではなく
『感情』に着目した
以下のようなステップです。
1,『群衆』を活気づけている
『感情』を見つける。
2,自分も同じ『感情』を持っていると示す。
3,連想、例え(子供でもわかるレベルの)を
用いて、『群衆』の想像をかき立てて
『群衆』の感情を動かす。
※話している間に
『群衆』の『感情』は変化します
それに合わせて、
言葉を変える必要があります。
(=原稿通りに話してもダメ)
…
『道理』が通じないので
このようなやり方をせざるを得ない
ということです。
特に気をつける必要があるのが
普段、理詰めで話している人です。
(理系の人に多いかもしれません)
論理を一つずつ組み立て
それらを連鎖させて
結論を導き、説得する方法…
すなわち、
『理詰め』は『群衆』に全く届きません。
…
今回は『群衆』の話として
紹介しましたが
「感情優先タイプの個人」と
話す時にも同様のことが言えます。
先ほど説明した
3ステップを再掲します。
1,『群衆』を活気づけている
『感情』を見つける。
2,自分も同じ『感情』を持っていると示す。
3,連想、例え(子供でもわかるレベルの)を
用いて、『群衆』の想像をかき立てて
『群衆』の感情を動かす。
これを、個人向けに書き直すと
1,相手の気持ちに気づく
2,共感を示す
(もし、相手の意見を変えたければ)
3,相手に伝わるレベルのたとえ話で
相手の想像力に訴えて
感情を動かす
ということになります。
今日のまとめ
『群衆』に『道理』は無意味!
『感情』に寄り添うことが必要!
…
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