コミュニケーションのレベルの3段階【7つの習慣6-②】
前回の話では
シナジーの体験がいかに素晴らしいか
ということと
シナジーに達するためには
メンバー皆が
・内面が安定していること
・心を開くこと
・何が生み出されるか分からない
…という冒険に心躍らせること
が必要であるという話を
してきました。
今日の話は
コミュニケーションのレベルについてです。
…
低レベルのコミュニケーション
もっとも低いレベルのコミュニケーションは低い信頼関係から生じる。自分の立場を守ることしか考えず、揚げ足をとられないように用心深く言葉を選び、話がこじれて問題が起きたときの用心のためとばかりに予防線を張り、逃げ道をつくっておく。このようなコミュニケーションでは、結果はWin-LoseかLose-Winのどちらかしかない。P/PCバランスがとれていないから、コミュニケーションの効果はまったく期待できず、さらに強く自分の立場を防衛しなければならない状況をつくり出すという悪循環に陥ってしまう。
Kindle位置No.5832
コミュニケーションのレベルが
最も低い状態では
人は「防衛的」になります。
これは、私も働いていて
よく感じるところです。
相手への信頼も
協力したいという気持ちも低いので
最優先は「自分の立場を守ること」
になってしまいます。
揚げ足をとられないように
ボロを出さないこと
常に予防線を張っておくことに
多くの力を割くことになります。
もちろん、防衛に使った力は
全くシナジーには繋がりません。
とにかく、相手にマイナスに
されないように…ということを
考えます。
非常に非効率的な
コミュニケーションです。
その結果として生まれるのは
Win-LoseまたはLose-Win
どちらかが折れる…ということです。
負けた方は、次はさらに
攻撃を強めようとするでしょう。
そうすれば、勝った方も
更に防衛を強めなければなりません。
こうして、ムダなことに
更にエネルギーが費やされていきます。
シナジーとは程遠い姿です。
1+1なのに、良くて1
悪ければマイナスになってしまうような
損なコミュニケーションです。
次に、一歩進んで、
お互いを尊重することが
できるようになったレベルです。
円滑にはやっていけるでしょう。
これもまた、私が仕事で感じるところです。
ある程度、お互いの立場を尊重できる
相手と仕事をしていると
お互いに折れるところは折れて
ある程度のところでの妥協案を
もって進められるようになります。
防衛にエネルギーを割いていたときより
はるかにマシです。
1+1が、1.5くらいになるイメージです。
ただ、それでも
シナジーを創り出すところまでは
いきません。
ただ、お互いの案を尊重する
…というだけでは
シナジーにはたどり着けない…
というのであれば、
どうすればいいのでしょうか?
それは、自分の望みでも
相手の望みでもない
双方の望みを一つにして
両方を叶えられる
第3の案を見出す努力をすることです。
そのためには
・高い信頼口座の残高
・Win-Winを考える姿勢
・まず相手を理解しようとする努力
これらの、今までお話してきた
内容が必要になってくるんです。
…
まとめ
低いレベルのコミュニケーションは
揚げ足のとりあいである
お互いに防衛的になり
協力によるメリットは何も生まれない
シナジーを生むコミュニケーションは
自分の案でも、相手の案でもない
両方の希望を満たせる第3の案を
見いだそうとするところに生まれる
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