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大企業の閉塞感

こんにちは、らるです。
私が勤めている会社は
いわゆる大企業に属しています。

もちろん、報酬や福利厚生を含めて
利益をたくさん得ている面はあります。

ただ、正直な実感から言うと
「既存事業の衰退と共に役目を終える会社だろう」
と、感じてしまっています。

今日はなぜ、そう感じるのか
という話をしていきます。


イノベーションが生まれる土壌がない

企業が生き残り続けるためには
イノベーションが不可欠です。

ただ、私は自分の会社に
イノベーションの土壌があるとは感じません。

よく言われているダイバーシティ
多様性の包摂ということを
盛んに言ってはいますし

そのために女性採用を増やしたり
女性役職者を増やそうとしています。

ただ、本来イノベーションに必要な
ダイバーシティというのは
属性の多様性よりも、思考の多様性の方なので
女性を増やしたからどう…という話では
ありません。

しかも、この女性重視の施策は
男性から不満をもたれているのはもちろん
女性からも
「ひいきで評価があがっても嬉しくない」と
不満がでています。

おそらく効果は薄い一方で
不満だけは確実にたまっていく施策です。

本当に、会社のためになるのでしょうか?

株主のためにポーズとして
わかりやすいからやっているのではないか
とさえ、私には思えてしまいます。

それでも、従わなければならないのが
会社員のつらいところです。


また、イノベーションのためには、
才能、創意以前の前提として
「激しく集中的な労働が必要」だと
ドラッカーは言いました。

もちろん、そんな労働を強制するのは犯罪なので
社員自身にモチベーションを高めてもらう以外に
答えはありません。

お金を貰えればモチベーションが上がる…
というような、外からのモチベーションでは
長続きしません。

本来は、自身の内側にある実現したいもの
価値観と、会社が実現しようとするものが
重なったときに、

「会社のために一生懸命働こう」となります。

そのための施策として
会社が存在している理由、すなわち
企業理念を浸透させよう…なんてしているわけですが

そもそも、経営層そのものが
企業理念を体現して動いていると
感じられません。

もしかしたら、一般社員の見えないところで
すごい仕事をしているのかもしれませんが
少なくとも伝わってきてはいません。

この状態では、企業理念の何がいいのか伝わらず
文字づらだけは覚えても
実践しようとは思えないでしょう。


ただ、これも仕方ないことだと思います。

今の経営層の方々は年齢から考えれば
10年経てばもういません。

とくに新しいことがうまく行かずとも
困ることは無いでしょう。

むしろ、大きな変化を起こそうとすれば
軋轢を生んでメンドクサイことになります。

組織は大きくなればなるほど
安定をもとめる
変化を嫌うようになるのは世の常です。

新しいことを頑張る強い動機はないわけです。

ですから、このまま新しいことは
うまく行かずに

「既存事業の衰退と共に役目を終える」のが
自然な姿だと思うわけです。

個人としては、既存事業がうまく行っている間に
会社を出ても生きていけるだけの
能力と経済基盤を築くことが大切になると
感じています。

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