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不安から解放される方法【アランの幸福論】
こんにちは、らるです。
今日も、アランの幸福論からのお話です。
日々生きていると、
色々なことが不安になってきて
イヤになってしまったりするものです。
ですが、この心から沸いてくる不安というのは
止めようもないものだとも思います。
感情の動きは、止めようがないですからね。
では、どうしたらいいのでしょう?
運動をしよう
他人の言動の裏に潜む意味を考えたところで、真相は本人にしか分からないことです。自分でどう想像しようとも不確定なものに思いを巡らしてしまうことを、アランは愚かなことだと説きました。
では、この問題を人間が解消するためには、どうすればよいのでしょうか。そこでは「行動(アクション)」というものがキーワードになってきます。『幸福論』のなかに出てくる、ひとりのピアニストの例がそれを示唆しています。失敗を恐れ、舞台に立つことをひどく怖がっていたピアニストは、演奏し始めるやいなやその恐怖を克服して、平静な心を取り戻します。アランは、ピアニストの恐怖を追い払ってしまったのは彼自身の指の運びであったと解説しました。人が情念から解放されるのは、思考のはたらきによってではなく、体の運動によってであると述べています。
みなさんも、これに似た経験をしたことがあるのではないでしょうか。始める前までは不安でたまらなかったけれど、行動に移してしまえば楽になった。いわゆる「案ずるより産むが易し」というものですね。アランは私たちの想像力の暴走に対して、実にシンプルな解決策を提示したのです。
感情を抑えるのは、
考え方、思考…ではなくて、
「体の運動」だ、というのがアランの答えです。
私もこれには納得するところがあります。
いくら緊張していようが
本番が始まってしまえば
身体を動かすだけ…
引用部にはピアニストの例が
書かれていますが、
私だと、学会発表のことが
思い出されます。
やる前は不安でいっぱいなのですが
実際に話しだしてしまえば
もう、話すだけなんです。
そこには、いちいち不安の入ってくる余地は
ありませんでした。
もちろん、別に発表会である必要はありません。
例えば、ちょっと外をウォーキングしてくるとか
文字通り、「運動」をしていれば
不安なことは、頭から出ていくでしょう。
感情に囚われてしまうときには
「運動」をする
これが、昔からある効果的な解決策だ
というわけです。
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