前回は、カルト集団
『マンソン・ファミリー』の話を
してきました。
今回は、その類例である
ジム・ジョーンズの話を
していきます。
注目ポイントは以下の3点です。
・何をやった集団か?
・ジム・ジョーンズの生い立ち
・性を使った洗脳
…
何をやった集団か?
ジム・ジョーンズが創ったのは
『人民寺院』という集団です。
918人の殺人および自殺…
という非常に大きな事件を
巻き起こしたわけです。
あのアメリカ同時多発テロに次ぐ
規模の被害者数だ…と言われれば
その大きさがよくわかるでしょう。
…
ジム・ジョーンズの生い立ち
彼もまた、マンソンと同じく
恵まれない生い立ちをしていました。
カルト手段を率いるカリスマというのは
幼いころに、精神を殺されるような
育ち方をしているもの…というのが
この本で述べられていることです。
ジョーンズもまた、その通りに
育っていたということでした。
…
性を使った洗脳
洗脳のためには
その人の拠り所を破壊する
ことが必要という話を
以前に紹介しました。
ジョーンズはそれを
性的な活動によって行っていた
人物だったといえます。
男女問わず、ジョーンズと結びつくことを
求められ、なおかつそれが、
信奉者側の
「自己超越の欲求を満たすもの」だ
…ということにしていた
…というわけです。
性を用いて
アイデンティティを破壊しつつ
共同体へと引きずり込んでいく
それがジョーンズの用いた
一つの洗脳術だったわけです。
…
まとめ
ジム・ジョーンズは人民寺院という集団を
作り、殺人・自殺で918人の死者を出した
これまで紹介したカリスマと同様
恵まれない生い立ちであった
性を用いて個のアイデンティティを破壊し
人びとを支配した
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