いつ株価が底値になるか…が完璧にわかっても、単純に積立て続ける方が儲かる！？【JUST KEEP BUYING】
投資は、インデックス積立投資一本で
やっています。らるです。
今日は、投資の話です。
株は安くなったタイミングで買えば儲かる
これは当然のことで
投資のことを学んだことが無い人でも
直感的にわかるでしょう。
ですが、投資のことを少し学ぶと
「その「安く」なるタイミングが
わからないんだよ！」
ということに気づきます。
ですので、
市場は長い目で見れば伸び続ける
という前提のもとに
株価が上がろうが下がろうが関係なく
定期的に同じ金額を投資し続ける方法
がインデックス投資では推奨されます。
「ホントは、毎月積み立てじゃなくて
一番安くなった時にまとめて
買えればもっと儲かるのになぁ…」
…と多くの人が思うでしょう。
私もそう思っていました。
ですが、実は
「市場が底値を記録するタイミングが
わかっていた」としても
ただ、
「ひたすら定期的に同じ額買い続ける」
方が、多くの場合、最終的に儲かるんです。
１９２０〜１９８０年のいずれかの時点から、米国株に40年投資したとしよう。
ただし、投資法は次の２つのうちどちらかを選ばなければならない。
１ドルコスト平均法（ＤＣＡ）——毎月１００ドル、40年間投資する
２バイ・ザ・ディップ（押し目買い）——毎月１００ドル貯金して、相場の下落時のみに買う（ここでは「ディップ」を、市場が史上最高値を記録した期間を除く、すべての期間と定義する）
だがこのゲームでは、バイ・ザ・ディップをさらに有利なものにしてみよう。
全知全能（すなわち「神」）の視点に立ち、底値がいつかをあらかじめ知っておけるようにするのだ。２つの史上最高値の間の底値がいつかを正確に把握できる。つまり、確実に底値で株を買えるようになる。
さらにこのゲームには、一度買った株は売れないというルールもある。期間が終了するまで、ずっと持ち続けなければならない。
あなたが選ぶのはどちらか？
積立投資をする際に
１、単純に同じ額を定期的に買い続けるか
２、株価が底値を付けるたびに買うか
この２つを比較する、という話です。
普通に考えれば
底値＝安いときに買う方が儲かるにきまってる
…と思いますが実はそうでもないんです。
２を実践すると、40年という期間の70％以上で２のパフォーマンスが１を下回ることがわかる。市場がいつ底を打つかが正確にわかっているにもかかわらずだ。
つまり、神でさえドルコスト平均法には勝てないのだ！
なぜ、こうなるのか？
結局のところ、
「早くから投資して複利を利かせた方が
下落を待つよりも効果的だから」
ということになります。
アメリカの代表的な株価指数の
１９９６年からのグラフを見てみます。
黒色の〇が、最高値と最高値の間での底値です。
黒色の〇のところでだけ買い
それまでは積み立てるはずだった
お金は貯めておく…
という形になります。
すると、投資総額の
推移はこんな感じになります。
２０００年あたりからは
ずっと底値が来ないので
お金を貯め続ける形になっています。
２００９年の暴落のタイミングで
ため込んだ資産を全投入しているので
非常に効率的に儲かっていそうです。
ただ、ここでもう一つグラフを
見てみましょう。
各時点での１００ドルの投資が
最終の時点（２０１９年１２月）で
いくらに増えているか？
を示しています。
確かに先ほどの２００９年の投資は
非常に大きなリターンを生んでいます。
ですが、ここで見てもらいたいのは
グラフの左端です。
２００９年の大暴落の際の
投資よりも儲かっています。
いかに大暴落があったとはいっても
複利の効果まで考えれば
「早くから投資する」ことの
メリットの方が勝っている
ということです。
それでも「完璧に」底値を
読めていれば３０％の確率で
単純な積立に勝つことはできるのですが
そんな人間は存在しません。
投資の力量のある人なら
誤差２か月程度でなら
底値を予想できるといわれます。
ですが、その場合は、
勝率は３％まで低下するそうです。
要は
タイミングは考えず、
出来るだけ早く、
頻繁に積み立て投資を
続けていきましょう！
というのが、最適解に近い
ということですね。
つみたて投資を始めるベストタイミングは
常に今日だ
というわけです。
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