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【就職活動】「口では何とでも言える」からこそ、相手の「行動」を聞く【コンピテンシー面接】

過去のことより
これからどうするかを語り、
行動する人が好きです。
らるです。

突然ですが、コンピテンシーという言葉を
聞いたことがあるでしょうか?

最近、人事の業界では
よく耳にする言葉で
意味としては…

コンピテンシーは「ハイパフォーマーが持つスキルや思考性・行動特性」という意味です。

https://corp.miidas.jp/assessment/523/

このコンピテンシーを見る…ということを
採用面接で問う

コンピテンシー面接というのを
導入する企業が増えてきている…ということです。

これまで、面接というと
どうにも面接官の印象に左右されたり
アピールする話し方が得意な人勝ち…だったり

「入社後に活躍できるかどうか」という
最も大切な部分と必ずしも
結びつかない選び方をしている部分が
ありました。


そこでコンピテンシー=行動特性を
見るという手法が導入されるわけです。

この面接手法は

「過去の行動」を問います。

「過去にこんな行動をとっていたなら
 未来にも(働くようになってからも)
 こういう行動(会社の望む働き方)を
とってくれるだろう」

という考え方がベースになっています。

あらかじめ、会社の側で
「高いパフォーマンスを持つ人は
 こういう行動特性を持っているな」

…というのを調べておいて
それと同じ行動特性を持っている人を
面接で選び出す
…というわけです。


そのとき、「行動」をどのように聞くか…というと
STARで見るんです。

STARは「Situation(状況)」「Task(課題)」「Action(行動)」「Result(結果)」の頭文字です。これら4つの項目を基準に質問内容を考えます。

https://corp.miidas.jp/assessment/523/

どんな状況で、どんな課題に直面したのか

そのとき、あなたはどんな行動をとったのか

結果的にどうなったのか

これを聞くわけです。

具体的な、過去に実際にあったこと

これだけを徹底的に聞くことで
「コンピテンシー」を判断するわけです。

今までの面接でありがちだったような
「入社したらどんな仕事をやりたいですか?」とか
「あなたは何を大切にしていますか?」とか
「10年後、どんな自分になっていたいですか」とか
そういうのは、行動特性を知るには不適切な質問
ということですね。


適正な評価ができそう…と思う反面…

この行動特性を、過去の具体的行動から見る
…という面接の手法は

面接官の印象で決める とか
アピール上手ならうまくいく とか

そういった要素をかなり排除できます。

極論すれば

「今まで具体的にやってきたこと」が
「会社の求める行動特性」に合っていれば受かる

ということです。

とてもシンプルですが
それだけに「何もしてこなかった」人に
勝ち目はありません。

就活期だけに頑張っても
どうにもならない
んです。

従来の面接も
何もしてこなかった人に
優しくはありませんでしたが
更に厳しくなっていく…
そんな気がしています。


コンピテンシー面接の対策をするなら

通常の就活と同じになりますが
まずは、自分の経験を棚卸ししてみるのが
いいでしょう。

特に、STARの整理で説明できるようになっておくと
よりよいと思います。STARは

「Situation(状況)」
「Task(課題)」
「Action(行動)」
「Result(結果)」


例えば、

「Situation(状況)」
研究室に新入生が入ってきた

「Task(課題)」
最上級生が時間にルーズで遅刻が常態化しており
新入生もそれに影響されて時間を守る重要性を
見失いつつあった

「Action(行動)」
遅刻をした上級生一人一人と対話し
時間を守ってもらうようにお願いした

「Result(結果)」
全員が時間通りに来るようになった

といった感じです。


もし、自分の中でアピールしたいポイントが
あるなら、それに合う過去の行動を考えてみる
あるいは、「これから行動してしまう」というのも
一つの手
です。


非常につまらない結論ですが
結局のところ「行動」することに
帰結
してしまいます。

思っているだけでは、何もならないわけですね。


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