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やっぱり、話さないと見えてこない

こんにちは、らるです。

私は最近、新しい職場として 北海道で働き始めました。
まだ来たばかりなので
色々な方と話す機会を取るようにしているのですが
その中で、とても印象的なことがありました。

その方は50代のベテランの方で、
穏やかな表情と語り口をしていて
仕事でも信頼感を得ている方でした。

私自身も話してみて
ほがらかで頼りがいのある方
という印象を受けました。

話を進めるうちに、その方の家庭の話になりました。

すると、「実は自分は養子である」
という話をしてくれたんです。

彼が自分が養子であることを 知ったのは、
偶然母子手帳を 見つけた時のことでした。

育ての両親は、彼が養子であることを
本人には伝えないままに育てていたそうなのですが
偶然見つけた母子手帳に
彼が知っている 親とは違う名前が書かれていた
のです。

その時のショックは相当なもので、
「自分はこの家の子供ではない」 と感じ、
落ち込んみ、グレかけた時期もあったそうです。

しかし、彼は親に事情を聞き、
生みの親が金銭的な理由で育てられなかったこと
息子にしっかりと育ってもらいたい…と
経済基盤のしっかりした親族=育ての親に
養子に出したのだ …ということを知ったそうです。

それから、年月が経つに従って
育ての親はもちろん、生みの親にも
感謝を感じられるようになっていったのだそうです。


中々の重たいエピソードでしたが
このエピソードを聞いて、
私は改めて、人の本質や背景にある深い部分は
その人の経歴や、仕事上の評価だけを見ても
分からないんだなぁ…

ということを実感しました。

私は現在、人事の仕事をしていますが、
関わる人数が多いため
どちらかというと、広く浅く 多くの人を知ることに
重きを置いていました。

しかし、この経験を通じて、
人との関係を深めていくことの 重要性を再認識しました。

これからは、 広く深く人と関わっていく
ことを目指したいと思います。

これからも、様々な人と 対話を重ね、
彼らの本質に触れ、信頼関係を築くことで、
より豊かな職場環境を 作り上げていきたいです。

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