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結局、どこに行っても地獄なのか?【新規事業VS既存事業】

先日、私が山口で働いて居たときの
同僚が異動してきたということで
飲み会をやった。

私の職場は
いわゆるゼネラリスト育成をするタイプの
異動が頻繁にある職場だ。

気が付けば、当時から山口に残っている人は
ほとんどおらず
飲み会にも10人近くが集まっていた。

それぞれが、様々な経歴を経て
集まったわけである。

話していて分かった共通点、それは
どこにいても、つらい、ということだ。


たとえば、海外での新規事業。

期待を背負って
これから延びる仕事をやるわけで
能力のある人があつめられるし
給料も高い

ただ、文化どころか
法律も全然違うので
思ったように仕事は進まないし
日本でなら絶対にやらないような
とんでもないことが、平気で行われてしまう

その対応に追われ続ける


では、国内の新規事業はどうか?

こちらも、期待度は高く
人も、金も、たくさん投入される

ただ、当然ながら
うまく行くかわからないものに
うまくいく前提で投資しているので
プレッシャーがすごい

一刻も早く収益をあげなければ
お金は損するばかりだし
他社との競争に負ければ
リターンは大きく減ってしまう

ゆっくりと計画しながら
やっている場合ではない

スピード勝負で、実際に働く人にとっては
つらいことになっている


じゃあ、既存事業はどうか?

これも、つらい。

まず、人が減らされていることがつらい

新規事業に人を割けば
当然、既存事業の人は減らされる

お金も新規事業に行くので
予算も減らされる

これだけでも、当たり前につらいのだが
もっとキツいのは
先細りが見えていることだ

将来、自分のやっている仕事が
縮んで行くのが目に見えている
ということだ。

人は、目の前のことが多少つらくても
未来に希望を持てると頑張れるものだが

その未来がしぼんでいくものであるのは
精神的につらい。


結局、どこにいても地獄なのだ。

じゃあ、あとは

自分にとって、楽しめる地獄はどこかを探す
あるいは
今いる地獄を楽しむ努力をする

どちらかしか、無いのだろう。


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