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究極のポジティブシンキング ラッセルの『幸福論』
こんにちは、幸せな人生を生きる方法を
探しています。らるです。
今日は、『幸福論』の話を
していきます。
世界には三大幸福論と呼ばれる名著があります。
フランスの哲学者アランの幸福論
スイスの哲学者ヒルティの幸福論
そして
イギリスの哲学者ラッセルの幸福論です。
ラッセルの幸福論が、どんな特徴を
持っているかというと…
ラッセルの『幸福論』は、外に目を向けることの大切さを説き、実際の行動を最も重視すること、また精神論にとどまらない論理性を備えている点が特徴的です。
・自分の内よりも外に目を向ける
・実際の行動を大切にする
・精神論だけではない論理性
この辺りが特徴で、構成としては
ラッセルの『幸福論』は二部構成になっています。第一部では不幸の原因分析を行うと同時に、思考をコントロールすることでその原因を取り除く解決策を提示しています。続く第二部では、自分の関心を積極的に外に向けつつ、同時にバランス感覚を忘れないようにすることで幸福になる術を提案しています。
・第一部:不幸の原因分析
・第二部:幸福になる術
となっています。
ラッセルが幸福になれた理由
幸福論を書いているからには
ラッセル本人は幸福であった…というわけですが
本人は、自分が幸福になれた理由を
こう述べていたそうです。
ラッセルは自分が幸福になれた理由として、次の三点を挙げています。①「自分がいちばん望んでいるものが何であるかを発見して、徐々にこれらのものを数多く獲得したこと」。②「望んでいるもののいくつかを、本質的に獲得不可能なものとして上手に捨ててしまったこと」。③「自分の欠点に無関心になることを学」び、「だんだん注意を外界の事物に集中するようになった」こと。
①望んでいるものが何かを発見→徐々に獲得
②望んでいるもののうち獲得不可能なものを捨てる
③自分の欠点に無関心に→外界の事物に集中
この3点がポイントだというわけです。
なるほど…と、思える感じですね。
①②に関しては、それはそうだな、と
私はすんなり納得できました。
望んでいるものが手に入れば幸福ですし
手に入らないものを望まなくなれば
それも幸福に近づくでしょう。
③は、直感的には
「外よりも、自分の方に集中した方が
いいのでは…?」と思ってしまいました。
ただ、ちゃんと理由を読んでみると
納得はできました。
この話は、また別の機会に紹介します。
また、今日の文章の引用元となっている
100分de名著ブックスでは
このラッセルの考え方を
「究極のポジティブシンキング」と呼んでいます。
私は、これこそが究極のポジティブシンキングだと思います。ポジティブシンキングとは、自分の思考を変えることで状況自体を変えていける、とする考え方です。
ポジティブシンキング
=自分の思考を変えることで
状況自体を変えていける、とする考え方
なんとなく、私の思っていた定義と
ズレていると思いましたが
私は「楽観主義」=「ポジティブシンキング」だと
思っていたようです。
よく似た言葉に楽観主義がありますが、少しニュアンスが違います。楽観主義は、「とにかく何とかなるさ」と考えるところがポイントです。ある一定のところまできたら、あとは運を天に任せるしかないと考えるのが楽観主義の本質です。アランの『幸福論』は、楽観主義に立脚しているといわれます。
楽観主義
=とにかく何とかなるさ、と考える
他の三大幸福論、
アランやヒルティの幸福論には
楽観主義的な側面があるのだそうです。
個人的には
「とにかくなんとかなるさ」も
いいなぁ…と思うので機会があれば
触れてみたいなと思いました。
まとめ
世界三大幸福論
・フランスの哲学者アランの幸福論
・スイスの哲学者ヒルティの幸福論
・イギリスの哲学者ラッセルの幸福論
ラッセル幸福論の特徴
・自分の内よりも外に目を向ける
・実際の行動を大切にする
・精神論だけではない論理性
ラッセルが幸福になれた理由
①望んでいるものが何かを発見→徐々に獲得
②望んでいるもののうち獲得不可能なものを捨てる
③自分の欠点に無関心に→外界の事物に集中
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