見出し画像

友だちのつくり方。結局、○○をいかに増やすかがカギ。【ロビン・ダンバー『なぜ私たちは友だちをつくるのか』】

こんにちは、らるです。

以前、こんな記事を書きました。

この記事は

「友だちがいないと早死にするよ」

「暴飲暴食」「運動不足」「大気汚染」よりも
「友だちがいない」方が寿命が縮むよ

という話でした。

友だちがいないのはマズイ…と
わかったところで、次に必要なのは
じゃあ、友達を作るにはどうしたらいいの?
という話でしょう。

答えは「時間」です。


友だちづくりってこんなに時間がかかるの!?

感情面での絆とその相手に割く時間は直接関連しているのだ。
(中略)
このことがいかに重要かを示す一番のエビデンスは、友情の心理学の第一人者、ジェフリー・ホールの研究だろう。大学生たちが友だちをつくる様子を観察して友だちづくりにかかる時間を調べたホールは、たんなる知り合いから時々顔を合わせる友だちになるまでには、出会ってから約四五時間を一緒に過ごす必要があると突きとめた。また、九週間で一緒に過ごした時間が三〇時間だけ(一日に一五分相当)なら、その二人は知り合いのままだった。時々顔を合わせる友だちから大切な友だちになるには、さらに三カ月間で五〇時間を一緒に過ごすことが必要で、そこから親友になるにはさらに一〇〇時間が必要だった。実際のところ、友だちのなかでも最も親密なカテゴリーに入るためには、かなりの長い期間、一日二時間近くを毎日その友だちと過ごす必要があった。そう、友だちづきあいはとにかく時間を食うのだ。

ロビンダンバー.なぜ私たちは友だちをつくるのか--進化心理学から考える人類にとって一番重要な関係(p.184).青土社.Kindle版.

時々顔を合わせる友だちになるためには
出会ってから45時間一緒に過ごす必要がある

ただし、1日15分程度だと短すぎるので
約20週(9週間+3か月)の間に
80時間(30時間+50時間)が必要。

さらに、親友レベルになるには
1日2時間近くを毎日その友達と
過ごす必要がある

結論に書かれている通り
『友だちづきあいはとにかく時間を食う』
ということが分かると思います。

複雑なことは必要ありません。
とりあえず、「一緒にいる」ことが
友だちづくりには大切
なんです。


私の場合

親友を作るには1日2時間以上毎日
という条件は、確かに私にも
思い当たる節があります。

学生時代から、未だにつき合いのある友人たち
…というのは、皆この条件を満たしていました

中学時代の友人とは
放課後に毎日ゲームをしていました

大学時代の友人とも
放課後に毎日ゲームをしていました

(あれ…ゲームしてばっかり…)

私は部活動もやっていましたが
部活動は毎日2時間以上
…という条件は満たしているものの
「一緒にやっている」感覚が薄かったせいか
そのつながりで今も残っているものはありません

お互いの存在を意識し続けるような
過ごし方でないとダメ…ということかもしれません。

ですから、大人数の集まりよりも
小人数の集まりの方が
友だちづくりには向いているのかも…と

個人的には思いました。


いずれにしても…
友だちづくりには、まず、とにかく
一緒にいる時間を増やすこと

これが原則です。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?