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死は一番の不幸か? 『GUNSLINGER GIRL』を読んで

こんにちは、らるです!

ちょっと前の漫画になりますが
『GUNSLINGER GIRL』を読みました。

公益法人社会福祉公社――表向きは障害者支援のための首相府主催の組織だが、その実態は瀕死の少女たちに機械の身体を与え、その少女たちに政府に敵対する勢力を秘密裏に排除させる諜報機関だった。一家殺害事件の生き残りの少女・ヘンリエッタは「条件付け」という洗脳処理により、以前の記憶を封印され「義体」となる。そして元軍人のジョゼ・クローチェは、テロリストに家族を殺され、復讐心に捕らわれ社会福祉公社に入り「担当官」となる。義体と担当官、二人はつねに行動を共にし、銃を手にテロリストの戦いに身を投じていく。架空のイタリアを舞台とした、少女と銃、そして周囲の大人たちが織り成す群像劇。第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。

薬漬けでサイボーグ化され
副作用による様々な障害を持ち
数年の寿命しかない体で戦う女の子と、
その担当官との物語です。

絵柄はキレイで可愛いですが
話はめっちゃハードです。

愛する人のために戦い
そして死ぬのなら
それは「不幸」なんかじゃない。

この物語を読んで
一番に思った感想です。

『健康で長く生きる』が一番良い
…と何となく思っているのは
きっと私だけじゃないはずです。

ただ、最近、
「メメント・モリ」=「死を想え」
を意識してみて

「自分の大事なもの」を追い求めず
ただ生きているだけならば

「長く生きる」ことの価値はあるのかな?
って思うようになりました。

たとえ、
短かい人生だったとしても
「大事なもの」のために
駆け抜ける人生
の方が
本人にとって、価値のある人生に
生きがいある人生になるんじゃないか

この作品に出てくる少女達の
生き様を見て、私はそんな風に思いました。

義体の少女達と担当官には
「命がけで戦う」以外の選択肢は
ありませんでしたが

私たちは、
命がけで何かすることを
強要されません。

どんな生き方をするかの
選択肢がとても多くあります

「寿命が尽きるまでの期間を
 自分の大事なことを選んで
 生きることができる」のです。

本当に幸せなことだなと思います。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

良い物語は、
良い気づきをくれますね!

漫画やアニメも
学びの宝庫だなぁって
思います!

ではでは、また明日!


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