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なぜ、あなたの意見は「浅い」のか?

それは『問い』が浅いからである。

意見とは、自分が考えてきた「問い」に対して、
自分が出した「答え」である。
     『伝わる・揺さぶる! 文章を書く』 より

『伝わる・揺さぶる!文章を書く』という本を読みました。
この本の主張はこうです

「問い」は「答え」と表裏一体である。
良い「答え」を出せる人は
裏にある「問い」が深い。
「問い」と「答え」は
「論点」と「意見」
とも言える。

特に、私が有益だと思ったのは
以下の部分です。

大問題にいきなり結論を出そうとすると、
考えるのが面倒になるか、陳腐な結論になるか。
こういう時は、「答え」ではなく、「問い」の方を
探すことだ。つまり、1つの大きな問題を考えるために、
有効な、具体的で小さな「問い」をいくつも作って、
自分にインタビューすることで、考えは前に進む


「大きな問題」をそのまま考えると
簡単には答えが出せなかったり
だせても平凡な面白みのないもの
なってしまいます。

例えば「幸せになる方法とは?」と言われると、
簡単には答えを出せません。

出せても「人それぞれです」とか
「お金を稼ぎましょう」とか
「良い人間関係を築きましょう」とか
そういった平凡なものになってしまいます。

ただ、大きな問題に直接答えるのではなく
「それに関する小さい問い」
を立て直してみる
ことは
意外と簡単にできます。

そこで生まれた「問い」から
更に細かい「問い」を
立てる事もできます。

例えば、こんな感じです。

・幸せな人間が持っているものってなんだろうか?
 ・お金を持っていると幸せだろうか?
 ・人間関係は幸せと関係あるだろうか?
 ・仕事は幸せと関係あるだろうか?
 ・住んでいる場所は幸せと関係あるだろうか?

・逆に不幸なことってなんだろう?
 ・貧乏は不幸なんだろうか?
 ・独りで生きることは不幸なんだろうか?
 ・死は最大の不幸なんだろうか?
 ・病気になるのは不幸なんだろうか?
 
・「幸せ」に関する学問はないだろうか?
 ・哲学を学ぶと幸せになれるんだろうか?
 ・宗教を学ぶと幸せになれるんだろうか?
 ・歴史から幸せを学ぶ事はできるだろうか?

こうして、関連した「問い」を立てると
「幸せ」という大きな問いが
細かいものに別れて
いきます。

細かいものに別れていけば
個人的に考えて
具体的な答えを出せるよう

なっていきます。

この「問い」=「論点」を
作っていくことで
自分なりの「答え」=「意見」が
作れるようになっていく
というわけです。

つまり「考える」というのは
「問い」を作ること
なんです。

今日のまとめ

大きな「問い」には
そのまま答えず、細かい「問い」を
立て直してから、答えを出すことで
「自分なりの意見」を作れる

「考える」=「問い」を立てるである。

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