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声の小さい人の声に耳を傾けよ【遠くへ行きたければ、みんなで行け】

声の大きい人が苦手です。
らるです。

以前にも紹介したことのある
こちらの本から
コミュニティメンバーと関わるうえでの鉄則を
お話していきます。


コミュニティメンバーと関わるうえでの10則

本書には、著者が
「全てのコミュニティにとって大事」だという
10則が紹介されています。

1.コミュニティメンバーは、君のためでなく、コミュニティのために働いている
2.君が助けを求めれば、しばしば助けてもらえるだろう
3.彼らは個人的な信頼と感謝の気持を大切にしている
4.コミュニティメンバーは君の会社のためにタダ働きする人ではない
5.コミュニティメンバーは営業先ではない
6.コミュニティメンバーは君と同じ文脈や情報を持っていない
7.ビジョンは同じでも、アプローチはちがう
8.コミュニティメンバーのコミットメントや、組織での動き方の経験はさまざまだ
9.静かな人がしばしば秘密兵器になる
10.コミュニティメンバーは友達だ

自分自身が所属するコミュニティを
思い浮かべてみても、
「確かにそうだよなぁ…」と納得できるもので
流石に、著者が「全てのコミュニティにとって大事」と
言い切っているだけのことはあるな、と
思いました。

これを読んだ際、特に意識して
大切にしないとな、と思ったのが

9.静かな人がしばしば秘密兵器になる

です。

この項目が書かれている部分を
引用すると…

9.静かな人がしばしば秘密兵器になる
 コミュニティでは快活なパーソナリティが目立つが、静かで控えめなメンバーもいる。声の大きい人だけが有益な貢献をしていると考えたくなるが、多くのケースでは控えめで声の小さな人々が驚くべき価値を実現してくれた。
 ここでのキーポイントは一対一の関係づくりだ。静かな人たちは公に発言することに抵抗があることが多いので、彼らとプライベートにつながり、彼らからのフィードバックを得ながらこちらからは彼らの成功をサポートし、自信を育てていくべきだ。

ジョノ・ベーコン. 遠くへ行きたければ、みんなで行け ~「ビジネス」「ブランド」「チーム」を変革するコミュニティの原則 (p.161). 株式会社技術評論社. Kindle 版.

放っておいても、大きな声で
話すメンバーの言っていることは
耳に入ってきます。

ですが、実際には
声が小さいだけで、大きな価値を
生み出してくれるポテンシャルを持った人も
存在している
わけです。

そういった価値は、放っておいても
引き出すことはできません。


ここに書かれている通り

『プライベートにつながり、1対1の関係を作る』

ことが必要になってくるわけです。

こちらからは
自信をつけてあげ、成功をサポートする

そして、控え目な彼らからからは
フィードバックを得る

これでWin-Winにしていくわけです。


大きな組織を目指していくにしても

結局のところ、大切なのは
『1対1の対話』なんだな…

ということを、改めて思い出させてくれる
話だな、と感じています。


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