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大衆を動かせる人の条件!それは『〇〇』!

こんにちは、らるです。

思想を行き渡らせるには
『断言』して
『反復』し
群れの中で『感染』を起こさせることが
必要です。

ただ、その思想が勢力を持つには
もう一つの力が必要です。

それが『威厳』です。

『群衆心理』第二篇 第三章 第三節より
『威厳』について説明します。

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『威厳』の辞書的な意味は

近寄りがたいほど堂々として
気持が引き締まるほどおもおもしいさま。


威厳は感嘆、畏怖…を感じさせるものであり
私達の心に働きかける『魅力』です。

恐ろしさを感じながらも
魅力も感じてしまう…
一種の聖なるものと言って良いでしょう。

この威厳が
支配権の最も有力な原動力となります。

威厳には、二種類あります。

後天的威厳人格的威厳です。

・後天的威厳

家名、資産、評判によって
与えられる威厳です。

数字で表現できる『凄さ』
言っても良いと思います。

今ならSNSのフォロワー数
評判として分かりやすい例ですね。

仮に、その人自身に
人格的価値が全く無くても
『威厳』の力を使うことができます。

・人格的威厳

こちらは、天性のものです。

肩書とは無関係に持ちえますが
これを持っていた人とというのは

仏陀、イエス、マホメット、
ジャンヌ・ダルク、ナポレオン…
と言った
歴史に名を残す指導者たちです。

こういった人たちの持つ『威厳』は
ひと目会っただけで
屈服させられてしまうものです。

・威厳の発生要因

様々ありますが、最も重要なのは
『成功』です。

『群衆』は実例に弱いため
実際に『成功』した人間
『成功』した思想には
異議を挟めなくなります。

逆に
『失敗』によって、
急激に威厳は消え去ります。

これもまた、実例を好む群衆の性質に
よるところでしょう。

また、明確な失敗がなくても
『論議の的』になることで
ゆるやかに威厳が失われる
ケースが
あります。

偉大な指導者も
疑われるようになると
その威厳を失っていく
のです。

だからこそ、
指導者は神聖なものであるべきです。

威厳を失わずに、
賞讃を浴び続けたいのなら
群衆をそばに近づけてはならない
のです。

『本当の姿』を見せると
幻想が崩れ、
論議のタネが生まれてしまう
ということです。

今日のまとめ

『威厳』は畏怖、感嘆を含んだ
魅力である。

『威厳』には2種類ある
・後天的威厳:家名、資産、評判
・人格的威厳:天性のもの

失敗したり
論議の的になると
威厳は失われる

最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

ご意見、ご感想など
いつでもお待ちしています!

また、明日も更新するので
よかったら見てくださいね!

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