「呪い」を解く方法! 私の「呪い」体験談
これまで、
『野生の思考』を読んできました。
この本の主題は
当時、西洋で根深かった
「未開人の思考は文明人と比べ遅れている」
という思い込みを打破すること
いわば、西洋全体にかかっていた
「呪い」を解くことでした。
「あたりまえ」と思っていたことが
レヴィ・ストロースによって
変わってしまったわけです。
『野生の思考』という本によって
新たな知識、見方を身に着けたことで
「呪いを解いた」わけですが
そもそも、なぜ呪いに
かかってしまったのでしょう?
…
私が思うにそれは
「みんな」がそう言ってたから
ではないかと思います。
ここで言う「みんな」の大きさは
その時々によって違います。
『野生の思考』が書かれた時代における
「未開人は遅れてる」と言っていた
「みんな」は西洋全体の「みんな」
だったのでしょう。
…
私に身近な「呪い」の例を
一つ考えてみます。
「働き続けなければならない」
という「呪い」です。
私は両親と
母方の祖父母とともに
暮らしていました。
両親はフルタイムで共働き
祖父母も、70歳近くまで
みっちり働いていました。
そういう家庭で育ち
製造業の会社に入社
60歳を超えても働く方が多い会社で
私の所属する課では、
担当者の3分の1が60歳以上です。
私からすると
「みんな」が老人になっても働いている
という環境で育ってきました。
私も、特に疑いなく
イヤであろうと、苦しかろうと
「老人になるまで働く」んだ
と思っていました。
…
この
「働き続けなければならない」
が「呪い」であることを
最近実感しました。
きっかけは、
とあるコミュニティーに
所属したことでした。
そこには、様々な方が居て
定職に就かずとも
楽しく暮らしている方も
多くいらっしゃいました。
そういった方々と関わる内に
「働き続ける人生」は
一つの選択肢でしか無い
という事がわかり
呪いが解けたわけです。
…
「呪い」を解く方法、それは
自分にとっての「みんな」を広げること
なんだと思います。
広げるための方法は
「本」であるし、または
「人」であると思います。
個人的には
今までと違う「人」と付き合うのが
オススメです。
「本」でも、その他の情報源でも
効果はあると思うのですが
やはり、人は人と直接接するとき
影響を最も受けやすいからです。
新しいコミュニティーに飛び込んで
呪いを解いてみませんか?
…
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