2022年 VTuber Live2D 個人的総評
飯か寝るかVTuberのツイートしかしてない系Live2Dモデラーのrariemonnです
毎年年末にVTuber向けのLive2Dに関する個人的なまとめをしており、今年もその時期がやってきました
↓今までのまとめ記事
未だ増加するLive2Dモデラー
こちらはLive2D社が毎年行っているイベントであるalive2022の基調講演から引用した画像です。
2021年もLive2Dの販売数が爆増していたのですが、2022年も同様に販売数が増加しているようです。
海外での販売が国内を初めて超えたようで、海外でのLive2Dの躍進が目立っていますね。実際、Twitterで海外の方のLive2Dの作品動画が流れてくることが多く、自分も実感として海外モデラーが増えている印象があります。
VTuber全体の人数としては、ユーザーローカルさんの記事を引用させていただき、私の方で下図のようにプロットしました。
2022年11月28日に20,000人を突破したとのことで、
毎年「今年こそはVTuber増加も落ち着くかなあ」と思うのですが、グラフの通り増加速度は変わらないようです。
ただ、これはデータに伴わない肌感覚なのですが、国内の新規のVTuberはまだまだ多いものの若干落ち着いてきたかなと思っています。
先ほどのLive2D販売数のデータ的に海外モデラーが増えているので、海外案件が増えて国内は多少減っているのではないかなと思っています(データはないですが)
制作コストの増加
これは去年も書いていたのですが、今年は仕事をしていて実感として制作にかかる時間が増えたなあと感じました。
要因の一つとして差分の多い案件が増えたという事が考えられます。
VTuber文化も5年くらい続いているので、ただ差分も何もないものを出すという方が珍しく、今は髪型や衣装や表情差分などが基本的に入っている事が多いです。
また、モーションを制作してキーで再生したり、アイドルモーションとしてループモーションを作る案件などなど、作り込みが増えたなと思います
依頼するクライアント側としてもクオリティが上がっていく代わりに以前よりコストが高くなったのではないかなと思います。
私も今年は慣れない制作内容をやる事が多く大変だったのですが、逆に鍛えられたなと思いました。
大手企業の参入続出!
つい先日、アイドルマスターの新プロジェクトとして、
PROJECT IM@S vα-livが始動しましたね。
PANORAさんの記事によると、
とのことで、配信者としてのスタイルで進めるようです。
その他、ラブライブでもVTuber璃奈ちゃんとしての動画を投稿していたり、大手企業がVTuberに近しいコンテンツとして続々参入している気を感じ取れます。
もちろん大手ですと3D技術があるので、3Dでの活動が多いのではないかなと思いますが、今後企業系VTuberが増えれば、Live2Dの形で活動する方も出てくるのではないかなと思います。
ポケモンでも配信者としてのキャラクターであるナンジャモちゃんが登場して話題になりましたが、VTuberというか配信者というものが一般化していってるなと感じますし、大手が参入するほど評価されているんだなと、VTuberオタクとしては誇らしい気持ちになります。
まとめと展望
今年は一言で言えば、順調な年だったなと思います。
大きな変化があった年という感じはありませんが、順調にVTuber界隈が盛り上がり、順調にLive2Dの技術も成長したのかなと思います。
ただ、今後はただ単純にLive2Dモデルを作るというのが陳腐化して、もう一味必要になったりしていくのかなと予想しています。
例えば、先述の通りアイドルモーションを作るなどの一工夫のイメージです
また、フリーランスとしてのLive2Dモデラーの立ち位置のあり方もどんどん変わっていき、対応する力が必要なのではないかなと思っています。
ガチでふんわりとした事しか言えませんが、VTuber文化が長く続いているゆえの業界の変化をいろんな場所で感じることが多く、Live2Dモデラーもその潮流の変化に合わせた対応や様々な仕事にシフトしていく必要があるのかなと思います。まあフリーランスとしては当たり前のことですけど。
私も来年の仕事がぽつぽつと決まり始めていてこれからとても楽しみです!
みなさんも良いお年を!
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