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Noteに「今月なんも書いてないけど?」って言われたんで最近読んだ・読んでる本でも記録しておくかぁ

タイトルの通り。

おおむね読んだ時系列順に書いておきたいんだが、並行で本読むタイプだから多少前後するかも。
これは個人的重要情報なのだが本を調べる時はぜってーWikipediaとかで調べないでね。ガッツリネタバレが書いてある。なんならGoogleで検索するのもちょっとアブナイから図書館の館蔵検索からのほうが安心。古い名作ばっか読んでるけど(確実におもろい名作を読んだ方が気が楽だよね)まだ読んでないオタクは...…ネタバレに気を付けようね!
マンガはどうせ調べたら一番上に出てくるから作者名は割愛させてもらうぞ。

文章には手癖でネットミームが入ってたりする。苦手な人は...…知らん!


《バスカヴィル家の犬》 アーサー・コナン・ドイル

高校ん時に普及版?読んだ覚えあるけどあらすじ以外なんも覚えてないし、大逆転裁判の話にも出てきたから読んだ。あと誰だか覚えてないけどホロの誰かが「ホームズならまずこれ」とすすめていた。
おもしろかったけどそんなに突出してめちゃくちゃよかったわけでもない。オーディオブックで読んだので演技というか過程を楽しんでいた節がある。結果がすべてじゃねーんだ!(言い訳)

《オリエント急行殺人事件》 アガサ・クリスティ

Twitter見てたらオリエント急行殺人事件の核心的ネタバレっぽいツイートを見たのと、D+の配信が終わりそうだったから急いで読んだ。でもすぐネフリにも上がったから別に急がなくてもよかった(結果論)。
核心的なネタバレっぽいところは結局合ってたが、知っていても普通におもろかった。こんなの思いつくなんてクリスティ女史ってチョーS(mart-ass)だよなぁ!おすすめだ。
映画もおもろかったがシネマティック意識なのか原作になかった箇所がかなり「これいる?」だったな。個人的には原作のほうがいい味してる。
ポワロ、なんでクリスティに嫌われているのかがちょっとわかった気がする。選ぶなら断然ミス・マープルが出てる話のほうが食べやすいよな。でもたまにはポワロもいいんだろうなこういうのはな。

《バートラムホテルにて》 アガサ・クリスティ

おっかぁが持っていたらしい訳本を読んだ。古い本なのでかなり訳文が固かったが脳内で英語に変換しながら読んだ。ミス・マープルは重要ネームドキャラであることを知らずに読んでいたから、「なんだこのばあさん!?」ってなったわね。こういう経験も逆に新鮮でよかった。事件発生→事件解決→詳細補足みたいなミステリあるある構成って感じじゃなくて、こう...(これ以上は言えないか)おもろかったけどラストがちょっとどういう気持ちなのか分からなかった。

《書斎の死体》 アガサ・クリスティ

クリスティの別の作品読みたいからなんとなく。オリエント急行の時も思ったけどキャラクターが!多すぎるッピ!覚えなくてもよいだろうが今喋ってるこのひとはだれ???という状況に陥るのがヤすぎる。ホームズと比べるとやっぱ登場人物が多いんだワ...…(イメージ)。
オーディオブックで読んだので、ミステリというよりはやり取りを楽しんでいた。演者が上手かったですわね~やっぱ聞きやすくて演技に浸れる演者は大事ね。

《緋色の研究》 アーサー・コナン・ドイル

これがホームズ初登場作ってマジ?初登場のわりに態度がデカすぎるだろ...…だがそれでいい!
ラーメン定食って感じの味わいで何も文句のつけどころさんが無い。
ホームズってキャラを定義する式みたいな作品。この作品は個人的にかなりよかった。ホームズ100%のストレートジュースって感じ。おすすめだ。個人的にはシンプルにこれから読んでもいいと思うんだよね(ホームズエアプ)。

《十角館の殺人》 綾辻行人

オイそんなのありかよ!
って感じだ。ミステリ読んでいるときはだいたい思考停止で傍観してるから、「実はこうだったんだ」って説明パートがかなり詳細で分かりやすかった。話のフローがしっかりしていて...…それでいてべたつかない。トリックはクリスティをリスペクトしたのかな?かなりおもろです。おすすめ。
ブックオフで買ったのだが最初に行った店にそもそも在庫ないし中古でも普通に高かったので、マジで評判の作品なんやなぁって思ったね。機会があったら他の作品も読んでみようかしら。

《スローターハウス5》 カート・ヴォネガット

ヴォネガットの名前はだいぶ前から知っていたし、この作品もいつかは読んでみようと思ってはいたが、なんだか暗い雰囲気の本かなぁと名前でビビって読んでいなかった。
結果からいうとそんなことなかった。確かに作者の意図と本のなり立ちは最初に言った通りだし、「虐殺に関して書くことは何もない」という意志も感じられた。でも話の雰囲気というか、語り的にはむしろ明るくて可笑しかった。灰色の瓦礫の上に敗残兵が歩いていて、なんとなく生き続けようとしている。それを冬の日差しが照らし出している風景は苦しくて渋いもののはずなのに、文章の感触としては暖かい。そらー名作って言われるわけだよ。かなりエリジウム的感触がする作品だった。おすすめだ。
ちなみに話の中で「スローターハウス5」をドイツ語で言うくだりがあったのだが、グランブルーファンタジーをやっているので「5」だけは読めたのうれしかった。

《タイタンの妖女》 カート・ヴォネガット

平沢進の楽曲に「時間等曲率漏斗館へようこそ」というのがある。その名前の大本がこの本だというので読んでみたが(ヴォネガット繋がりでもある)、かなり面白かった。
ヴォネガットって1959年の時点ですでに片方同意の上のネトラセをやっていたのを知って衝撃だった。話の展開もしなやかに流れているのに、二転三転してとても気持ちがいい。「こいつカスやしまあ...」→「さすがにそこまでされる謂れはない!」→「あれ?こいつのほうがカスじゃないか?」→「ん~?これだれが悪くて誰が悪くないんだ???」になってた。すげーおもろかった。これもスローターハウスもかなり初期の作品らしいが、一貫した哲学が前面に押し出されており「俺のモットーはこれや!」って感じでとても好き。これは前もって言っておくが全編通してカスじゃない主要キャラはほぼいないので、安心して全員が苦しむのを眺めるくらいでちょうどいいと思う。
作者は各章タイトルでかなり遊んでて、そういうことかよ~~~wってなれるので、言葉遊びとかくだらないジョークが好きな奴にもおすすめだ。訳本はどうなってんのかは分からん。多分原文のほうがいいんじゃないんかなこういうのは。やっぱどうしようもないんだよな、ダジャレの翻訳は。
ちなみに訳本も近所の本屋でちょっと読んで確かめたけど、「時間等曲率漏斗」の言葉ぢからの1/100にも満たないダサさだった。
ちなみに個人的に「水星の歌」という表現がめっちゃくちゃ気に入った。

《時間封鎖》 ロバート・チャールズ・ウィルソン

ディスコ・エリジウムのプレイ動画や配信をひたすら漁りたい時期に見た配信者さんが「一番面白かったSF」として挙げていた。でもちゃんと読んだのは図書館でヴォネガットの本を探している最中、間違って違う本棚のほうを見ていて、たまたまこの本を見つけたから。偶然のめぐりあわせが好きなんよ。ちなみに原題は《Spin》。邦題を知らないまま読めたのもよかったね。
60ページ読んだとこから既に「もうだいぶおもろいけど、あとの400ページどするの?」って感じだったが、全然問題なかった。1/3行ったとこも同じこと思った。ずーっとおもろい。寝る前に読まないほうがいいタイプの本。おすすめだ。
気になったのは、普段ならだるくて投げてもおかしくなかった「人間と人間の話だるすぎ」パート、この作品だと全然だるい~って思わなかったな。なぜなのだろうか...…話をまとめると普通にバカだるい話をずっと引っ張っててどこかでキレてもおかしくなかったのに、普通に読めた。つってもあんま本筋にかかわってない話もそこそこあるし、全部読み終わったら「やっぱあそこ要らないやん」ってなるかもしれん。楽しみやね。

240513追記:
先日通して読み終わった。やっぱ人間がなんかごちゃごちゃしてるのだるすぎ~w すみませんバカが反知性の動きしてるのと人間と人間の関係性が近づいたり離れたりまた近づいたり離れたりしてんのクソだるいので全部削ってもらいたいです~w(クレーマー)
サイファイを求めて読んでるからこの辺マジで全部いらない。ハリーウッドでやってくれって感じだった。
まあでも全部が全部ダメなわけでもない。僕はなんだかんだ結末知りたいから読んだってのもあるけど、書き方の影響なのか嫌悪感はなかったな。後から振り返ると「あそこ全部いらんやん」にはなるけど、読んでて嫌ってわけでもなかったね。ただ怪現象と科学のほうに重みを置いてほしかったっていうか好みの問題だな、これは。ヒューマンドラマ?っていうんですか?が好きな人なら面白く読めるんじゃないかな。ガチガチのサイファイがサイとファイをやっているのが好きで人間がどうこうやってるのはいらないタイプは微妙かも。

《星を継ぐもの》 ジェイムズ・P・ホーガン

OWオタクがすすめる本その2。いや僕もうOuter Wildsですね。アメリカ語だから原文で読みたかったが、この際話さえ摂取できればいいやと思って図書館にある訳本を借りてきて読んでいる。
今50%読んだ辺りだがおおむね期待した通りの「OW成分」を出してくれてる。宇宙といえばやっぱ「途方もなさ」大事よね~どうやらトリロジーになっているらしいがこういうのって訳本が全部そろってる方が稀...稀じゃない?
この時点でももうオドロキの事実!って感じの話がいくらかされてるけど、まだどうなっていくのかがまったく見えてこない。こういうのがねぇ一番楽しいんだわ。サイファイサイコー。

240513追記:
読み終わった~面白かった!だいたいOWオタクが好きな要素が全部入っているので文句は一切ないな。全体通してのコンセプトからしてOWと似通っているところがあるしそりゃそうなる。原文で読みたかったかもな~これは。英語で読めたらもっと感情を感じられたと思う。
シリーズものらしいがこれ1作でもスッキリ終わるのはかなり良い。シリーズもの特有の冊数がかさばってくると「流石にもういいかなー」になるやつがない。これでいい人はこれ1作読めば満足できるし、まだ掘りたい人も続き読めるってのはありがたいね。
ただ問題があるとすれば図書館には2作目までしか置いていないところかな...…そもそも出版されているかどうかも分からない。


ここまでが「読み終わった本」。こっから先は「まだ読み終わってないやつ」だ。今までの感想をざっくりかいてあるが全部読み終わったらひっくり返らないとも限らないぞ。

《宇宙消失》 グレッグ・イーガン

OWオタクがすすめている作品。英語版はどこにも無かったから仕方なくブックオフで中古の和訳本を買った。ちなみに原題は《Quarantine》
攻殻機動隊とカウボーイビバップ見ててよかったなぁ~って思ったね。この辺で「慣らして」おいたのはでかかったと思う。つってもイマドキサイバーパンク世界観ミリも知らん奴そうそうおらんやろ...…って感じだが。
バックグラウンドの描写に力入れてるけど、そのせいかまだ全然話の全体像が見えてこない。最近は英語を読みたい時期だからこの本を終わらせるのはかなり先になるんじゃないかな。


《税金で買った本》

https://yanmaga.jp/comics/%E7%A8%8E%E9%87%91%E3%81%A7%E8%B2%B7%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%9C%AC

アプリで読んでいたけど、漫画アプリが多すぎていつの間にかどれにどの作品が連載しているのか分かんなくなって全部チェックするのだるくてやめちゃうこと、ない?ある。
最近またTwitterで見て「そういえば最近よんでねーな」つって読んだけど、これを読むと早瀬丸さんのことしか考えられなくなるからマジで怖い。好みのツラすぎる。作者も理解ってるからめちゃくちゃ色んな早瀬丸さん描いてる。ハッピーハッピーハッピー。
あとこれシンプルにやばいと思うんだけども、74話のカラー扉絵の今村さんありえんドスケベの恰好してる。なんだこれ?こんなことが許されていいのか。
全然そういうノリじゃあないんだけどマジでどのキャラもサイコーだ。まあ僕は早瀬丸さんが一番すきだけどね。
本が好きだから図書館と本が好きなやつがテーマの漫画、おもろくないわけないんだよな。おすすめだ。

《メイドインアビス》

https://webcomicgamma.takeshobo.co.jp/manga/madeinabyss/

こないだセールになったし原作読んでみた(アニメは見てた)。シンプルバカおもろくてワロタねぇ。アニメって出来がよかったんだなぁと漫画を読むことで認識する。やっぱちゃんと漫画に書いてある展開をしっかりやってくれる「だけ」でいいんだよな。アニメ化は。うんうん。
それにしてもクリーチャーの見た目とかなれはてのデザインとかいちいちセンスが光る作品だな。もっと過酷になるのが分かり切っているのに他にどんなのがあるのか知りたくてしょうがねえや。憧れは止められねえんだわ。「村」まわりの話がまじでえぐくてサイコーだ。おすすめだぞ。
まだ知らないパートまで読めてないが、またアニメ頭から見返したくなってきたな。まだ配信してんのかな...…
ちなみに一番好きな見た目をしているのはベラフ(成れ果てのすがた)だ。

《魔法少女にあこがれて》

https://storia.takeshobo.co.jp/manga/mahoako/

エロあるよ(笑)と聞いてアニメ見たクチだ。こないだ原作セールもやってた。作者の前作もチラチラ読んでいたが、いつのまにかこんなエッチなのを描いていたんだ。全然知らなかった。やっぱりまほあこが激エロのモロスケベマンガだからシャドーバンされてるのかな(笑)。
エロは置いておいて普通に話の展開気になるしバトルはしっかりしてるの何?ブレイバーンの対極か?頭おかしなるで。
アニメところどころ作画ツッコまれてたけど、スケベパートは全部ちゃんとしてたし何も文句ない。これが地上波で流されていたってマジなのですか?クールジャパン...…
ちなみにこっち側の配信サイトでは年齢制限があるものの謎の光とかはない「ガチ」のブツが配信されている。ありがたやありがたや。つっても声が入っていないところもまあまああった。流石にそこまではね?って思ったが普通に声が入っている箇所もそこそこある。基準がわかんねー!
これぼくだけじゃないと思いたいのだがシバの女王と声が同じキャラもいるので「シバ...…」という気持ちが若干あることは否めない。ミカエル、ガブリエル、見てるか...…?
公式が出してるスケベなブロック崩しもあわせておすすめだぜ。

《僕のヒーローアカデミア》

アニメは全部見たけど、原作読んでなかったし無料公開のビッグウェーブに乗って読んだ。ちなみに時間制限あるのを忘れて読みたかった文化祭編間に合わなかった。バカが。
アニメまだか???????ってなって先に展開しりてえから読んでる節あるが、漫画で読んでもバカクソおもろい。アニメでは「展開はやくね?」ってなったとこは漫画ではちゃんとやってるんだな。やっぱ原作も読んでおかないとダメだね!自分が言えたことじゃねーがアニメしかみとらーん人も今のうちに読もうぜ。おすすめだ。
ちなみにジローちゃんが一番かわいいと思っている。

ってか今ジャンプラ確認したらもう公開パート更新されとるやんけ!!!

こうしてる場合じゃねえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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