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【英語表現<30秒チャレンジ>付】英語トレーニング・応援マガジン  2024.4.10発行 第657号 覚えられないから脱却する!英語学習バランス

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■英語トレーニング・応援マガジン
2024.4.10発行 第657号
英語&スキルトレーニング BizCom
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こんばんは!
ビズコム講師の松尾です。

新年度も始まり春本番の陽気の中、
皆さんの英語学習は順調ですか?

お花見、歓迎会と気分は盛り上がっても、
英語学習は盛り上がっていない
という方はいませんか?

そんな皆さんご注目の企画を受付中です。
・英語学習法Webセミナー
5月11日(土)13:00〜開催(無料)
 定着アップ「3対7」トレーニング
↑お申込み受付中

詳細は、インフォメーションを
ご覧くださいね。

では、Let's start!

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■鹿野先生の特別講義 第181回
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覚えられないから脱却する!
定着アップ「3対7」トレーニング<1>
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皆さんこんにちは、
BizCom代表の鹿野晴夫です。

5月11日(土)の英語学習法Webセミナーでは、
定着アップ「3対7」トレーニングと題して、
トレーニングバランスのお話をします。

それに向けて、このメルマガでは、
2号に渡って、予告的なお話をお届けします。

学習法セミナーでは、
メルマガで得た予備知識を深堀しつつ、
具体的なトレーニングを体験頂けます。

さて、本題に入る前に皆さんに質問です!
『皆さんの英語学習は、
 学習から記憶の定着・使用までの
 バランスが取れていますか?』

ここで、『はい』と即答できなかった方は、
おそらくご自身のトレーニングバランスを
検証したことが無いはずです。

そして、そのうちの多くの方が、
「なかなか覚えられない」
「せっかく覚えても忘れてしまう」
「覚えたはずなのに、いざとなると話せない」
といったお悩みをお持ちのはずです。

お悩みの解決には、
脳の記憶の原理を理解して、
トレーニングバランスを見直すことです。


一度覚えた記憶の定着度は約2割。
脳は、忘れるように出来ている!

記憶には、短期記憶と長期記憶があります。
<短期記憶>
 30秒以内に消滅する記憶。
 主に音韻的情報で、容量は4±1。
<長期記憶>
 年単位で保持される記憶。
 主に意味的情報で、容量は無限。

英語学習では、単語や表現の音や意味を
いかに長期記憶化するかが大事な訳ですが、
いきなり長期記憶は出来ません。

脳の海馬で作られた短期記憶のうち、
必要と判断されたものが
大脳皮質に貯蔵され長期記憶となるからです。

長期記憶にする判断基準は、
「生きていくのに必要かどうか」で、
全てを長期記憶にしないのは、
生命エネルギーの消費を抑えるためです。

短期から長期記憶への移行率を調べた実験に
「エビングハウスの忘却曲線」があります。

<エビングハウスの忘却曲線>
ドイツの心理学者エビングハウスが行った
無意味な10個の単語を覚えてもらい、
それらをどれくらい長く覚えているかの実験。
・4時間後に覚えていた単語5個(50%)
・1日後に覚えていた単語3個(30%)
・2日後に覚えたいた単語2個(20%)
 ※それ以降は緩やかに下降。

残念ながら、一度覚えたこと(短期記憶)の
歩留まりは、約2割ということです。

しかし、残りの約8割も消滅した訳ではなく、
思い出せないだけで、
1ケ月程度は潜在記憶として残っています。


忘れることを前提に、
学習を短くして、その分反復する!

翌日には多くを忘れるからといって、
忘れないようにと、1回目の学習時に、
時間をかけて反復を繰り返すのは間違いです。

8割は忘れるように出来ているのですから、
1回目の学習は短期記憶が出来たらOKとして、
時間をかけ過ぎずに切り上げます。

そして、その分、翌日以降に
復習(反復学習)を行うのです。

すると8割は思いだせませんが、
潜在記憶に残っているので、
1回目より短時間で思い出せます。

さらに、海馬が一度不要と判断した情報に
再び出会うことで、必要性があると判断し、
長期記憶に振り分ける可能性が高くなります。

一定の期間を空けながら学習することを
「分散学習」と言いますが、
言わば、脳の海馬を上手く騙す技なのです。

分散学習は回数が多いほど、
長期記憶になる量が増えますが、5回以上は、
有意差が見られないという研究もあります。

テキストを使って2〜3回反復し、
あわせて音声を使ったシャドウイング、
リピーティングを行うのが効果的です。

ぜひ、お試しください。

   ☆  ☆  ☆

5月11日(土)のセミナーでは、
定着アップに効果的な学習バランスの解説
(鹿野先生)に加えて、

恒例のQ&Aコーナーでは、
トレーニング全般に関する疑問も
チャットで気軽に質問できます。

英語で(伸び)悩んでいる
ご友人・知人にもご紹介ください。

↓詳細は下記参照

■ BizComインフォメーション
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BizCom 英語学習法Webセミナー
『定着アップ「3対7」トレーニング
Zoomによるオンライン開催【無料】
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English Trainerの創刊20周年を記念して、
学習法Webセミナーが復活します!

学習法Webセミナーは、2020年秋に、
コロナ禍の英語学習支援を目的として開催。

以降、2023年4月迄、3年にわたり11回開催の
人気イベントです(累計参加5,600名超)。

今回は、定着率を高めるコツを伝授。
「覚えられない」「忘れてしまう」
「いざとなると話せない」という方は必見です。

講師は、BizCom代表の鹿野晴夫が務め、
英語初心者から、上級を目指す方まで、
実力とTOEICスコアの両方がアップする
トレーニング法を体験できます。

Zoom開催(カメラ・マイクオフ)、
参加費無料で全国どこからでもご参加可能。

また、YouTube限定公開ビデオで
ご視聴いただくことも可能です。

1年ぶりのチャンスをお見逃しなく!

<日程> 参加費無料
【Zoomライブ】
 2024年5月11日(土)13:00〜14:20
【YouTube限定公開】
 2024年5月12日(日)〜5月26日(日)
▼イベント詳細・申込はコチラ
 https://www.bizcom.training/bizcomblog/2024/03/18/school-event-56/

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■ 話せる・書ける英語表現
<30秒チャレンジ!>
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話せる・書けるは、
英語表現のストック量で決まる!
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社員をリモートワークから
オフィスに戻す案について
話している場面です。
( )に入る単語1語が浮かびますか?
★制限時間は、30秒!

A:リモートで働く従業員の中には、
オフィスに戻ることに関するこの通知を好まない者もいるでしょう。
Some employees working remotely aren't going to like this memo
about returning ( ) the office.

B:それは社長の決定で、私のではありません。
It's the president's decision, not ( ).
とにかく通知を送信してください。
Just send the memo ( ).

B:オフィスに戻ることを望まない人たちに関して、
あなたの言う通りでした。
You were ( ) about people not wanting
to come back to the office.
5人中4人が、リモートワークを続けたいと思っています。
Four out ( ) five people want to continue working remotely.
でも、社長はそれを30%削減したいと思っています。
But the president wants to cut it ( ) 30 percent.

□ 答えはコチラです↓ ━━━━
A:Some employees working remotely aren't going to like this memo
about returning (to) the office.

B:It's the president's decision, not (mine).
Just send the memo (out).

B:You were (right) about people not wanting
to come back to the office.
Four out (of) five people want to continue working remotely.
But the president wants to cut it (by) 30 percent.

知らなかった表現、使ってみたい表現は
場面をイメージしながら「音読」しましょう。

音読だけでは定着が弱いと思う表現は、
「音読筆写」まで行うと効果的です。

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今回の出題は、
BizCom公式教材English Trainer
Vol.79 Round 1から。
生きた英語表現が満載の
「English Trainer」の詳細はこちら
https://bizcom-shop.jp/SHOP/ET0003.html
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■ EDITOR'S ROOM 〜編集後記〜
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脳は、忘れるように出来ている。

こう聞いて心が救われた方も
少なくないのでは?

私がこのことに気づいたのは
意外と早く、小学生のときでした。

クラスにいつも忘れ物をする級友が
いませんでしたか?

体育の授業があるのに
「体操服」を忘れる!

音楽で笛のテストがあるのに
「笛」を忘れる!

何を隠そう、私はそういうタイプで、
忘れ物する度に落ち込んでいました。

仲の良かった級友も全く同じタイプでしたが、
彼は悪びれることなく、こう言うのです。

「物覚えが悪いんとちゃう、
 物忘れがええんや」

なんと言う積極思考!?

この言葉に何だか救われた私は、
忘れる前提で工夫をするようになりました。

その工夫は、
「手のひらに消えない油性マジックで
 翌日の持ち物をメモする」ことでした。

帰宅して、手を洗う時、
食事をするとき、風呂に入るとき、
手のひらのメモが目に入ります。

何度も出会うから忘れない!!

これは大発見だと思い、物忘れの良い級友に
「手のひらメモ」を伝授したところ、

彼も、忘れ物小僧を卒業出来たのでした。

今号も、最後までお読みいただき
ありがとうございました。

また次号でお会いしましょう!
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◆お知らせ
 次号は、4月24日(水)発行です。
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