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ついにでましたね~パブコメですけど~
個人的には想定内な感じです。

地域連携薬局と専⾨医療機関連携薬局の認定制度

 地域連携薬局

地域包括ケアシステムの研修を修了した常勤薬剤師を⼀定数以上配置すること。
⼊退院時の医療機関との情報連携や在宅医療に⼀元的・継続的に対応できる地域連携薬局は、他の医療機関と情報共有する体制として、地域の医療機関に勤務する薬剤師などに利⽤者の薬剤の使⽤情報を随時報告、連絡できる体制の整備、他の薬局に薬剤の使⽤情報を連絡できることなどを求めた。
利⽤者に安定的に薬剤を提供するため、開店時間外の相談応需体制、他の薬局に医薬品を提供する体制などを整備するとしたほか、地域包括ケアシステムに関する研修を修了した常勤薬剤師を⼀定数以上配置すること、在宅医療に関する⼀定程度の取り組み実績なども必要とした。

 専⾨医療機関連携薬局

癌に関する専⾨性の認定を受けた薬剤師の配置などを認定基準。
癌に関する専⾨的な薬学管理について、他の医療機関と連携して対応できる専⾨医療機関連携薬局では、癌に関する薬剤の使⽤情報を専⾨的な医療を提供する医療機関の薬剤師等に随時連絡できること、厚労省の基準に適合する団体が専⾨性を認定した薬剤師を配置するよう求めた。

 掲示

認定を受けた薬局の開設者に対しては、地域連携薬局等であることや薬局の機能に関する説明を掲⽰するほか、薬局開設者の⽒名などを変更した場合は30⽇以内に認定証を交付した都道府県知事に届出を提出するよう求めている。

現状の総括

個人的にはまず狙うのは地域連携薬局かなと思います。地域支援体制加算の延長上にあるかと思います。カンファレンスの参加、退院時加算等からこちらの地域連携薬局の要件に満たすのかと思います。
ただ、気を付けるのは、手順書の紐づけ、連絡体制図及び健康サポート薬局との兼ね合いかと思います。場合によっては近隣との連携なども盛り込まれる可能性もあるかもしれません。
来年の診療報酬改定を控えて、薬局が地域のハブになる地域の健康サポートをしていくというところを考えると、両方追うほうが間違いないかと思います。
加算としては、専⾨医療機関連携薬局の方が勉強などのコストもかかるため、高くなることは想定されますが、一般の薬局であれば地域連携薬局を狙うのが一般的かと思います。

どちらを追うにしても、先日のフォローアップも要件が一緒に絡んで出てくるかなと自分は感じています。地域に貢献しているならしっかりやってる前提で加算をつけてくると思うので・・・・。

どちらにしてもある程度は様子を見ながら進めるしかないですよね。
マイナスポイントがあり、世間的には失業率などの上昇、受診抑制など、お金がかなり廻ってない状況です。この中で診療報酬改定を行うとなると病院・クリニック側とのせめぎあいは一層厳しくなることと想定されます。

個人的には、自分の薬局がどういう薬局像を目指していていきたいかを踏まえて考えていく必要があると思います。
他で書こうと思っていますが、薬価差益で儲ける時代は終わりを迎えています。しっかり患者さんに説明をして技術料を取り、次の投資や出店、M&Aなど進めていかなければ残念ながらいつまでもは経営がもたないかなと感じています。
大手はゴリゴリと攻めてきますので、時代に合わせた経営をしながら、患者サービスを追求していく必要があるといつも思います。

ご参考になれば幸いです。

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