優しい眠り(世界と私4)
私は夜道を久しぶりに1人で歩いた。
クリスマス一色の町、
みんなが忙しそうに見える。
私は夜の散歩を楽しんで家に帰って来た。
マンションの前に立って、
マンションを見上げた、
ここで何人が生活してるのかな?
みんなそれぞれの生活があって、
みんなそれぞれの運命に従っている。
なにか不思議な感じがする。
家に帰ると祐一はもう寝ていた。
私はお風呂に入り、
部屋を片付けて、
リビングのソファに座った。
また明日からここで1人・・・
早く仕事見つけよう!
「おかえり、楽しかった?」
祐一が起きて来た。
「ごめん起こしちゃった?」
「いや、トイレに起きただけ。
また眠れないの?」
「うん・・・自分がこんなに神経質だったなんて驚き!」
「じゃ一緒に寝よう!」
「えっ?」
私たちは狭いベッドで祐一と一緒に眠ることにした。
祐一に抱かれ、
祐一の匂い、祐一の心音を聞いて私は身体の力が抜ける感じがした。
気が付くと朝になっていた。
久し振りにぐっすり眠れた。
祐一のお陰なのか?飲みに行って疲れたのか?
その時はわからなかったけど、
次の日の夜も祐一と同じベッドだと寝ることが出来た。
そして私たちは離れていたベッドを、
くっつけて寝ることにした。
つづく
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