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【関西旅行記2】「夜中になんかでかい寝言言ってたよ」と言われ、あれ、自分の寝言だったのか。

前回↓


地元組と合流、夜ご飯へ。軽食とケーキを済ませて京都から大阪へ移動した関東組は、正直大して入らないので地元組に店選びを任せた。駅周辺の地元っぽい串カツ屋さんが四十分待ちで店内狭めだったので、チェーンの串家物語へ。ちなみに前回大阪でご飯を食べた時は串カツ田中へ行った。勝手がわかるチェーン店のありがたみ。

串家物語へ入ったところで、私は串カツを食べられるテンションではなかった。サラダとデザートを持ってくる。揚げ物はカニカマと牛蒡だけやった。この牛蒡がかなり美味しくて、この店の一番の目玉はこれだ!と他の人に勧めまくった。その場にいた人間はあんまり食べてくれなかったが、これから行く人は絶対に食べた方がいい。あまじょっぱい牛蒡の漬物が串に刺さっていて、衣をつけて揚げると牛蒡がほくほくで柔らかくなる。控えめに置かれたメニューだが、控えめにでも置かれている理由がある。食べたまえ。


地元組はそれなりのペースで食べ、これくらいが普通の量よね〜というくらいの串が筒に入れられた。ふと隣のテーブルを見ると、七十代くらいのおじいさんが、我々のテーブルに置かれた全ての串の三倍くらいの串を筒に入れていた。その向かいに座っていたおばあさんは、我々の二倍くらい量の串を。すげ〜胃袋してるな。

私の隣に座っていた友人は油で胃もたれがすごいと言っていた。そういう年齢になったか、おまえ。胃もたれがすごいから今日は牛蒡を食べられないと言ってた。次は食え。逃さねえぞ。


串カツで飲まなかったのでホテル飲み。近くのスーパーで朝食やおつまみと共に酒を買う。私はついでに生八ツ橋を買った。あんこが入ってない長方形のやつ。あんこが無いからか消費期限が長め。はっ、これ、好きな餡を挟んで食べたら美味しいんじゃ?誰か検証して。

牛乳がね、蒜山ジャージー牛乳があったから買ったのね。それに合わせてちょうどいいリキュールを探したら、使い切れるサイズがクライナーしかなくて、初めてクライナーを買った。ココナッツのやつとパイナップルのやつ。

ホテルでグラスに氷を入れて、牛乳注いで、そこにココナッツミルクのクライナーを入れていく。牛乳と酒が同じ色をしていて、バレないように飲み物に悪い物を入れる悪人みたいになった。味は普通に美味しい。飲みたがった友人に一口飲ませたら、その人は翌日同じものを作っていた。クライナーの正解ってカクテルにすることなんじゃないか。瓶に余らなくて便利。

「牙飲み」という概念を知る。クライナーは一つが片手に収まるくらい小さいので、左右の手に一瓶ずつ持って、左右の口角から同時に口内へ注ぎ入れる飲み方だそうだ。飲み方としては下品だな。丁寧にグラスで混ぜればいいのに。そっちのが飲みやすいだろ。


順番に風呂入って寝る。朝方、誰かのでかい寝言を聞いて目覚める。ついでにトイレに行き、二度寝をする。起きたら「夜中になんかでかい寝言言ってたよ」と言われる。あれ、自分の寝言だったのか。普段「寝言言ってたよ」って言われたことがないから自分だとは思わなかった。

「だからダメだって言ってんだろ!」みたいなこと言ってたから、ストレス溜まってるのかな〜って思った。と言われ、最近はストレスが少ないので身に覚えがなくて驚いた。なんの夢見たんだっけ。


夜寝る前、「朝は八時に起きようって話してたけど、多分無理だから九時ってことにしない?」「いや、九時にしたら十時になる」「じゃあ八時半目標にしよう」「それで九時に出る」という会話をしていた。なんかうまく行って八時半に出発した。


続き↓


めでたし、めでたし。と書いておけば何でもめでたく完結します。