トックリティータイム
徳利にミルクティーを入れろ。
突然降りてきた天の声に、私はこう思った。「なぜ、そんなことを?」しかし、天の声は言う。いいからやれ、と。はあ〜やれやれ。やれやれ!と言う天の声に、我々は応えねばならぬ。
戸棚から行平鍋を取り出して、コトコトとミルクティーを作る。沸騰しないようにかき混ぜながら砂糖を溶かして、ミルクが絡まった薄茶色の液体の様子を伺う。火を止めて別の戸棚から器を取り出す。せっかくミルクティーを飲むというのに、今日は徳利を使わなきゃいけない。ミルクティーを作り終えた今