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「贅沢なルーティン」のある人生

先日、人生で3度目の金沢旅行に行ってきた。

金沢旅行は僕にとって、ちょっとした「贅沢なルーティン」となりつつあるが、3度目ともなると旅行も少しは小慣れてくる。1度目の金沢旅行では、金沢駅の近くのホテルをとってしまったために金沢市の中心部の行き来が大変だったが、そうした反省も活かされて、宿は近江町市場のすぐ横のあたり。温泉サウナ付きである。

1度目の金沢旅行は、いま思い返しても大変だった。たまたま豪雪の日にあたり、ホテルから金沢駅まで歩くだけでも足はびしょ濡れ。兼六園は猛吹雪で、庭園の中であやうく遭難するところだった。極寒の中で、夕方に東茶屋街にたどり着くと、多くの店はすでに閉店済み。なんとも寂しい東茶屋街の中で、一軒だけ少し長くやっていたカフェがあり、おかげで暖をとることができた。スマホを充電しながらコーヒーを飲むと、またずぶ濡れの足でバスに乗り、金沢駅からホテルまで歩いた。

最初の金沢旅行は、そんな感じでやや過酷だったが、それでも雪の兼六園は文字通りに「息を呑むほど」美しかった。

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