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全ては「一水四見」

ひとつの事柄でも、
その人それぞれによって感じ方は違いますよね。

先日受けたご相談。

お仕事のプロジェクトで発言する機会があったらしいのですが、その発言を良く思わない人から
冷たい態度を取られたりキツい言い方をされるそう。

チーム長に相談しても「そういう事には対応できない」と言われたそうです。

お仕事に行くにも毎日気が重く、どうすれば良いのか…とのことでした。

発言した内容はどうだったのですか?と聞くと
「一部の人には不都合な内容もあったと思いますが、プロジェクト的には大切な内容だと思ったので、発言したことは後悔していません」
とのことでした。

冷たい対応をしてくる人以外には発言に賛同してくれる人もいるそうです。

仏教用語に
「一水四見」
ということばがあります。

同じ「水」でも
人は飲み水と、
餓鬼は炎と、
天人は水晶と、
魚は住処と、
それぞれ全く違った見方をするという意味です。

私たちは自分の置かれている立場や都合、利益不利益などから物事を判断していきます。

ひとりひとりの立場や都合は違うので物事の見え方や捉え方も違ってきます。

なので、他人の都合で物事がどう見えているか、
どう捉えられているか、ではなく、自分にとってどうなのか。
そこをきちんと理解することが大切です。

プロジェクトの為に自分が思うことを発言し、その内容に後悔がないのであれば、それは素晴らしいことですし、それで良いと思います。

その内容に賛同する人もいれば反対する人もいて普通なのです。

全員に納得してもらう事は不可能に近いと思いますよ。とお伝えすると、
「そういう視点で考えていくと気持ちが楽になりました」
とおっしゃってくださいました。

物事の見え方はみんなそれぞれ違います。

全ては「一水四見」なのです





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