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料理の科学的・化学的な考察リスト

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科学的・化学的な考察の記事
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記事一覧

栗を使った266のレシピを集め、徹底的に分析しました

今回の研究では、栗を使った266のレシピを料理本やインターネットなどから集め、徹底的に分析…

『なぜ食材に塩をするの?』と聞かれて絶句した瞬間の話

私たちは料理人は、「塩をする」事に何の疑問も抱いてません。しかし、あなたが『なぜ野菜に塩…

”本当のハンバーグ”の作り方

どこでハンバーグを食べても、そのレベルの低さにがっかりすることはありませんか? ところで…

『食×脳×意識×心理学』:顧客にとって“真のおいしさ“とは?/サービス品質の定義と…

料理の味は、舌だけでなく心にも訴えます。 いえ、機序が逆かもしれませんね。心に訴えた料理…

あなたは家庭で『熟成』する準備は出来ましたか?

忍耐”の末に得られる「最高のお肉」 家庭での肉の熟成は、一般的には専門的な設備が必要であ…

料理の科学:完璧なレシピとその構成フレームワークを”数学的”に作る/インスピレー…

基本味の比率とその先完璧な料理は、味覚と嗅覚の総合的な評価によって決まり、さまざまな心理…

量子力学と料理:「不確定性原理と量子もつれ」”おいしさ”を加える感情のエネルギーについて

さて、今回は”料理×量子力学”について触れていきます。皆さんは「量子力学」をご存知ですか? 量子力学とは、一般相対性理論と共に現代物理学の根幹を成す理論・分野を指します。 おおそよ、料理とは関係ないと思われる、量子力学ですが、実は全ての理論の根幹を担っている学問です。最近では科学的な料理から一歩離れ、「感情」を料理に取り入れる視点に注目していますが、実は量子力学と深い関係があり、それへの準備運動だったのです。 私自身、科学的なアプローチで料理を考えることが多いのですが、

「鴨むね肉」を科学的においしく火入れする方法:温度毎の火入れ/色判定/調理損失判定…

◾️温度と時間別評価について今回検証するのは、"中心温度別の色"と"余熱の温度上昇範囲"そし…

脂肪酸が第6番目の”基本味”である証拠と解説—その「脂肪酸」を応用する方法論につ…

序文 "第6の味覚"と呼ばれる、まだ未知の領域への挑戦です。特定の脂肪酸が私たちの味覚に深く…

「野菜主役の料理」は成り立つのか?/ヴィーガンレシピの真髄とは:ダニエル・ハムシェ…

「野菜主役は成り立つのか」みたいな名代は結構、”成り立つ方向へ尊重”されている訳だが、肉…

料理の科学:「ミネラル/酵素(こうそ)/塩分/硬度(こうど)/乳酸発酵/酵母発酵」それぞれ…

目次から気になる項目を、辞書のような感覚で見てもらえたらと思います。根拠となる論文の引用…

ミネラルウォーターで”煮込み料理”/硬度(こうど)の違いが及ぼす影響について

「ミネラルウォーター」か「水」どちら?このようなツイートが話題になっていますが、実際の論…

驚きの新事実/「塩」と「こしょう」の料理科学/風味への影響・味・浸透速度のふしぎ

「塩には味の違いはない」は真実? 「塩には味の違いはない」という主張がありますが、その根…

コース料理の作り方「スープ編"Amuse-bouche" 」/フランス料理の基礎知識

はじめに最近、私はコース料理のアミューズに『スープ』を取り入れることにしています。 考えてみると、すべての料理に高度な調理技術を盛り込むことは、”必ずしも良い結果に繋がらない”ように思います。 「素材を活かしたシンプルな仕立て」、「クラシックなアプローチ」、あるいは「少し手を抜いたようなスタイル」など、様々な調理方法を取り入れることで、コース全体にメリハリと変化を与えることが大切だと感じています。 多くの有名なフランス料理店では、アミューズとしてスープを標準的なスタイル