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自分が今頑張るべきこと

私は今高校生ですが中学3年生の時からやんわりと役者になりたいという思いがありました。住んでいるところは都会には近くない田舎ですのでまあ厳しいなあと思ってました。中学3年生の時勇気を出して親に伝えてみるとため息をつかれて「はあ、何でそんなこと言う子になっちゃったかね…」と言われてやっぱり言わなきゃ良かった…と思ったという苦い思い出があります。中学3年生の時の私はテレビで活躍する役者になることが夢で、大河ドラマや学園ドラマに出たいなと思っておりました。
そして高校受験に合格して高校生になりました。7月のある日東京に旅行に行くことになり、そこでとある大手の事務所にスカウトされたのです。しかし、その時の私の服装といえばすっごく地味。真っ黒な服にデニムパンツでした。せっかくの大きなチャンスを得たのですが田舎に住んでいるということがネックとなり、結局面接に行くことは出来ませんでした。しかし、そこで諦めないのが私。その月から数々のオーディションに応募する毎日でした。しかし、ひとつも最終合格には至ることはなく…。恐らく芸能事務所70社以上は受けてきたと思います。また、大型オーディションなど受けてきたこともありますが、ひとつも合格しませんでした。また、その夏から演技のワークショップを探して参加するようになりました。初めて参加したのが地元出身の映画監督の方のワークショップ。比較的自分より幼い子が多く、台本を使用したお芝居といったものはありませんでしたが、発声練習や体を使った表現、ウォーキングなどを教わりました。そこで芽生えたのはやはり、もっともっと本格的なお芝居がしたい…!!!という気持ち。またその頃からどうしても所属したい!と思った事務所には2回、3回と履歴書を送りました。しかし、合格することは出来ませんでした。私は放送部に所属しているのですが、まあ他の部員はやる気がなく、幽霊部員ばかりでした。でもそんな逆境にも立ち向かうぞ!という気持ちで一生懸命毎日放送室に通っては発声練習を繰り返す毎日。おかげで毎週の校内放送で自分が話す番になると放送の音量を調節してくださる先生は音量を下げてしまうほど声が大きく通る生徒になりました。時は流れ高校2年生になった時から、自分の住んでいる地域で劇団や演技スクールなど演技を高められるところはないかと探していました。そして自分の住んでいる隣の市に現役で活躍していらっしゃる役者さんが講師をしていらっしゃる演劇塾を見つけたのです。もちろんここに通わない理由がない!と思った私はすぐに申し込み、通うことにしました。初めて行った時自分以外に学生の方はおらず、自分の両親よりも年上の方が多く、馴染めるのかな?と不安でした。案の定自分よりもふた周りほど年下であろう私にかなり皆さん気を使っていらっしゃいました。しかし、講師の方がここの人達はみんな映画とか出たことあるから良い刺激になるよ〜とおっしゃっていたので自分と同じ志を持って頑張っている方々と同じ空間で芝居を学べるなんて素敵なことだと思いました。その日の授業は、台本をみんなで読むということでした。初めての参加でしたが一生懸命台本を解釈し、できる限りの事はやってみました。その時は裁判官の話し合いが舞台で、私は落ち着いた話すことに根拠がある賢い裁判官の役だったので、少し声は抑え目でおしとやかに読めばこの役がどんな人なのか伝わるかな?と思い、一生懸命読んでいました。そして読み終わったあと、講師の方や周りの方にすっごく読むのが上手だね。もしかして放送部?と聞かれ、私が今まで努力していたことが報われた気がしてとても嬉しかったです。授業終わりに、ある方にどういうところで活躍したいの?と聞かれ私は大きな声を活かして大きな舞台に立つという目標があるので、舞台です!とお返事を返しました。講師の方は舞台出身だそうで、ノウハウを教えてくださいました。やはり自分はお芝居が大好きなんだと再実感しました。何より皆さん本当に一つ一つのセリフの解釈が上手で自分も一生懸命努力して、この方たちのようにいつか大きな舞台でお客さんに感動を伝えられる役者に絶対なる!と誓った日でした。その時から演劇塾に通っていますが、1回1回で学ぶことは多くあります。そこで私が今頑張ることとしては、
1 本を読む。本というものは登場人物の気持ちの解釈が必要であるため、台本の解釈に役立つと思ったからです。最近読んだ本は高山一実さんのトラペジウムです。夢を叶えるためにはとにかく行動が必要だと学びました。

2 発声練習を続ける
継続は力なりです。もっと発声力を高めて大きな舞台で自分の声を響かせたいです。これからは早口言葉にも力を入れて滑舌の強化にも高めたいです。

3  自分自身の理解を高める。
自分は今何が苦手で、何が得意なのか理解して行動に移す。最近は文章を書くことが苦手だったのしすが、校内放送の原稿を自分で書いたり、作文コンクールに応募したりとにかく行動に移しています。また、大きな声、コミュニケーション能力には自信があるので、高校でのクラス替え後でもたくさんの人と仲良くなったのは大きな長所だと感じています。

今の自分にとってお芝居とは親友のような存在になれています。もちろんこれからも演技力の向上に取り組むのはもちろんのことですが、自分自身の向上にも努めます。何があっても一生懸命立ち向かい、絶対に優れた役者になってみせるという心意気で戦います。



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