★幸せに導く一分法話★【唯我独尊の本当の意味!】
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【唯我独尊の本当の意味!】
「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)
読み方を間違えないようにしてくださいね。
「天下」のところを(てんが)と読む方が多いのですが、本当は(てんげ)と読むのです。
これは、お釈迦さんが生まれた時に、突然7歩あるいて天地を指さしこの言葉を叫ばれたというお話です。
まあ、後の人が作ったお話だと思います。
ですが、この言葉は強烈なエピソードのために、多くの人の頭の中に刷り込まれています。
ただ、本来の意味とは違った形でつかわれる事が多いですね。
「唯我独尊やなあ。」などと使う時、「傲慢で他人のいう事を聞かない。自分の思ったことしかしない。」と言ったような解釈に使われがちです。
でも、これ本当は違うのですよ。
仏教的な本来の意味は、「天上天下にて、唯だ、我、独りとして尊し」と言っているのです。
もう少し柔らかくいいますと、
「天の上にも下においてもただ命あるだけで、私たちは尊い存在なのだ」と説いているのです。
他人と比べて、劣っているとか価値がないとか、裕福であるとか貧しいとか、そんな事は何も関係ない。ただ、命あるだけで尊いと言っているのです。
だから、自分も相手も尊いから、お互いを認めあって大切にしなさい。と言う意味につながるのです。
なかなか深い言葉だったでしょ。
今のあなたの命も、もの凄く尊い価値のある命なのです。
今は何もできていなくても、自信を持って今をしっかり生きていきましょう。
だって、唯我独尊なんですからね。合掌